2007年7月31日火曜日

佐野ラーメン亀嘉@栃木

予算¥530(手打ちラーメン¥530)

ツーリングマップルにて今晩の宿泊地と飯処を探していると、この辺りは佐野ラーメンで有名という記述が。
もう午後九時くらいの時刻である。ラーメン屋なら閉店で追い返されることも無いであろう。そう思い、取り敢えず町中へと向かった。
ところがラーメン屋の灯りを捜し彷徨うのであるが、てんでない。
ラーメン処というのは偽りなのであろうか?この狭い町をウロウロするのにもいい加減疲れた頃、一軒看板を見つけた。(佐野ラーメンは午後七時頃にはほとんど閉店するそうです)

"佐野ラーメン亀嘉"
あまり広いとは云えない駐車場は車で溢れていた。仕方なく歩道の隅にバイクを駐め、店内へとはいる。店内も又客でいっぱいであったが、丁度一組、会計を済ませているところでカウンターの隅が空いた。

手打ちラーメンを注文する。あまり待たされることもなく出てきた。
鶏ガラや魚介系のあっさり醤油スープにかなり不揃いな手打ち麺。結構太めで、まちまちな食感が楽しい。チャーシューは豚バラで造られた柔らかいもの。この脂が無ければ物足りなくあったかも?
スープはまずまず、麺は好みといった感じであった。再びこの近くを通ることがあれば、立ち寄るかも知れない。

ただ、ツーリング中はいつもそうなのだが、高カロリーでないと身体が持たないので、もっとコッテリしたモノが良かった。カロリーは後で酒で補給するとしよう

佐野ラーメン亀嘉
住所:栃木県佐野市富岡町372-5 ラーメンマップ
電話:0283-24-8775
営業時間:11:00~14:00、19:00~27:00、土11:00~15:00、19:00~27:00、日祝11:00~27:00
定休日:木曜
参考URL

2007年7月30日月曜日

十二間楼@十二間道路

予算¥1,300(叉焼飯¥700、ビール大瓶¥600)

友人達と寿司を食べる予定であったのだが、仕事で遅くなり、一人食いっぱぐれてしまった。仕方がないので一人寂しく晩飯を食べに行く。

"十二間楼"
学生の頃、晩遅くに飯を食うと云えば、ここ"十二間楼"によく車で乗り付けたものだった。頼む料理は何時も、"ブタのエサ"と呼ばれていた"叉焼飯"である。それはラーメンどんぶりにたっぷりとよそわれたご飯、その上にはトロトロの目玉焼き、薄く切られたチャーシュー、細かく刻まれたキャベツ、そして上から醤油をかけただけの料理である。
黄身を崩し、全て混ぜ合わせながら食べる。卵かけご飯の中華版と云ったところであろうか。黄身と醤油が混ざり、ご飯と絡む。この味が嫌いな日本人は居ないであろう。
まぁ、見た目も美しくないし、決してすごく美味しいワケでは無い、しかも自分でも簡単に作ることができるのであるが、ここを訪れるとついついコレを頼んでしまう。
これは十数年経った今も変わらぬ、思い出の愛すべきブタのエサである。

十二間楼
住所:神戸市東灘区魚崎北町5-2-11 中華マップ
電話:078-451-7568
営業時間:11:30~23:30
定休日:水曜、第3木曜
参考サイト

2007年7月29日日曜日

神戸AMP@第8回甲南にぎわいフェスタ

フットサル仲間のアベちゃんが参加する"神戸AMP"のライブ。

浴衣姿というのも大人びて見え、中々良い物です。

それにしてもこの子供、ノリノリである。

2007年7月28日土曜日

明石昼寝

日帰り75km

荒田八幡神社-ニンニン亭-長田神社-移情閣-一味来福-密蔵院-宝蔵寺-玉子焼今中-明石港-舞子延命地蔵尊

天気が良いので加古川辺りまでブラブラしようかな、と思い立った。
市道山麓線の緩やかなアップダウンでウォームアップをし、熊内に差し掛かる頃には軽く汗ばんできた。今日は距離を走るつもりなので、これ以上山方面へ向かうのは止めておく。

平野の交差点より下り、荒田八幡神社を参拝する。
有名な割には小さな社である。社務所も無人であり、宮司宅も何処か分からない。電話番号こそ書いて有るが、そこまでして訪れるほど思い入れはない。
近所の奥さんがヨチヨチ歩きの子供の手を引き、本殿、摂社と参拝してゆく。如何にも地元の信仰の場と云った感じだ。
この地は安徳天皇の行宮となった平頼盛山荘と伝承されており、一日だけであるが御所となったわけである。
数枚写真を撮り、さらに西へと向かった。

長田の鳥居の袂に有るニンニン亭で豚まんを二個購入。芥子も二つ付けて貰う。これが遅めの朝食である。蒸かしたての豚まんを手に長田神社の境内へと入るが、ベンチは全てお弁当を広げるお年寄りで占められていた。仕方がないので適当な場所に腰を下ろし、頬張る。
手早く食事を済ませ、手水鉢で清めたのち参拝する。そしてぶらぶらと境内を散策。楠宮稲荷社にて赤えいの絵馬を見掛ける。痔病平癒の願掛けで奉納されるらしい。大阪の廣田神社も痔病のアカエ(赤えい)絵馬が奉納されていた。痔には赤えいが効くのか、と思いながら後にする。

明石に差し掛かった頃、右膨ら脛に違和感を感じだした。普通に漕ぐ分には平気なのだが、膝を開くように動かすと痛みが走る。大事を取って加古川行きは止めて明石散策に変更した。
先ずは昼食だ。あの"さくらぐみ"から独立した人がやってはるという"CiRO"に行ってみる。が、満席である。待ってまで食べる気にはならないので、以前から気になっていた"一味来福"に行ってみることにする。カレーうどん"ニューデリー"も気になったが、真っ当に"ぶっかけ大"を頼む。美味いことは美味いのだが、期待したほどでもないなぁ、と思っていたがどうやら店主が代わってしまわれたようだ。
カレーうどんにすべきであったのかも知れない。

腹ごなしも兼ねて、周辺の仏閣廻りをする。先ずは巨大な地蔵尊が塀の上から姿を覗かせるのが目を引く、密蔵院を訪れた。このお寺さんは大日如来が御本尊であるのだが、地上15mもあるという報徳大地蔵尊を筆頭に、油掛地蔵尊などメインは地蔵尊といった処である。油掛地蔵尊は現世御利益があるらしく、盛んに参拝されている。特に願うことが明確な訳ではないが、取り敢えずは拝んでおく。
次は標識の案内に従い、海門山寶蔵寺へと向かう。此処を訪れるのも初めてであるが、林の毘沙門さんと呼ばれその毘沙門天は明石市指定文化財となっているそうである。当然その姿を拝観することは出来ないわけではあるが。

明石港へと向かう途中、伊弉冊神社(いざなみ)の直ぐそばで玉子焼きの香ばしい香りを感じた。引き返してみると”玉子焼 今中”と暖簾が掛かっている。
それまでは"みなと食堂"にて、出汁巻きを食べるつもりであったのだが、すっかりその気持ちは覆されてしまった。
其処は、極々、小さな店でその香りがなければ百回前を通り過ぎようとも気付かないような佇まいであった。果たして私の好みに合う店と云う訳では無かったが、後に調べてみると有名な店であったようで、好みに合う人にとっては、ベストであるのかもしれない。

食い過ぎてしまった、と云う気持ちを抱えつつ、明石港の突堤まで足を伸ばした。そこで先ほど購入したビールを飲みながら、持参した本を開く。思いがけず、のんびりとした時間となってしまった。満腹の為、ビールはすすまないのだが、ゆっくりと酔いが廻り、徐々に眠たくなる。文字を追うごとに眠気はまして行き、うつらうつらと現実と夢の狭間を漂い出す。
良い天気と、良い酔いで気持ちよく為った頃、夕方の海風が吹き始める。コレは堪らんと防波堤の陰へと移動するが、風は強くなる一方である。残念ではあるがそろそろ諦め、帰路へと就いた。

荒田八幡神社(あらたはちまん)
住所:神戸市中央区荒田町3-99
電話:078-511-2108
祭神:応神天皇、素戔嗚尊、安徳天皇
参考URL

長田神社
住所:神戸市長田区長田町3-1-1
電話:078-691-0333
祭神:事代主神(ことしろぬしのかみ)
旧社格:官幣中社
神格:従四位下
札所:神戸七福神恵比須神
名神大社
参考URL

護国寺・密蔵院
住所:明石市船上町3-8
電話:078-922-4488
本尊:大日如来
宗派:真言宗大覚寺派別格本山?
開山:観賢僧正
油掛地蔵尊

海門山寶蔵寺
住所:明石市林2-1-12
電話:078-922-2635
本尊:毘沙門天
宗派:真言宗大覚寺派
開基:藤原太郎左近

舞子延命地蔵尊
高さ4m
1825年(文政8)に明石海峡を通る船の安全などを願うため作られたもの
松の木の枝の榴で台座を軽く叩くと願いが叶うとされる

移情閣(孫中山記念館)
国指定重要有形文化財(H13.11.14)
建築面積 368.53m2 
延床面積 738.46m2
移情閣 木骨コンクリートブロック造 3階建(八角三層の中国式楼閣)
1F 105.71m2
2F 99.83m2
3F 99.83m2
附属棟 木骨煉瓦造 2階建
1F 174.12m2
2F 170.27m2
管理棟 RC 平屋建
1F 88.70m2
参考URL

ニンニン亭
住所:神戸市長田区五番町7丁目8-10
電話:078-578-1708
豚まん1個¥100

一味来福
住所:明石市船上町5-3
電話:078-923-8251
営業時間:11:00~15:00(麺がなくなり次第終了)
定休日:木曜
参考URL

玉子焼 今中
住所:明石市岬町26
電話:078-913-6455
営業時間:10:00~20:00
定休日:木曜
玉子焼¥600
参考blog

2007年7月27日金曜日

敦賀ヨーロッパ軒@福井

予算¥1,050(ミックス丼¥1,050)

天候があまり良くなかった冠山登山。雨雲に包まれる中、眺望にこそ恵まれはしなかったがピークハントを終え、未舗装林道を越えた後辿り着いたのがココ、"ヨーロッパ軒"。本日、登山ツー第二の目的地である。

"敦賀ヨーロッパ軒"
年代を感じさせる外観からは、昔のホテルかレジャービルといった匂いが漂ってくる。予想していた佇まいとは異なるものの、敦賀の町並みには融け込んでいるのかもしれない。もしかして閉店しているのかもしれない、と思わせるほどひっそりとしているが、営業中という看板だけが開店を告げている。
暖簾を潜り、二階へと階段を上る。その入り口にあるショーケースには誰か分からない有名人の色紙が並び、一層俗な雰囲気を醸し出している。
飯時を外して居るためか、それとも観光客しか来ない店なのかは分からないが、他に客の気配はない。この寂れ感が一層気分を盛り上げる。席に着き一応メニューに一通り目を通し、私はミックス丼、他の二人はカツ丼を頼む。程なくして皆の前へと注文の品が並ぶ。
蓋を取ってみると、豚カツ、チキンカツ、メンチカツがウスターソースに染まり、丼に並んでいる。まずはそれぞれ一口ずつ食べてみるとする。極々細かく挽かれたパン粉に包まれたフライ、油は感じられずにカラッと揚がっている。豚カツはヒレ肉であろうか、柔らかくそれで居てパサパサとしたモノは感じさせない。チキンカツは笹身である。コレも柔らかく、揚がり具合も丁度良い。メンチカツはよくある玉葱が多く、甘みを化調やスパイスで強調したモノではなく、肉らしさを保った極めて好ましいモノであった。
余りウスターソースは好きというわけではないのだが、彼の独特のツンとした感じも無く、良い感じの味付けである。

然し、カツ丼、パリ丼(メンチカツ丼)、チキンカツ丼のそれぞれが840円である中、ミックス丼だけが1050円であるのは何故であろうか(パリ丼は二切れだけのようだからそのせいか?)。それだけが妙に引っかかった。コレで840円であれば満足であろう。
取り敢えずは福井の本店も試してみたいところではある。

敦賀ヨーロッパ軒
住所:福井県敦賀市相生町2-7 かつ丼マップ
電話:0770-22-1468
営業時間:11:00~20:00
定休日:月曜、第2・3火曜(祝日の場合は営業)
参考URL

2007年7月26日木曜日

ラーメン横綱@竹田

予算¥590(並¥590)

家を発った時刻は既に21時を廻っていたわけで、当然京都に差し掛かかるのは23時近くなる。
こうなってくると選択肢は少ない。やはりラーメン屋位しか選びようが無くなっている。"新福菜館本店"に行きたいのだが、行列に並んでまでというのはゴメンである。
一国沿いにラーメン横綱が在ったなぁ、という記憶を頼りにR171からルートを変更した。

"ラーメン横綱"
以前京都で働いていた頃よく訪れた店"ラーメン横綱"。当時はラーメンと云えば"新福菜館"の方が好きで横綱はあまり好きでは無かったのであるが、十年ぶりに入ってみた。

あっさり目の豚骨醤油。臭みは無い。少し感じる甘みが好みに合う。此にうま味唐がらし一匙、ネギはたっぷりと入れる。熱々のスープで少し熱が通ったくらいに頂く。麺はもう少ししっかりした方がいい。茹で具合まで指定できるのかどうかは知らないが。

昔を懐かしむ、というのは歳を取った証拠以外の何者でも無い訳だが、そんな感傷的な感情を抜きにしても美味しく戴くことが出来た。たまに食べてみるには良いかもしれない。其れより新福菜館の方が気になるのだが。

ラーメン横綱 南インター店
住所:京都市伏見区中島御所ノ内町23 ラーメンマップ
電話:075-603-1030
営業時間:11:00~29:00
定休日:年中無休
公式サイト

2007年7月24日火曜日

ドライブイン金森@富山

予算¥1,350(たら汁定食¥1,350)

黒部の市街地を抜けると、R8は海沿いを舐めるように辿り始めた。既に日もとっぷりと暮れ、辺りを照らす明かりも僅かな寂しい道。たまに見掛ける長距離トラックのテールランプを追い抜きつつ、何処で腹を満たそうか、とばかり考える。このまま進むと親不知子不知へと差し掛かり、益々寂しくなるばかりである。

道の傍らには矢鱈と、"たら汁"という看板が立っている。この辺りの名物なのであろうか?そう考えていると、またその看板を掲げた食堂を通り過ぎた。鱈はあまり美味しいとは思わないが、次に見掛けたら入ってみるとしよう。

"ドライブイン金森"
広い駐車場にはトラックや、車が結構な数駐車されていた。その傍らにバイクを駐め、入り口を潜る。夕飯と云うには少し遅く、晩酌するのには少し早いぐらいの頃合いである。家族連れ、カップル、トラック運転手、様々な人たちが様々な品を注文している。やはり"たら汁"を頼む人が多いようだ。それを肴に一杯という姿も見掛ける。羨ましくはあるが、新潟まで走るつもりであるから呑むことは出来ない。
ショーケースには色々なおかずが並ぶ。魚介類関係も多く、美味しそうだ。
然し、何よりたら汁定食だ、1,350円という値段は少し躊躇させるものがあったが、当然ソレを頼む。
地図を眺め、この先のルートを考えていると直ぐ、料理が出てきた。
ラーメン鉢ほどの大きさはあろうかという器に、ブツ切りにされた鱈があふれる。それと、どんぶり飯、香の物、焼き魚も有ったような気がするが記憶が定かではない、が結構な量だ。
味噌の香りが漂うたら汁は、こんなに鱈から出汁が出るのかというほどのものであり、余り好きではない私にとっても再び食べに来たいと思わせるほどのものであった。
すっかり心も体も温もり、まだまだ先のキャンプ地を目指す。

後日調べてみると、たら汁は栄食堂の評判が良いようである。次はここで食してみたい。

※写真も撮ったはずであるが、HDの片隅に埋もれているのか発見できなかった。
※後日撮影したので写真追加

ドライブイン金森
住所:富山県下新川郡朝日町境704 食堂マップ
電話:0765-83-1525
営業時間:8:30~23:00
定休日:無休
参考URL

2007年7月23日月曜日

漁師屋らーめん@JR芦屋

予算¥650(海潮らーめん¥650)

岡本の夜は早い。スタバやミスドですら一時間以上前に閉店している。
"お茶でもしようか?"と少し過ぎるくらい酔いの廻った頭で、開いてそうな店を考えてみる。カフェバーの様なところではどうせ酒を頼んでしまうので、と却下される。
というわけで何故かラーメンを食べに行くことになってしまった。満腹であるというのに、だ。

"漁師屋らーめん"
漁師屋らーめんにてナカニシお薦め"海潮らーめん"を全員とも頼む。クポはプラスぼっかけ丼だ。海潮らーめんだけ替え玉が出来ないが、もちろん(腹に)入るわけがないから問題ない。

あっさり魚介系のスープ、固めに茹でられた平打ち麺。加えられた柚胡椒の香りが爽やかさを増す。小振りな"つみれ"も中々美味い。
だが、個人的には乾しエビのトッピングが余計だ。この食感が余り合わないと思う。
冬の凍えた体であれば物足りないであろうけれど、今ぐらいの時期には此くらいのあっさりが食べやすい。
唯、値段が650円というのが気になる。ラーメンの適正価格はよっぽどのことが無い限り600円までだと思っているからだ。
この値段ではまた食べに行くことはないであろう。美味いことは、美味いのだが。

クポはぼっかけ丼の最後の一口が余計だった、食い過ぎたと嘆いている。揚げもん、肉、ビールを鱈腹喰らった後だ、当たり前である。
それにしても明らかに摂取カロリーオーバー、メタボまっしぐらだ。

漁師屋らーめん芦屋店
住所:芦屋市川西町4-25 ラーメンマップ
電話:0797-23-3900
営業時間:11:00~15:00、17:00~23:00
定休日:火曜
公式サイト

2007年7月22日日曜日

保久良さんヒルクライム

保久良神社
保久良山2
岡本八幡神社

日帰り33km
御影山手-鴨子ヶ原-キャロットダンス-渦ヶ森-珈琲館-保久良神社-岡本八幡神社-珈琲ん-新家

最近は梅雨入りし、バイクに乗れない日が続く。
不思議なもので、毎日漕いでいれば楽に登れる坂も二日も開ければしんどくなる。
晴れ間が見えたらからには乗っておかねば為るまい。バイクを担ぎ出し、坂隊ジャージを手に貧脚トレーニングに出かけた。

予定では鴨子ヶ原、渦ヶ森、保久良山、余裕があれば甲山といった感じか。いつも同じルートでアタックするのは楽しくないので御影山手から鴨子ヶ原へ入ることにする。
御影山手は奥に行けば行くほど勾配がきつくなる。そして現れたのが18%の坂。無理でした。いきなりの挫折感に打ちのめされたまま、鴨子ヶ原への階段を上る。
気を取り直し、バイクにまたがり、ゆっくりと上り出す。鴨子ヶ原は緩い道ばかりなので、息を整えながら次の渦ヶ森に備え体力を回復する。
一度谷へと下り、赤塚橋からの渦森台へのアプローチ。次の目的地はキャロットダンスに決めていた。そこでオムライスを食べ、一息つこう。

顔を伝って滝のように汗が流れる。腿にも乳酸がたまり、足を着きたい衝動に駆られる。しかし一度でも着いてしまうと心が折れてしまう。度々衝動が襲いかかるが、一度我慢できると何とかなるもので、目的地まで耐えることが出来た。もちろん完全に足が止まれば、無理な話だがそこまで急な坂はない。

昼食を摂り、足が軽くなったところで、路線バスの終着駅、渦森台4を目指す。此処は有名な夜景スポットで、車では幾度となく足を運んだ地であるが、バイクでは初めて訪れる。
割と呆気なく到着し、バイクから降りる。眼前に広がる風景に目を遣るが、1000万ドルの夜景と云われるその景観とは比べるべくもない。
曾て此処で同じ時間を共に過ごした元カノや元ツマに思いを馳せ、少し感傷的になった所で下ることにした。

次に訪れたのは珈琲館。すっかり寛いでしまい、最早ヒルクライムする気など無くなっていたのであるが、ママさんに"この後、保久良さんに上るの?"と聞かれ、"いやあぁ、どうしようかと思って"等と曖昧な返事をしてしまったが為に上る羽目になってしまった。

保久良さん参道は距離は無いが結構きつかったよなぁ、と思いながら住宅地を抜けて行く。参道に差し掛かり、コンクリート舗装に換わる頃からかなりの傾斜になり出した。特に葛折りのカーブなどフロントの接地感が無くなり、腰を上げ加重を移さないとそのまま後ろにひっくり返りそうになる。結局五度程足を着かざるを得なかった。
六甲山山頂まで足を着かずに上るのが目標であるが、その日はまだまだ先の話のようである。とりあえずは保久良山でだ。

西へと向かうが甲山まで行こうという気にはなれない。とりあえず"珈琲ん"で休憩し、その後の気持ち次第で上るかどうか決めよう。
結局再びヒルクライムという気にはなれなかったので、帰ることにする。

持ち合わせはあまりないが、新家で晩飯だけ食べて帰ろう、と思い足を向ける。
まさかこの後ババさんに捕まり、五時間も呑むことになろうとは思いもしていなかったのだが。

岡本八幡神社
住所:神戸市東灘区岡本6-10-1
電話:078-452-0796
祭神:応神天皇、神功皇后
神紋:
旧社格:

保久良神社(ホクラ)
住所:神戸市東灘区本山町北畑ザクゲ原680
電話:078-451-9435
祭神:須佐之男命
神紋:
旧社格:村社
氏子:北畑・田辺・小路・中野
式内社
社務所:鷺森八幡神社兼務
住所:神戸市東灘区本山北町6-2-28
電話:078-441-5135
参考URL

カフェレストラン キャロットダンス
住所:神戸市東灘区渦森台2-21
電話:078-822-6223
営業時間:9:00~19:00、土~21:00
定休日:火曜
参考blog

珈琲館
住所:神戸市東灘区岡本1丁目10-16
営業時間:平日 9:00~19:00 日曜・祝日 9:30~19:00 休業日:年始(1月1日~1月4日)夏季はお盆の3日間
電話:078-441-0690
参考blog

珈琲 ん
住所:兵庫県西宮市羽衣町5-19
電話:0798-23-4923
営業時間:10:00~22:00
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
参考blog

新家
住所:神戸市灘区篠原南町7-2-2
営業時間:11:00~14:00 17:00~23:00 定休日:第1日曜日、火曜日
電話:078-861-3232
参考blog

2007年7月21日土曜日

カフェレストラン キャロットダンス@渦ヶ森

予算¥1,000(本日のランチ¥1,000、牛肉と新玉ネギの炒めもの、きんぴらごぼう、ナスのトマトソースミニグラタン、ごはん、みそ汁、アイスコーヒー)

ヒルクライムトレーニングにて、昼食兼休憩場所として選んだのがここ、キャロットダンスである。
夜景を見に渦森台へと上る時、幾度となく店の前を通った訳ではあるが、実際店を訪れたのは今回が初めてであった。

"キャロットダンス"
店舗下の駐車場にバイクを駐め、二階の入り口へと向かう。階段を上りきると、はランチの看板が置かれていた。本日のランチ1,000円、牛肉と新玉ネギの炒めもの、きんぴらごぼう、他…、コーヒー付きか。コーヒー付きという文字を見るまではオムライスを食べる気満々で有ったのだが、気が変わってしまった。
店内に足を運ぶとご近所の年配の夫婦や、おばあさん方10人ほどのグループが席を占めていた。随分平均年齢が高いなぁ、と気後れしつつも窓際の席に着いた。遠く眼下には阪神高速湾岸線、そしてその先には大阪湾が広がる。さぞかし夜景が綺麗なことであろう。
汗が激しく顔を伝って流れ落ちる。ポットごとよく冷えた水がテーブルの上に置かれた。こういう気遣いが嬉しい。グラスに水を注ぎ、何杯も飲み干した。ゆっくりと疲れた体が回復していく。
程なくランチが運ばれてきた。味的にはまぁ、普通か。別に不満は無いが、驚きや感動はない。もちろんロケーションも含めて考えれば十分すぎる。
アイスコーヒーを口にし、ヒップバックの中から一冊の文庫本を取り出す。本を読み進める内にすっかり汗は引いていった。

体力も十分回復したことだし、通い慣れた夜景スポット(もちろんこの時間では夜景ではないが)を目指し、もうひと上り。
それにしても良いレストスポットであった。次回のトレーニングでも利用させて貰おう。オムライスも試してみたい事であるし。

カフェレストラン キャロットダンス
住所:神戸市東灘区渦森台2-21 洋食マップ
電話:078-822-6223
営業時間:9:00~19:00、土~21:00
定休日:火曜
参考サイト

2007年7月20日金曜日

漁港めし(蒲入水産(有))@伊根

予算¥2,000(漁港めし¥2,000(刺身(鯛・鯵・トビウオ・烏賊)、煮物(イサキ)、天麩羅(トビウオ・烏賊・蛸・白身魚・野菜)、酢の物(小鯵南蛮漬)、漁師汁(アラ汁)、ご飯、もずく酢、へしこ、香の物))

七月定例ツーリングは丹後半島の伊根の舟屋を見に行く、と決まっていた。
当初、なぎさ鮨、または、船屋の里公園で食事をする計画であったのだが、一度行ってみたかった"漁港めし"を提案してみる。
雨で延期になった事や、多数決で最も多かった事もあり、その提案が通る形になった。

"漁港めし"
漁港めしの幟に案内され辿り着いた先は、漁港の今にも崩れ落ちそうなほど朽ち果てた建物であった。然し、其処に用意されたパイプ椅子と折り畳みのテーブルは、私を安心させるに十分であった。
それほど、いつも一人で行動する私にとって、総勢十四人を引き連れるていることにプレッシャーを感じていた。後は漁港めしを皆満足してくれるか?である。”Q太郎”さんに予め電話を掛けて頂いていたので、大人数でも手配はスムーズに行った。

"人数が少なければ予約なしでも大丈夫ですか?"と聞くと、"予め御電話を頂いていた方がお待たせしません"との事。次に単独で訪れる時も予約をした方が良いかもしれない。

漁港を目の前にするロケーションは、普通の飲食店と趣を大きく異とする。後は味である。席に着き、間もなく料理が運ばれてくる。最初のお膳には天麩羅以外の料理が。その時は、少し量的に少ないか?という思いが過ぎる。もちろん此だけで町中の料理屋で食べれば三千円以上にはなる。
続けて天麩羅が運ばれてくる。そうであった、まだ天麩羅が有ることを忘れていた。果たして全て食べることが出来るのであろうか?と思わせる程のボリューム。結局は、半分ほどの人が残すこととなったのであるが。。

その時の捕れたモノで料理を作るそうだ。新鮮な烏賊が美味い。烏賊の刺身、天麩羅、どちらも鮮度が命だ。函館で食べたものの次位美味い。トビウオを食べるのも屋久島以来だ。この香ばしいハネが美味い。身もあの時食べたものより美味いくらいだ。否、屋久島では飽きていただけかもしれない。魚と言えばトビウオであった。トビウオのフライ、トビウオの干物、トビウオのつみれ、トビウオばかり食べていた。
へしこも初めて食べたが、大変美味しい珍味である。日本酒が飲めないのが残念だ。

満腹すぎて暫くは動けそうにもない。但熊は次の機会になりそうだ。
総じて見てくれは決して良くはない大雑把な料理ではあるが、満足である。又来年も必ず訪れよう。

漁港めし(価格も2,000円ですが相談に応じます)
住所:京都府与謝郡伊根町字蒲入1123-7 海鮮マップ
電話:0772-33-0266(前日まで要予約)
営業時間:昼(14時頃まで)
営業日:4月下旬~7月(他応相談)
参考URL
二年目@漁港めし
二度あることは三度ある@漁港めし

2007年7月19日木曜日

たこ焼き&ちょっとBar Garage@JR芦屋

予算¥6600(男三人 ミートボール¥300、生ビール¥450、地酒ワンカップ¥700~、)

一人ではいるには勇気がいる怪しさ爆発な外観。一軒目には物足りないが、ちょっと呑み足すのには良いか?そんな感じの店。
結構珍しい焼酎や一部でブームになっているらしいワンカップが意外と揃っていたなぁ、と云うことで向かう。

"たこ焼き&ちょっとBar Garage"
此処を訪れるのは二度目になる。一度目はカウンターにて立ち飲みであったが、今回はテーブル席が空いていたので奥へと進む。
この店のシステムはザルに予算を入れ、そこから注文した分だけ持って行くという変則キャッシュオン形式。
前回来た時にも興味はあったが食べ損ねた"ミートボールたこ焼き"なども含め適当に頼む。ミートボールに皮だけ付いているようなモノを期待していたのだが、1/4位の大きさのミートボールの欠片が入ったたこ焼きといったモノで、少し残念であった。
他にも色々食べたと思うが全て忘れてしまった。それ程ショックが大きかったということか?いや、ただ単に酔っぱらっていただけであろう。

話のネタに変なモンを食べたい時、千円くらいでちょっと呑んで帰りたい時にはどうぞ。

たこ焼き&ちょっとBar Garage
住所:芦屋市大桝町1-15 粉ものマップ
電話:0797-32-8909
営業時間:17:00~25:00
定休日:月曜
参考URL

2007年7月16日月曜日

船上山行宮

r24-どんぐり村-r24-r30-r34-船上山-r34-r289-広域農道-r151-r204-r320-r23-r205-R179-人形峠-R179-R482-辰巳峠-R482-R53-R373-志戸坂峠-R373-中国自動車道-播但連絡道-豊富PA-播但連絡道-姫路バイパス-加古川バイパス-第二神明


結局、不安であった天候の崩れも大山の南側だけで、船上山は薄曇りと云った程度のものであった。晴天時よりコレくらいの方がむしろ好ましい。
r34沿いの駐車場にバイクを停め、皮パン、ブーツを脱ぎ、動きやすい格好へと着替える。まずは東坂登山道から登り、船上神社、後醍醐天皇行宮跡を廻る予定だ。


13:15 船上山登山口 412m(GPS)
木々が伐採され、草原となった斜面より、すっくと比高100m以上の屏風岩(柱状節理)がそそり立つ。下より眺めるその姿は宛もアララト山の上に辿り着いたノアの箱船と云った然である。船上山とはよく言ったモノだ。
初めて大山を訪れた時より、彼の上に一度は立ちたくて仕様がなかった頂きだ。漸くその願いが叶うこととなる。


13:23 横手道分岐 467m(GPS)
登山道に取り付いてすぐに横手道との分岐に当たる。横手道から正面登山道というアプローチも有るようだが、正面登山道は健脚向きとの事。とりあえずは東坂登山道を辿ることにする。


13:35 船上山行宮碑 616m(GPS)
途次、曾ては山上の寺院を目指し、多くの人が参拝していた事であろう名残が、地蔵やその石段に見て取ることが出来る。森林鉄道軌道跡も気になったが、帰りに時間と体力があれば行くことにしよう。
思っていたよりきつい坂を上り終えると開けたスペースが現れた(お休み場と言うらしい)
その外れには一つの石碑が立つ。船上山行宮碑である。船上山行宮碑は一度倒壊しているようで、背後には砕けた石碑が横たわっていた。


13:45 千丈のぞき 583m(GPS)
お休み場には十ほどのリュックが無造作に置かれていた。辺りに人気はない。そこには千丈のぞきの標識が有るだけだ。
その示す先を見てみると、なるほど急坂が続く。おそらく此の先には屏風岩からの眺めが待っているのであろう。再びこの坂を戻るのは嫌だが、覗いてみたいという気持ちには逆らえない。坂を下り始める。
千丈のぞきのその突端には多くの人が恐る恐る取り付いていた。広さ一畳ほどの其の平場の上に順番に上がり、其の先に続く奈落の底を覗き込んでいる。
順番を待つ間、横に突き出した岩の先へと飛び乗る。そこから遙か先に滝を眺めることが出来る。下を覗くと凄まじい高度感に足が竦む。写真を何枚か撮り、動けなくなる前に戻る事にする。直ぐ後ろに伸びた松の小枝を抓む。もちろん体勢を崩しては何の支えにも為りはしないが、心の支えである。
団体が去っていったので、先端まで行ってみる。此方の方が足場がしっかりしている分、恐怖感は少ない。先端にはハーケンが打ち込まれ、短いザイルが結わえてある。ここから懸垂下降する人が居るのであろう。


14:04 船上神社 683m(GPS)
曾ては五十二もの寺房を誇ったという智積寺跡を辿り、船上山三所権現船上神社へと至る。五輪塔宝篋印塔や石垣を僅かに留めるだけではあるが、この地に80日程ではあるが都があった事に思いを馳せるのも楽しい。
奥の院や行宮比定地を廻り、雄滝の標識に導かれ、そちらへと向かう。下で案内図をチラッと見ただけであったが、滝の辺りから横手道に降りるルートは有っただろうか?山と高原地図には正面登山道すら載っていない。


14:25 雄滝のぞき 671m(GPS)
どうやら下への道は無いようだ。ここから先には大山方面への縦走路が続く。先ほど立った、千丈のぞきは何処か探してみるがよく分からない。
此処で引き返し、正面登山道から下りるとしよう。


14:38 正面登山道 647m(GPS)
健脚向きとは如何ほどのモノかと思いながら下る。始めは木々の根がむき出しとなった60度程の坂、否、崖と言った方が良いかも知れない道が続く。
やがて崩落した石が堆積したガレ場へと変わった。足場が悪く、次々に石を蹴り落としてしまう。下から誰も上ってこないか心配になるが、この様な時間から上る人など居はしなかった。このルートは上りに使う方が無難であろう。


14:48 横手道 577m(GPS)
屏風岩に沿って横手道は続いている。その並びを下から見上げるとそれ程高いようには見えない。斜度の緩いところを伝って上までよじ登って行けそうに見える。いやいや、止めておこう。
これから三朝温泉の無料混浴露天風呂で汗を流し、岡山で飯を食って帰ろう。そう思いながら歩いていると、ふっと何かを思い出した。
そうだ、ホーボージュン氏の講演が有ったのだ。確か八時に三宮。時計を見る。間もなく三時だ。急がなければ、間に合うだろうか?駐車場まで駆け下りていった。


15:02 駐車場 417m(GPS)
急いで着替え、バイクに跨る。此処から三宮まで250kmくらいは有るであろうか?時刻は15時15分。とすると平均で60km/h以上で走らないと間に合わない。やはりワープを使わなければ為らないであろう。
ひたすら街中を避け、谷間を擦り抜け、佐用ICを目指した。


船上山
住所:鳥取県東伯郡琴浦町山川
標高:615.6m
船上山行宮跡(指定S7.5.3)国史跡 
大山隠岐国立公園
参考url

船上山智積寺(ちしゃくじ)跡
住所:鳥取県東伯郡琴浦町山川
本尊:地蔵菩薩
開基:智積上人

船上神社
住所:鳥取県東伯郡琴浦町山川
祭神:伊弉那美命、速玉男命、事解男命
拝殿:精神修養道場・正道館を移築

2007年7月14日土曜日

たけふく@田代町

予算¥750(カツ丼¥750)

曾てはよく通っていた、今は離れてしまったがたまに無性に食べたくなる、そんな店がある。
その内の一つ、地元に愛され続ける名店"たけふく"へと出かけた。

"たけふく"
まだ昼前だというのに、店内はブルーカラー達で九割方埋まっていた。カウンターに腰を下ろしカツ丼を頼む。
この店の客は殆どカツ丼かカツカレーうどんを頼む(+玉吸の人も)。それ程この店のカツは美味い。
おじさんがひっきりなしにカツを揚げているため、待つことなく直ぐに出て来る。
脂身が少なく、厚手ではあるが柔らかいカツにトロトロの半熟卵、薄く刻まれた青葱、甘めの味付け。其れに香の物が添えられる。味付けはもう少し甘くない方が好みではあるが、このカツと卵の具合が絶妙だ。
一気に掻き込み、食べ尽くす。すっかり満足して店を後にした。この間10分にも満たなかったであろう。

次に訪れるのは一ヶ月後か?一年後か?とりあえずは此処のカツを無性に食べたくなった時である。





いつの間にか小綺麗になりました。
外観だけですが。。




たけふく
住所:西宮市田代町1-49 かつ丼マップ
電話:0798-65-8911
営業時間:10:30~15:30、17:00~20:00(土日)
定休日:金曜、第三木曜
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2007年7月13日金曜日

甲南ハイボール@摂津本山

予算¥2,450(チーズパリパリ¥300、チキンカツ¥450、ヒューガルデンホワイト生¥580x3)

五月山を攻略し2リットル程汗をかいた後、体が欲しているモノ、其れは生ビールであろう。
と言うわけで、何百回とは言わないが、何十回か、位は通った店"ハイボ"に寄っていく。

"甲南ハイボール"
Kナン大生には言わずと知れた元祖洋風居酒屋甲南ハイボール。KナンOBOGがノスタルジーに浸る以外、社会人が行くような店では無い、という向きもあるであろうが、どうして、旨い酒を安く呑むには絶好の店である。
"チーズパリパリ"などKナンOBOG以外頼む人が居るのであろうかという品を筆頭に、ツレの家で呑んでいて、一寸つまみを作りました的なメニューが並ぶ。
しかし、酒は本格的である。日本一安いと豪語する樽出しの"タプロース"や、あまり呑める店のないヒューガルデンホワイトの生ビールなどが並ぶ。
頼むのはもちろんチーズパリパリとヒューガルデンホワイト生。疲れた体に心地よく染み込んでゆく。立て続けに三杯飲み干してしまった。

マスターの変わらぬ笑顔に見送られ店を後にする。

甲南ハイボール
住所:神戸市東灘区岡本1-2-27甲南ビラ二番館 居酒屋マップ
電話:078-412-4110
営業時間:17:00~24:00
定休日:日曜、不定休(日曜営業の場合、翌月曜休)
参考URL

2007年7月12日木曜日

ぱぁライブ@フォロ・ロマーノ さとる

さとる2
さとる3
さとる4

"フォロ・ロマーノ さとる"にて、ぱぁライブ。

朝から生憎の空模様ではあったが、仕事を終え、会場へと向かう頃には小降りとなっていた。
開演時刻より二十分ほど遅れたであろうか、ドラムス、キーボード、ギター、ウッドベースの編成によるインストが始まっていた。

たいした耳を持っているわけではないが(謙遜ではなく事実として)、ツレの師匠とセッションしていた小出さん(だったと思う)が妙にかっこよくて、それ以来ベースに注目して聞いてしまう。

続いては"ぱぁ"の歌姫達。さすがにセイコちゃんは歌い慣れていて、貫禄十分であった(もちろんアキナちゃんやヒーちゃんもよかったワケだが)

演奏の合間に、キーボードのケイコさんと仏前結婚式を挙げられたというお寺さん、京都の聖徳寺(しょうとくじ)?について話をしたのだが、洛中にそんなお寺は在ったかな?とずっと疑問であった。
(家に帰ってから地図で確認してみたが、おそらくは相國寺(しょうこくじ)の聞き間違えであろう。萬年山相國寺であるならば訪れた事がある。中を通り抜けただけだが。)

久々の生音は心地よく、立ち見だったとはいえ、ついつい呑みすぎてしまったようだ。


フォロ・ロマーノさとる
住所:兵庫県神戸市灘区稗原町1丁目4-16 2F
電話:078-821-3106
営業時間:15:00~23:00
定休日:火曜
参考url

2007年7月10日火曜日

炭焼料理 炭や@阪神芦屋

予算¥13,220(男3人)

仕事帰り、携帯が鳴る。誰だろう?と取り出すとナカニシからである。"クポと芦屋で呑んでいるから来ないか?"と。
彦六に寄って帰ろうと考えていたトコだが、呑み会ならいつでも歓迎だ。今来た道を引き返し、芦屋へと向かった。

"炭焼料理 炭や"
暖かな感じのする内装、雰囲気は良い感じの店である。
カウンターの二人を見つけ、横へ座る。急いできたため汗が噴き出してきた。とりあえずは生ビールを注文する。滑らかな泡で体が冷やされてゆく。一杯目は生がよい。
この店は丹波地鶏が売りらしい。幾つか食べたことのない部位が有るので、ソレを注文してみる。しかし、尽く売り切れだという。あまりそそられる様なメニューは無いが適当に注文。
上キモは中々美味しい。つくねは辛すぎて食べられたモノでは無かった。他は平凡な感じか(丹波地鶏自体たいした事無いので仕様がないが)
美味いアテが有れば地酒に行こうかと思っていたが、瓶ビールばかりが進む。
カップルとか、女の子同士で来て、少しつまみほろ酔いに、と云うのが正しい使い方といった感じである。男三人で行くにはもっと小汚い店で串を重ね、コップ酒を飲み干す、と云うのが良い。
というわけで、早々に退散し、他の店へと移っていった。
そろそろみんなを連れて"とり徹"に行かねば為らないであろう。

炭焼料理 炭や
住所:芦屋市公光町7-12 ル・バジックB1 焼鳥マップ
電話:0797-38-4477
営業時間:17:00~24:00
定休日: 火曜
参考URL

2007年7月9日月曜日

鳥喜多@長浜駅前

予算¥580(親子丼¥580)

茶しんにて肩すかしを食らったので、直ぐ近くの鳥喜多にも寄っていく事にした(彦根でスイスというのも考えはしたのだが)。餃子しか食べていないので、まぁ、もう少しくらいはいけるであろう。

"鳥喜多"
扉を開けるとそこは満席、さらに二人が待つ状態であった。
いつもであればそのまま扉を閉め、他の店を目指す処であろう。だが、折角長浜まで出掛けて来たことであるし、歩道にバイクを停め、既にメットとグローブも脱いでしまっているのだから少しくらいは我慢することにする。少しは大人になったってトコか?
平日とはいえ、モロに昼時というのがいけなかった。待つ間、壁に貼られたメニューと他の客の注文したモノに目を走らす。やはり親子丼は外せない。プラスうどん系のモノを頼んでいる人も多く目に付く。
やがて席が空き、通される。一人なので相席となった。注文はもちろん親子丼だけで良い。

少し小振りの丼は、腹五分目と云った感じにはちょうど良い量であった。程良く焚かれたご飯に出汁の香りがする少し甘めのタレ、半熟の卵、そして中央に添えられた一個の黄身(黄身割込みというやつか)。見た目、味共にこの値段では素晴らしい。鶏肉は余り良い部位ではないが、トータルでは全然問題ない。流行るのも納得がいく。
家の近所に在ればよく通う店の一つと為るであろう。次は時間をずらして来よう。そしてうどんも頼んでみるとしよう。

鳥喜多
住所:滋賀県長浜市元浜町8-26 親子丼マップ
電話:0749-62-1964
営業時間:11:30~14:00、16:30~19:00
定休日:火曜
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2007年7月8日日曜日

宇宙軒@六甲道

予算¥1,100(餃子4列(20ヶ)¥600、ビール大瓶¥500)

"餃子、酒、餃子、餃子、酒"のような話が続いてはいるが、云うほど餃子が好きなわけでは無い。否、好きだが。
と云うわけで餃子を食べに行く。

"宇宙軒"

宇宙軒へと足を運ぶのも久しぶりだ。仕事後に向かったのでは間に合わない、と云うわけで休みの日にしか訪れることが出来ない。

注文は大体いつも同じだ。四列とクラシックラガー大瓶。
薄手のの皮に包まれた小振りな餃子に大蒜醤油、お酢、自家製ラー油を浸し、ビールで流し込む。
カリカリに焼かれた香ばしい皮をまず味わう。肉が減ったか?以前より豚臭さが感じられなくなった。しかし、人参やキャベツの甘みが程良く出ていてやはり美味い。
食べるペースに合わせて焼き上げていってもらえるのは、やはりカウンター席のみの店ならではである。
一つだけ難点を言えば、お互いの皮がくっついていて、皮が破れ、崩れてしまう事であろう。

そろそろ水餃子が食べたくなってきた頃だ。山東水餃大王か、淡水軒にでも出かけようか?否、そんなに餃子が好きというわけではないが。。

ぎょうざの店 宇宙軒
住所:神戸市灘区永手町4-2-1 餃子マップ
電話:078-851-4044
営業時間:16:00~売り切れ
定休日:日、月曜、祝日
参考URL

2007年7月6日金曜日

茶しん@長浜駅前

予算¥330(ホワイト餃子¥330)

ある日の出来事、唐突ではあるが会社で浜松餃子の話が出た。何でも丸くなっているという。ホワイト餃子?と思い、ネットで検索して見せるが、"何その丸いの?そうじゃなくて円く並んでいて、茹でたモヤシが付いているの"という。
浜松餃子は今度行ったときに食べてみるとして、一度食べてみたいと思いつつ、まだ機会の無かった”ホワイト餃子”を試しに長浜へと出かけた。

"茶しん"
昼を少し廻った頃茶しんへと到着した。駅前辺りにあると云うことしか調べて居なかったが、その異様に目立つ外観のおかげで直ぐに見付けることが出来た。
ホワイト餃子10コを注文。先に代金を支払い席にて数分待つ。写真では見たことがあるその楕円型の外観の餃子は、普通の餃子2、3個分ぐらいの大きさである。一緒にイタリアン焼きそばも頼もうかと思っていたが頼まなくて良かった。醤油、お酢、ラー油でオーソドックスなタレを作り、口へと運ぶ。
うーん、全然好みに合わない。厚ぼったく、モサモサした粉っぽい皮、肉汁も野菜汁も無いパサパサした餡、そのくせやたらに熱く上顎は火傷を負っていく。揚げ餃子否、揚げ饅頭、略して"サゲマン"といった感じの食べモンであった。
その存在を知ってから数年の歳月が過剰な期待をさせていたのであろう。そもそも揚げ餃子があまり好きではないのだ。次はイタリアン焼きそばを頼もう。

宇都宮で合計三日間、七軒程食べ歩いたが一軒も好みの店を見付けられなかった時以上の敗北感に打ちのめされ店を後にした。

茶しん駅前本店
住所:滋賀県長浜市元浜町4-10 餃子マップ
電話:0749-62-0414
営業時間:11:00~19:00(暫は9:00より販売)
定休日:毎週火曜(火曜休日の場合変更有り)
参考URL

2007年7月5日木曜日

天の真名井

大神山神社2

一泊二日 二日目568km
r45-地蔵峠-新小屋峠-鍵掛峠-r45-r158-r24-大神山神社(本宮)-r24-天の真名井

大山へと真っ直ぐに続く道。前方に望むその頂が、見え隠れしながら徐々に大きくなってゆく。弥が上にも感情が高ぶるアプローチなのだが、気持ちは冷めていった。
先ほどから降り始めた雨は、容赦なく路面を濡らし続けている。BT014よりはマシとはいえ、Qualifierでも雨天時のグリップには不安がある。リアに荷物を満載の時など尚更だ。
大山に差し掛かっても路面状況は一向に良くはならなかった。スピードも控えめに浅いバンクで抜けて行く。

"大山に来たのは間違いだったかもしれない"大山を1/4程廻った頃にはそう思い始めていた。それでも冷え切った体に鞭打ち、大神山神社を目指す。ここまで来たからにはせめて、大神山神社だけでも行かなければならない。そうでなくては何のために来たのか分からない。
いつもなら楽しいはずのワインディングも、最早、ノルマをこなすだけの仕事でしかなくなっていた。もう多くは望まない。この先、雨が酷くならない事だけを祈っていた。

大きく回り込み大山の西側に差し掛かった頃、ふとあること気付いた。いつの間にか路面が乾いている。
タイヤの温もりを感じながら、少しペースを上げてみる。徐々にリアの重さにも慣れはじめてきた。右へ、左へ、上へ、下へ、何も考えることなく体が勝手に反応する。今までの抑圧された欲望が解放される。楽しい。浮遊感は益々増していき、ついついオーバーペース気味になる。
緩い左カーブを加速しながら抜けていくと、同じく左カーブを抜けてくるダンプが目に入った。お互いセンター一杯まで脹らんでいる。一瞬ダンプに突っ込む自分を想像する。ブレーキを緩く握り、左に大きくリーンしていた体を立て直す。その瞬間、既に擦れ違っていた。
右足の爪先、右の肩、右のステアリング、確かに其処に擦れた感触が残ってる。実際には当たってはいない。1cm、否、数mm程の間隔を通り抜けた風圧であろう。当たっていたら唯ではではすまない。こっちの寿命も縮んだが、運ちゃんもビックリしたことであろう。申し訳ない事をした。
もっとマージンを取らなければ幾つ命があっても足りやしない。

すっかり緊張の糸が切れてしまった。ペースを落とし、大神山神社奥宮から真っ直ぐ下る道を米子市街地へと下りてゆく。
大神山神社本宮は奥宮に比べると感じるモノは少ないが、今回も無事であったことを感謝し、旅の安全を祈る。

さて、此処が折り返し地点だ。登りたくて病まなかった船上山へ。
その前に、折角であるから天の真名井に寄っていく。標識の案内通りにバイクを進める。広がる田園の中を抜ける頃には期待は萎んでいった。
曾ては美しき名水で在ったとしても、今は面影を留めていないのではと。山深い深淵な聖地を思っていたのだが、辺りは俗な風景でしかなかった。やがて一つの集落へと入り込んでいった。
そこで再び裏切られることとなった。そのあまりに澄み切った泉は山陰を代表する名水と云うのも納得するに余りあるものだ。船上山登山に向け、水を頂戴し、大山へと戻る。大山を走りに来たときには再びこの地も訪れよう。

(船上山行宮に続く)

大神山神社(本宮)
住所:鳥取県米子市尾高1025
電話:0859-27-2345
祭神:大穴牟遅神
神紋:二重亀甲劔花菱
旧社格:國幣小社
神格:正五位下
本殿:大社造2.5坪
札所:出雲国神仏霊場第9番、伯耆国二宮
参考url

天の真名井
住所:鳥取県米子市淀江町高井谷47
名水百選
参考url