2009年1月16日金曜日

奥州のおっほー

一関駅前の酒屋にて購入 四合¥1,200

中尊寺金色堂の山号より戴いた"関山"の名で知られる両磐酒造さんの濁酒。正確には"どぶろく"と言った方が良いのかもしれない。
私は濁りはあまり好むところではないのだが、敢えてこの酒を買い求めた理由は、オヤジさんの好きな梟の名を冠している事と、その米の粒を豊かに湛えた澱と、肩までしか満たされていない酒の量に手作りっぽい何とも言えない味わいのようなものを感じたからに他ならない。

それを
"蓋に穴が開いているので横にしないでくださいね"
との注意を受け、恐る恐る家まで運ぶ事となった。

その蓋を押さえ、澱と上澄みを混ぜ合わせる。
ゆっくりとグラスに注がれた酒面?にプクプクと浮かび上がる炭酸の泡に、確かに其処に息づく酵母の息吹を感じた。
そしてその味わいたるや、舌先に拡がる心地よい酸味と爽やかな香り。そして濁り特有の雑味のある荒々しいコクと甘み。今回買い求め持ち帰った三種の日本酒の内、コレが最も美味しく、味わい豊かだったのは予想外の驚きである。

■両磐酒造株式会社
杜氏:高橋康
住所:岩手県一関市末広一丁目8番23号
電話:0191-23-3392
FAX:0191-23-3391
e-mail: kanzan@nnet.ne.jp

奥州のおっほー
一升(1,600ml)¥1,850 四合¥1,200
どぶろく(米・米麹・醸造アルコール)
原料米:岩手県産米100%
酸度:1.5~1.6
alc:12%
公式サイト

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