2010年2月28日日曜日

かす汁@ひととひと

予算¥980(大黒正宗¥350x2、千代田蔵(サービス)、かす汁¥280)

花木さん帰りの帰路、ひととひとさんを覗くと、コーちゃんの姿がありました。

【立呑処 ひととひと】
硝子戸を潜り抜け、カウンターにひとり佇むコーちゃんの横に着きます。
「かす汁ありますよ」
とママさんに微笑まれます。
この前訪れたときに
「かす汁無いんですか?好きなんですけど」
と尋ねたことを憶えての挨拶です。
客の好みを憶え、予め用意しているという周到さ、誠に素敵です。(※ただしイケメンに限る)
「実は今、花木さんで食べてきたんですよ」
実に安直に事実を伝えます。
「実は前、花木さんで教えてもらったんですよ」
実に率直にネタ晴らしをされました。

大根、ニンジン、うすあげ、竹輪に豚バラ、と花木さんにも似た具具合です。味噌味ベースなのも、花木さん譲りでした。
中中に良い感じに仕上がってはおります。ただ、全体的に味、とろみ共に少し濃いめな塩梅でした。

「お客さんから酒粕を貰ったからかす汁を作ってみたら、入れすぎてしまって、シチューのようにドロドロになってしまったんですよ」
明るく笑いかけながら、そう述べられます。
別にボクが為に用意されていたわけでは無かったようです。あくまでも偶偶有っただけのようです。別にイケメンだとかブサメンだとかは、明らかに関係なさそうです。

「これ、一杯分無いので、よろしければ呑んでいただけませんか?」
と、千代田蔵のサービスを受けてしまいました。(※ただしイケメンに限る)
スッキリとした香りに、しっかりとした味わい。道灌とは全く違った呑み心地ではありますが、結構好みです。もちろん贔屓にさせていただきます。

立呑処 ひととひと
住所:神戸市東灘区甲南町3-9-16 木村ビル1F 立ち呑みマップ
電話:078-441-0667
営業時間:17:00~23:00
定休日:無休
cp6 mf6 re6
立呑処 ひととひと@甲南町
焼肉パーリー@ひととひと
一周年@ひととひと

太田酒造株式会社
住所:神戸市東灘区深江南町2丁目1-7
電話:078-411-9456
公式サイト

千代田蔵 純米 無濾過生原酒
1800ml ¥2,520
原料米:フクノハナ(兵庫県産)
精米歩合:60%
日本酒度:+1
酸度:1.3
alc:17~18%

2010年2月26日金曜日

廣東料理 東華飯店@JR住吉

予算¥750(カラシラーメン¥750)

寒くなってくると無性に食べたくなるモノってありますよね。

気の置けない友と湯気越しに話弾む鍋とか、顆粒出しで作ったのが丸分かりのおでんを摘みながら呑む熱燗とか、歯の根が合わぬほど凍えた身体を温もらせるしゃばしゃばな山小屋風カレーライスとか、そんな冬の風物詩的な累累たる品品の数数は、夏の暑い盛りや、花粉飛び交う呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーんな季節や、枯葉舞うセンチメンタル(死語?)な時期には、あまり楽しめないと思われるのです。

それなら、なぜ、そんな事を今書くの?と、相変わらずの空気読めていないエントリーです。

【廣東料理 東華飯店】
鶏ガラスープにたゆたうは、湯切りがあまくちょっと滑る粉っぽいような中華屋の麺かくあるべきみたいな中細ストレート麺。それだけを見れば、中華料理屋でラーメンを頼んでみたら普通に出てくる何の変哲もない湯麺なのですが、そこに載せられている甘辛中華餡を混ぜて食べますと、劇的に味が変わります。
豆板醤の辛味とトマトケチャップの酸味に甘み、そして干し椎茸の旨味やニンニクの香りが拡がり、タケノコのシャキシャキとした食感、そして豚ミンチのプリプリとした旨さが味の深みを与えます。
麺、そして湯をすする度に、額に汗がにじんでいきます。最後の一滴まで一気にすすり尽くす頃には、カプサイシンさんのおかげで胃の底に日溜まりを抱えているかのような温もりを感じるでしょう。
その温もりがあってこそ、今年もまた、辛い六甲おろしを堪えていけるわけです。
そして、再びその温もりを翌日のトイレで思い出すかも知れません。

廣東料理 東華飯店
住所:神戸市東灘区住吉本町2-17-2 中華マップ
電話:078-811-4528
営業時間:11:00~21:00
定休日:火曜
公式ブログ
cp5 mf6 re6

2010年2月24日水曜日

酒処 竹富@堺銀座商店街

予算¥1,220(アサヒスーパードライ生中¥400、キリンラガー大瓶¥420、天ぷら(海老、下足、ナス、ビアッソー)各¥100)

ボクが堺を好きな理由を挙げ連ねますとここでは述べ連ねられないほどに千万無量ではありますが、その数多の一つには真っ昼間から開いとう立呑み屋が数多くある、という理由もあったりします。

【酒処 竹富】
堺の立呑み屋は酒の値段は御高めではありますが、アテが充実している店が多く、メシを兼ねて訪れますと結局の処お安くなるのではないかと思われます。
そして昼飯を兼ねての"竹富"さんです。ココもその数に漏れず、多くのアテが並ぶわけですが、そこに於いても頼みたいのは揚げたての天ぷらです。
定番の海老に、頭足類好きのボクは下足を合わせます。それから、野菜も食べなきゃね、とナスを追加。そして、ビールに良く合う春巻の皮にカルパスみたいなモノを巻いたビアッソーも頼みました。
次次に訪れる常連さんの邪魔をせぬように位置をずらしつつ、そんなモンを摘みながら、会話に耳を傾ける至福の一時。
やっぱり、堺は良い街です。

酒処 竹富
住所:大阪府堺市堺区北瓦町2-1-37 立ち呑みマップ
電話:072-232-1326
定休日:火曜
cp6 mf6 re6

2010年2月23日火曜日

八起@OK横町

予算¥1,340(豚モツ煮込¥390、レバ唐揚げ¥390、キリン一番搾り大瓶¥560)

焼豚(ヤキブタではおまへん、ヤキトンでっせ)が食べたいな、と"米山"へと向かいましたが、生憎と休みでした。
仕方なく、OK横町にある居酒屋などに入り、お茶を濁します。

【八起】
米山に行く気満満だっただけに、頼むモノといえばやっぱりホルモンです。うっとこではあまり食べる機会のない豚のホルモンなだけに、東京に来ると、何時も、いつの時でも、それを味わいたくなります。
普段口にすることのない味わいに、東京に来た気分が、盛り上がります。牛や鶏と違い、豚臭いとしか言いようのないこのくいもんが、時たま無性に食べたくなります。

八起(やおき)
住所:東京都北区赤羽1-18-8 居酒屋マップ
電話:03-3901-5843
営業時間:15:00~23:00
定休日:第1,3木曜
cp6 mf5 re5

2010年2月22日月曜日

中国料理 景山@新在家

予算¥600(やきそば¥600)

ある日の花木さん。
いつものように、酔いが廻ると何かと息巻くタケさんの姿がそこにありました。
「六甲道の中華屋で新年会をしてんけどな、あっこのやきそばはめちゃくちゃ量があんねん」
「喰っても喰っても減らへんねん、喰っても喰っても減らへんねん」
2回言ったのは大切なことだから、ではありません。ただ単に酔っぱらっていたからです。

【中国料理 景山】
注文した後で、"ん!? まちがったかな…、五目やきそばだったかも?"とも思いましたが、そこはそれ、酔っぱらい達の席での話でしたので、記憶が確かではありません。
そんな、ちょっとした疑惑を抱えはしたモノの、その不安が膨らみすぎぬうちに目的の品は運ばれてきました。
キャベツ、ニンジン、モヤシ、タマネギ、青ネギ、タケノコ、イカ、小エビに牛肉と具沢山な、噂に違わぬ大盛りやきそば。ぱっと見は、ソース焼きそばのようにも見えるのですが、そこはしっかりとオイスターソース風味の中華焼きそばなのです。
六甲道辺りでガッツリ中華といきたいんやけど、王将って気分では無いんだよな、という時には、絶好の選択ではないでしょうか。絶品の中華ではありませんが、餓えた腹にも乏しき財布にも優しき店なのです。

中国料理 景山(けいざん)
住所:神戸市灘区友田町3丁目4-13 中華マップ
電話:078-822-4176
営業時間:11:30~20:30(L.O.)
定休日:月曜
cp6 mf6 re5

------------------読了------------------ 

生活骨董 - 麻生 圭子 -

仕事柄、というか、こんなのも好きなので読んだりしますが、どうでも良い内容ですね。

2010年2月21日日曜日

2010年2月19日金曜日

俺の餃子 Nishinomiya@香櫨園

予算¥1,130(焼餃子(8ヶ)¥280、しそ餃子(8ヶ)¥350、キリンラガー中瓶¥500)

以前、香櫨園を通りかかったときから気になっていたお店"俺の餃子"
再び通りかかったので寄ってみました。

【俺の餃子 Nishinomiya】
それは、大阪一口餃子かよ、と云うほどの小振りさ。
神戸の一般的な餃子と比べると5ヶ相当(赤萬基準)といったところ。大振りな宇都宮餃子とでは3ヶ分にすら満たないかも知れない質量だ。

極極薄い皮はカリッと香ばしく、餡のシャキシャキとした歯当たりに生姜や大葉の香りが香る。本体はちんまい大阪風ではあるのだが、そのタレは神戸風に味噌だれで頂く。もちろん、お酢に醤油、ラー油を加えてでも問題はない。しかし、しそ餃子だけは新在家と同じく、"レモン汁に塩でお召し上がり下さい"と来た。
この"しそ餃子"こそは新在家で食べたときほどの衝撃は無かったのだが、タダの焼餃子に於いては、こちらの方が美味く感じたから不思議だ。

そして、今回の目的。一番気になっていた質問。新在家との関係。
真っ赤なファサードに、真っ赤な内装、そして新在家のモノと同じメニューに、全く同じ屋号。これで、"あちらさんとは、全く関係ございません"などと返ってきたらビックリだが、その辺りは予定調和、ではなく、予想通り。
彼は当たり前のように、新在家で修行をし、暖簾分けしていただきました、と云った。

神戸餃子処 俺の餃子 Nishinomiya
住所:兵庫県西宮市川西町8-4 香櫨園ビル1-D 餃子マップ
電話:0798-22-6783
営業時間:15:00~23:00(L.O. 22:00)
cp6 mf6 re6
俺の餃子@新在家

------------------読了------------------ 

十角館の殺人 - 綾辻行人 -

緻密な複線が張られたわけでもない、単なる叙述トリックだけのミステリー。
ボクは、叙述トリックってあんまり好きではないんですよね。小手先のテクニックで書かれたモノばかりで、そうだったのか、やられた、みたいな得心の終幕を迎える作品を見たことがありませんから。

2010年2月17日水曜日

2010年2月16日火曜日

生そば よし井@宿院

予算¥630(せいろ 相のり 一斤¥630)

ボクは、毎年この時期になると、あぁ、温盛を食べなければ、と堺へと繰り出したくなるのです。温盛など、ちっとも好きではないのに、新蕎麦が出ました、と聞くと、柔らかくねちゃっとした味も香りにも乏しいその食べ物を無性に食べたくなるのです。
きっと何かしらの理由を付けて、堺に行きたいだけなのだと思います。

【生そば よし井】
生卵が踊る椀に熱熱のつけ汁を注ぎ込み、香りのない蕎麦と、コシのないうどんを啜り上げる。やはり、美味いと云えるほどの代物ではない。何故それ程まで食べたくなるのだろう?といつも不思議に思う。

せいろを空ける頃合いを見計らって、最後の〆にと、蕎麦湯が運ばれてきた。熱熱の蕎麦湯を椀に注ぎ込んでいくと、残された玉子が凝固していく。
その、昆布香る甘くないつけ汁によるそれは、"ちく満"のモノよりも上品な味がした。
それを飲み終えた頃合いになって、あぁ、そういえばボクは温盛が好きなのではなく、食べ終えた後のこの蕎麦湯で仕上げる掻玉の吸いモンが好きだったんだな、などとようやく思い出す。

そんな思いを蕎麦湯を飲む度に巡らしては、また忘れ、どうして美味くもない温盛を食べたくなるのだろう、と晩秋の頃にふと、不思議に思うことになる。

生そば よし井
住所:大阪府堺市堺区甲斐町西1丁2-22 蕎麦マップ
電話:072-221-5744
営業時間:11:00~19:45
定休日:日曜祝日
cp5 mf6 re5

2010年2月14日日曜日

ENGLISH PUB SARAH’S COUNT@宝塚花のみち

予算¥1,750(Bass Pale Ale 1pint¥900、Fish & Chips¥850)

それは、ある主従の物語。帝国の英知と伝統の衣とボタンを纏った気まぐれな主は、時に熱きベーゼを、時に冷めた吐息を操って人人を虜にしていく。今日も小麦色のちびた従者を引き連れ、主は宴に繰り出していくの

まぁ、なんて魅惑的なメニューでしょう

こんなお料理ご存じかしら?

えぇ、もちろん存じてますわ、んふ

【ENGLISH PUB SARAH’S COUNT】
久久にペールエールが呑みたくなって、パブに立ち寄りました。
生ビールを呑むのなら、サクッと軽い衣を纏った鶏唐揚げがベターハーフなのですが、ペールエールならやっぱりF&Cが気分です。
イングリッシュパブではやっぱり、生ビールより美しい琥珀の色合いにフルーティーな香りが拡がるペールエール。それに、たっぷりとモルトビネガーをかけた鱈のフライが絶妙に合うんなよな、と、酢ラーなボクは考えます。そして、ちょっと荘厳でオシャレっぽい(LOL イングリッシュな雰囲気に、隣のヒトと直ぐにでも酔っぱらい特有の何の脈絡もない場当たり的な議論始まってしまいそうな立呑み屋的雰囲気が素敵なんだよな、と、始終酔っぱらいなボクは思います。
でも、この店はちょっと違いましたね。おばちゃん達が集うサテンといった喧噪に、洗浄が甘く、金属臭を感じるエール。そして、何となく間の抜けたF&Cは、なんとも言えず残念でした。
東京にゴロゴロとある居酒屋紛いの"HUB"の方がくつろげたかも知れません。まぁ、あくまでもココは、観劇した後のおばさん達の店であって、酒呑みの為の店ではない、ってだけの事です。

ENGLISH PUB SARAH’S COUNT(イングリッシュパブ サラズカウント)
住所:兵庫県宝塚市栄町1-6-1 花のみちセルカ1番館 2F Barマップ
電話:0797-81-5070
営業時間:11:00~24:00(L.O 23:30)
定休日:水曜
cp4 mf4 re5

2010年2月13日土曜日

天ぷら立ち呑み うどう@須磨駅前

予算¥1,900(ばんしゃくセット¥1,000(生中、小鉢(ウズラの玉子ニンニク醤油和)、えび天、レンコン、しいたけ、なす)、天ぷら(豆腐、トマト、各¥100)、雁木 純米無ろ過(正一合))

いつか行こうと思っていた"どまんなか"
いつの間にやら、店構えは変わらずに"うどう"という店になっておりました。

【天ぷら立ち呑み うどう】
まずは、ばんしゃくセットを頼み、その間に次なる品を選びます。どうやら海鮮と天ぷらがウリの店のようです。
いつもならば、ここは次はと造りなどを頼むところですが、今日はしこたま運動したこともあってか、身体がカロリーを求めています。そこで"ばんしゃくセット"に引き続き、天ぷら三昧と行かせていただきました。
ボッテリと厚い衣に、キレのない揚げの腕前は、所詮、立呑み屋レベルでしかないのですが、愛想の良いお姉さんや、常連さんの醸し出す活気ある雰囲気が何とも居心地が良く、長居したい気持ちにさせられます。
仕込み水をチェイサーにして呑んで貰ってるんです、と出された原酒なども気が利いていて素敵です。
立呑み屋としてみると決して安くは無いのですが、楽しい酒が味わえるお店です。

天ぷら立ち呑み うどう
住所:神戸市須磨区須磨浦通5-1-13 立ち呑みマップ
電話:078-732-3112
営業時間:18:00~25:00
定休日:不定休
cp5 mf6 re5

2010年2月12日金曜日

リトルシェフ@高砂

予算¥0(おごり)(男2人女1人)(生中¥556x3、サンタ・ヘレナ・シグロ・デ・オロ カベルネ・ソーヴィニヨン 375ml ¥1,200、サンタ・クリスティーヌ 375ml ¥1,900、沢の鶴 本醸造 生酒 300ml ¥735、10本コース(海老大葉巻、甘味噌葱厚揚げ、豚バラ巻水菜、肉詰め椎茸、蓮根カレー風味、鱚、トウモロコシ、ササミチーズ、サツマイモボール、サーモン大根)¥1,365x3、フライドポテト¥273、付出、ピーナッツ(サービス)、他)

高砂のツレが休みかどうかもわからなかったのですが、近くまで来たので気まぐれにメールなど打ってみます。
するとすぐに"今、家に居るから30分後くらいになら逢えるよ"とルミからの返事がありました。これが一時間とかであれば、また今度、となるのですが、向かう内にそれくらいの時間など経ってしまいます。
むしろこちらが遅れて待ち合わせ場所に到着。ぶらぶら、うろうろ、その後、お茶などして、ヒロシマくんを呼び出します。
選んだ店は"リトルシェフ"。久しぶりに行きたいな、と思っていたところなので、ちょうどその名前が挙がったのは、何とも嬉しかったのでした。

【リトルシェフ】
本当は20本コース辺りをガッツリと行きたいところだったのですが、ルミが10本、と頼んだので、仕方なしに10本を選びました。
先ずは海老。コレを抹茶塩で食します。大葉の爽やかな香りとプリプリの歯応えの、あっさりと軽い揚がり具合。ボクが普段行くような立呑み的な串カツとは一線を画します。ここの品はみな、一手間かけた、寿し例えたのなら江戸前的な串カツなのです。
それをポン酢だの、レモン汁だの、ソースだの、抹茶塩だの、予め味が付いているのでそのままで、だので、お好きなように頂くのです。豚バラの脂に水菜の歯応え、裏ごししたサツマイモを丸め揚げたデザート的な一品、鮭をかつらむきした大根で巻いて揚げるという発想、それぞれの品に、何かしらの手を加え、客を楽しませるというその気持ちが伝わってきます。
ボクにとって、その店を訪れたいが為に、高砂まで足を運ぼう、とまで思わせる店は、ここを置いて他にありません。

そんなこんなのコースを堪能し尽くした、という頃になって、ようやくヒロシマくんの登場です。現れてすぐさま"FXに詳しいヒト紹介して貰えませんか"ときます。相変わらずのギャンブラーっぷりです。最近は株を止めて、FXにのめり込んでいるようです。将来の夢はFXで食べていくこと、と云うから豪気なものです。
結局、二時間以上も長居させて貰いました。泊まっていけ、とルミは言いますが、明日早いので、お断りさせていただきます。この前奢って貰ったから、今回は奢るね、という言葉には素直に従わせていただきます。相変わらず、心優しき友人のおかげで、日日、酒を楽しめております。

リトルシェフ (Little Chef)
住所:兵庫県高砂市末広町2-2 タカダビル 串カツマップ
電話:079-442-7233
営業時間:17:00~23:00
定休日:月曜
公式サイト
cp6 mf7 re6

2010年2月11日木曜日

食事処 べこや@相馬

予算¥680(相馬牛ジューシーメンチ定食¥680)

それはもう、その店を訪れたいがために乗る用もない常磐線などというものにわざわざ乗り込み、本来の目的地へ到着する時間を一時間以上も遅らせる。そうまでして、相馬へと足を運ぼうかな、などとまで思わせるほど魅力的な店構えをした店を"中村城"の近隣で見つけてしまったワケだ。
そこはいつ何時開くのかな?開店時間は何時なのかな?かな?と度度足を運び、そろそろ開いていないだろうか?と確認し続けたわけだが、昼時が近付こうと、その時を回ろうと、チラリとも開くそぶりを見せようともしなかった。
ここで挙げるのは、その何とも気になった店のことなどではまったくなく、偶偶覗いた市場の横に併設されたお店のことである。

【食事処 べこや】
その肉屋の人気商品は、相馬牛とかいう和牛を使ったメンチカツだそうだ。
"みそ汁、お茶、コーヒーはセルフサービスでお代わり"自由の貼り紙も、田舎の市場に併設された食事コーナー的な雰囲気満載で、何とも好感触。
そこでは、その横の肉屋にて小売りされているメンチカツをそのまま取り出し、揚げたてを供される。
それは、ジューシーではあるがあっさり。普通に美味いのだが、ネタ的には面白味に欠ける。こんな片田舎だから、常識外れの味付けだったり、まさかこの値段でこの味とは、だったら、面白可笑しく、面白くもなく、なんとか書きようもあるのだが、平均点ちょっと上、偏差値55くらい、みたいな味の具合は、なんとも微妙である。
あえてそこで、ネタ的な要素を見出すとするのであれば、おかわり自由な"豚汁"は、おかわりし放題的な意味での原価削減的な要素もあり、そこに豚的要素は見られなかった。それはもはや、"トン汁"と云うべきものでは既になく、差詰めブタを"斤汁"といった程ではないかと、それを"貫汁"わけだ。
そんなダジャレも言いたくなるほど、使いにくいなと思った匁。

食事処べこや (鳥久精肉店桜ケ丘店)
住所:福島県相馬市中村字桜ケ丘157 肉料理マップ
電話:0244-35-2277
営業時間: 9:00~19:00
定休日:不定休
公式サイト
cp5 mf5 re5

2010年2月10日水曜日

河村酒店@信太山新地

予算¥580(揚げ出し豆腐、アサヒスーパードライ大瓶)

赤線の雰囲気は、妙に好きだったりするのです。

【河村酒店】
この時期、何処かへ行きませうか、などと、何の当てもなく流離いたい気持ちで満ちあふれてきたりしますと、大体、和歌山方面へと向かうのが常となっております。
かつて、そんな気持ちを抑え難くなった時には、牛窓、倉敷へとアホのコのように足を進めていたのですが、昨今はといえば流石にそれにも飽き飽きし、更なる地である和歌山へと足を運ぶようになってまいりました。
今回もそんな途中、一息つきませうか、と、信太山に立ち寄ります。
こんなにも景気の悪いご時世です。もちろん新地には人影は全くなく、遣り手婆の"オニーサン、若いコいるよ"の声だけが響き渡ります。そんな客引きを聞きつつも、やはりこの町は、かんなみや飛田に比べると顔見せもないから、オモロないなぁ、と思いながら通り抜け、そのハズレにある立呑み屋へと立ち寄りました。

暖簾こそ出てはいますが、明かりも点いていやしない店内。恐る恐る扉を潜り抜けると、響き渡るチャイム。やがて顔を出す遣り手婆のような笑みを浮かべる女将さん。
"何にしましょ?"で、喉が渇いた盛りやし、大瓶を頼みます。
"何んかいる?"の問いに、"何がありますか?"と聞き返します。
"揚げ出しとかは、味噌付けても美味いで、あとは、イカとか、関東煮もあるわ"との返しに、ちょっと悩み、硝子ケースを覗きこんだすえに、"揚げ出し下さい"と応えました。
そこに並べられていた予め衣を纏った豆腐を取り出し、マイクロウェーブにかけます。それに載せられた葱と鰹節。芯まで温もっていないのも、立呑み屋らしく、また、良い感じです。
ただそれだけの作業をこなすと、"TVは好きに替えて"とリモコンを渡され、"用があったら呼んで"との言葉を残し、奥へとまた戻っていきました。
それはもう、気持ちいいくらいのほっとかれっぷりです。他にお客も来ませんし、戯言を飛ばすわけにも行きませんし、ひとり寂しくビールを傾けていきます。このまま、何も言わずに出て行ったら、どないなんやろ、とか思いもしますが、あぁ、そうか、センサーがあるから、出入りは分かるんやな、などと意味もなく納得してみたり、暖簾の下を通る生足を眺めながら、今から出勤ですか、などと下卑た妄想を膨らませながら、楽しんでいきます。
やがて瓶も空く頃、"放っておいてゴメンナサイね"と女将さんが帰ってきます。圧力鍋を開け、何やら始末を付けているのは、おでんの仕込か、はたまたドテなのでしょうか。
その場所柄故、少しぐらいはボラれたりもするのかな?まぁ、高くても千円位かな?などと思いもしたりしたのですが、至極真っ当な立呑み屋価格でした。
この辺りは、府道30、204、国道26などと、和歌山に向かうときの定番なので、また一息入れるときには立ち寄るかも知れません。

河村酒店
住所:大阪府和泉市池上町1-8 立ち呑みマップ
電話:0725-43-5232
cp6 mf6 re3

------------------読了------------------ 

麦酒主義の構造とその応用胃学 - 椎名誠 -

ショーガクセー時分には、しいなまことオモシレー、タキビシテー、なワケだが、これがコーコーセー時分ともなると、あんなガキの読みモン、読んでられっか、となるわけです。
それから、時が流れ、ショーガクセー位の子を持つ身となると、再び、椎名誠オモシレー、焚火シテー、になるから不思議です。

2010年2月9日火曜日

駅前食堂 いわぶち屋@一ノ関駅前

予算¥850?(ソース鶏かつ丼セット(小鉢、お新香、なめこ汁 付)¥850?)

一関という町は、日本一のジャズ喫茶があったり、ソースカツ丼発祥の店があったり、うどんのように太い蕎麦を出す店もあったり、味噌カツを出してみたり、"ザ・まっくろ"だったり、"おっほー"だよ、と、なかなか、面白い処なのです。

【駅前食堂 いわぶち屋】
蓋を開けると、良い具合な色合いのカツが姿を現します。軽くサクサクな衣に、しっとりと柔らかい鶏胸肉。そして、それにかけられた絶妙に甘酸っぱいソース。
あぁ、何でこんなに、チキンカツには甘酸っぱい風味が合うのだろうとか、遠く宮崎の地まで思いを馳せます。これにタルタルが載っていたのなら、完璧なチキン南蛮の出来上がりです。ボクみたいなマヨラーは、この鶏かつにたっぷりのタルタルソースをてんこ盛りにして食べてみたいと夢見るほどの旨さです。
そして横には、どろどろぬめぬめのなめこ汁。子供の頃は、このずるずる具合がどうにも好きになれなかったのですが、今となっては懐かしき郷愁を誘う味。爽やかなミツバの香りに、シャキシャキとした筍の歯応えがまた堪らない味わいです。
歴史を感じさせる風情に、田舎の一食堂といったサビ具合と、旨い料理を安く食わせようといった心意気は、宮津は富田屋に同じ雰囲気を感じさせるのだが、客足が途絶えると、直ぐさま看板を下ろすような儲ける気がまるでないのでは?と思わせるやる気のなさは、どうかと思います。もう少し訪れる機会を増やしてください。お願いします。

岩渕屋旅館
住所:岩手県一関市上大槻街1-3 かつ丼マップ
電話:0191-23-5019
営業時間:8:00~21:00頃、8:30~(11~3月)
定休日:不定期
公式サイト?
cp6 mf7 re6

2010年2月7日日曜日

魚屋の鮨 山橋@ 大日商店街

予算¥350(〆鯖巻¥350)

節分という、巻寿司を公開するのに絶好の機会を逃す、相変わらずタイミングの悪いボクです。

【魚 山橋】
ボクは基本的に魚屋の寿しというモノを信用していません。
確かに安くてネタが良いのですが、シャリ玉がおにぎりの延長線上にある店や、そもそもシャリ玉の態を成していない、コレは寿しとは呼べんやろ、といった店まで在ります。
しかし、巻寿司となると、かなり許容範囲が広くなります。ボクの中での寿しか否かのハードルが低くなるわけです。
そしてこの"山橋"さんの巻寿司です。その魚屋の本義たるネタの質は、脂の載りよく、〆具合も程良い塩梅で、素晴らしいモノであります。柔らかめのシャリ加減が残念ですが、コレだけ大振りな巻寿司がこの値段というのは嬉しいです。

それにしても、なんともまぁ、公式サイトの立派なこと。実際の店構えはコレですからね。一瞬、全く同じ名前の店が、同じような場所に在るのかと思ってしまいましたよ、ボクは。

魚 山橋
住所:神戸市中央区大日通6-1-7 寿司マップ
電話:078-242-7404
営業時間:12:00~23:00
定休日:水曜
公式サイト
cp6 mf6 re6

2010年2月6日土曜日

スーパーハイボール@モンク

予算¥1,200?(スーパーハイボール¥800?、生中(ハートランド)¥400)

ミーヤンより、"スーパーハイボール"なる存在を聞くに至り、モンクを訪れました。

【モンク】
「どの組み合わせですか?」
と、聞かれ
「何か、鳥が画いてあるのと、ハイランドパークとか言っていたかな?ミーヤンと同じヤツでお願い」
と頼むと、この"FAMOUS GROUSE"に"HIGHLAND PARK"をトッピングさせたハイボールが出てきました。何でも、ブレンデットにそれに使われたシングルモルトを浮かべるのが、スーパーハイボールなそうです。改めて、その出典たる"BAR レモンハート"を読んでみるとそこでは、"WHITE HORSE"に"CRAIGELLACHIE"のカクテルでしたね。
しかしながら結局の処、ボクは、スコッチだのアイリッシュだのの味はよく分かりませんので、安くて美味い、神戸ハイボールで十分、といった結論です。

スタンドバー モンク
住所:神戸市灘区篠原南町6-2-10  Barマップ
電話:078-882-2212
営業時間:18:00~last
定休日:水曜
スタンドバー モンク@東畑原市場
カオナシ@モンク
豊香@モンク
ぬる燗@モンク
cp6 mf7 re6

2010年2月5日金曜日

umahalo@磯上

予算¥3,500(生中(アサヒスーパードライ)¥450x2、生酛 香住鶴(ぬる燗)一合、小鼓 純米吟醸 一合、おでん(ひろうす、あつあげ、大根)、とりからあげセット(手羽先、手羽元、もも、むね 計5ヶ)¥650)

「おでん、始めました」
と、ミーヤンから聞きましたので伺いました。
何で今更、"おでん、始めました"やねん、と云われる向きもありましょうが、それは、偏にボクの遅筆が故です。ホンマは、昨年、10月末くらいのお話でした。

【umahalo】
蓮根、椎茸、銀杏、人参、キクラゲ、山芋、オマケにゴマ、と具だくさんの"藤本食品"さんの"手づくりひろうす"を始めとした水道筋産食材の数数。実際に、ミーヤンが、あちらこちらと食べ比べた上で、選び抜いたモノを使っております。
ボクもおでんを作るときは、無骨で粗野な荒荒しさが魅力の"藤本食品"さんか、高いが、誰もが納得する旨さの"山口とうふ"さんの"飛龍頭"を使っています。

で、umahaloの"おでん"は、ですが、少し甘めの出しで、ボクの好みから外れるとは云え、結構いけてるのではないでしょうか。
でもやっぱり、ボクは、ココの唐揚げとポン酒が一等好きなのです。

umahalo
住所:神戸市中央区八幡通4-2-9 フラワーロードビル1F 居酒屋マップ
電話:078-272-5651
営業時間:11:00~15:00(LO) 17:00~23:00
定休日:日曜
cp6 mf7 re6

2010年2月3日水曜日

立呑み処 げんちゃん@板宿

予算¥940(生小(アサヒスーパードライ)¥320x2、するめの天ぷら¥300)

山を下りたからには立ち呑んでいこうと、立ち寄ります。
いつもながらの、仕事をしているか、山に登るか、本を読むか、酔っぱらっているかの人生です。ほとほと、イヤになります。晴登雨読常酔な生き方は出来ないものでしょうか、それ以上は望みません。
今日もまた、午前様です。もちろん、仕事でです。(愚痴)

【立呑み処 げんちゃん】
店の前に置かれた堂堂たる"立呑み処 げんちゃん"の看板。裏から見れば解るのですが、"立"の位置に写真が貼られ、こっそりと"呑み処"と改変されております。
その改変後の名が示すように、立呑み屋風情ではあるが、きっちりと椅子が並べられたカウンター。そして、普通の居酒屋並みに豊富なメニュー。一見安そうだが、そう安くもない、ドリンクの値段、などと、立呑み屋の皮を被った居酒屋的な店。
ボクの好みからは外れますので、早早に退散させて貰いました。

立呑み処 げんちゃん
住所:神戸市須磨区大黒町3-3-22 立ち呑みマップ
電話:078-361-6816
営業時間:15:00~22:00
定休日:日曜
cp5 mf4 re4

2010年2月2日火曜日

2010年2月1日月曜日

へんこつ@JR京都駅前

予算¥1,700(サッポロ黒ラベル大瓶¥600、底(サルベージ)¥680、厚揚げ、竹の子)

オクさんと、行きたいね、と言っていたのですが、先を越されてしまいましたので、ひとり寂しく訪れました。

【へんこつ】
世間一般には、京風はアッサリ薄味、と云った印象が植え付けられているわけですが、天一を挙げるまでもなくラーメンとかココの味噌煮込みおでんとか、案外コッテリした物が多くあります。
京風と云うのは、アッサリコッテリ、辛い水臭い、の違いではなく、素材の味を生かすために敢えて出しが薄め、なのだとボクは思っています。
もちろんここの八丁味噌の味噌煮込みおでんは、そういった定義に於いて、間違いなく京風です。
八丁味噌の辛さにテールやスジによるバリバリのコッテリ感。しかし、出しは長時間煮込み続けた素材に依るもの。その旨さたるや、ボクの拙い言葉でココで綴るよりも、数多くのレビューを読んでいただいた方が遥かに参考になるのではないでしょうか。
それでも敢えて一言だけ言わせて貰えば、ここは、関東煮は出しの旨さ、の概念を覆させられる店です。

へんこつ
住所:京都府京都市下京区木津屋橋通烏丸西入ル東塩小路町579 あすなろビル1F 和食マップ
電話:075-343-5257
営業時間:17:00~23:00
定休日:日曜祝日
cp6 mf7 re7