予算¥3,350(男2人)(常きげん 山廃純米無濾過生原酒(200ml)¥650、日高見 超辛口純米酒(100ml)、宋玄 純米酒(100ml)(¥500(200mlの価格))、三十六人衆 純米吟醸(100ml)(¥500(200mlの価格))、菊姫 山廃純米(100ml)(¥430(200mlの価格))、大治郎 純米よび酒(100ml)(¥450(200mlの価格))、ささいち(100ml)(¥500(200mlの価格))、渡舟 純米吟醸(100ml)、黒牛 生酒(100ml)、あま(甘鯛の干物)¥280、おでんあつあげ)
暖簾の裾から覗く冷蔵庫に立ち並ぶ一升瓶の姿を見掛けてしまったからには、とてもじゃないが、そのまま素通りしてしまうわけにはいかない。
【稲田酒店】
まずは、最近はやりの(とボクは勝手に思っている)"常きげん"から始める。クボは店主に好みを伝え、日高見を選んだ。
さすがは名杜氏農口氏の作。黄色味を帯びた色合いも美しく、口に含むと拡がる爽やかな吟醸香にすっとつたう酸、そして山廃らしい深いコクと自然な甘みがよく調和している。
これは旨いなぁ、と半分にグラスを替え、色色と試していった。
いつしか、池田で居酒屋をやっているという方と地酒談義に花が咲き、ついつい立呑みにあるまじき長っ尻をしてしまっていた。
それにしてもこれだけの地酒を、これっぽっちの金で味わえるとは。遠く三重からも訪れるお客さんがいるというのも頷けるはなし。
さすが、呑みだおれの都、天五。素晴らしき街。
稲田酒店
住所:大阪府大阪市北区浪花町6-4・5 立ち呑みマップ
電話:06-6371-0636
営業時間:10:00~20:30
定休日:第2、3日曜
cp8 mf8 re6
■鹿野酒造株式会社
住所:石川県加賀市八日市町イ6
杜氏:農口 尚彦(能登)
電話:0761-74-1551
Fax:0761-74-6120
公式サイト
常きげん 山廃純米無濾過生原酒
1800ml ¥3,150 720ml ¥1,570
山廃純米
原料米:加賀産五百万石
精米歩合:60%
日本酒度:+3
酸度:2.5
アミノ酸度:2.3
alc18~19%
■平孝酒造
住所:宮城県石巻市清水町1-5-3
電話:0225-22-0161
日高見 超辛口純米酒
1800ml ¥2,625 720ml ¥1,260
純米酒
原料米:ひとめぼれ(麹米)ひとめぼれ(掛米)
精米歩合:60%
酵母:宮城酵母
日本酒度:+11
酸度:1.7
alc15.0~16.0%
■宗玄酒造株式会社
住所:石川県珠洲市宝立町宗玄24-22
電話:0768-84-1314
Fax:0768-84-2111
公式サイト
宋玄 純米酒
1800ml ¥2,625 720ml ¥1,310
純米酒
原料米:兵庫県産山田錦100%
精米歩合:55%
日本酒度:+3
酸度:1.8
alc15~16%
■菊勇株式会社
住所:山形県酒田市黒森字葭葉山650
電話:0234-92-2323
Fax:0234-92-2485
E-mail:kiku@kikuisami.co.jp
公式サイト
三十六人衆 純米吟醸
1800ml ¥2,625 720ml ¥1,365
純米吟醸
原料米:美山錦
精米歩合:55%
酵母:山形酵母
日本酒度:+4
酸度:1.2
アミノ酸度:1.0
alc15.5%
■菊姫合資会社
住所:石川県白山市鶴来新町タ8番地
電話:076-272-1234
Fax:076-273-1222
E-mail:webmaster@kikuhime.co.jp
公式サイト
菊姫 山廃純米
1800ml ¥2,900 720ml ¥1,400
山廃純米
原料米:山田錦
精米歩合:60%
日本酒度:+2
酸度:2.0
alc16.5%
■畑酒造有限会社
住所:滋賀県東近江市小脇町1410番地
杜氏:内谷博
電話:0748-22-0332
Fax:0748-23-5689
大治郎 純米よび酒
1800ml ¥2,415 180ml ¥300
山廃純米
原料米:滋賀県産吟吹雪
精米歩合:60%
酵母:協会9号
日本酒度:+3
酸度:2.0
alc17.5%
■笹一酒造株式会社
住所:山梨県大月市笹子町吉久保26番地
電話0554-25-2111
Fax:0554-25-2620
公式サイト
ささいち
原料米:美山錦
精米歩合:58%
日本酒度:+-0
酸度:1.8
アミノ酸度:1.2
alc16~17%
■府中誉株式会社
杜氏:山内孝明
住所:茨城県石岡市国府5-9-32
電話:0299-23-0233
Fax:0299-23-0234
E-mail:kuramoto@huchuhomare.com
公式サイト
渡舟 純米吟醸
1800ml ¥3,990 720ml ¥2,100
純米吟醸
原料米:渡船
精米歩合:50%
日本酒度:+3
酸度:1.5
alc16%
■株式会社名手酒造店
杜氏:井口茂士(但馬)
住所:和歌山県海南市黒江846
電話:073-482-0005
Fax:073-483-3456
公式サイト
黒牛 生酒
1800ml ¥2,750 720ml ¥1,350
生酒
原料米:山田錦25% 五百万石75%
精米歩合:麹米50% 掛米60%
酵母:協会9号
日本酒度:+1.0
酸度:1.8
アミノ酸度:1.4
alc18~19%
2009年9月30日水曜日
2009年9月28日月曜日
宝亭食堂@大垣
予算¥1,200(みそカツ¥700、生中¥500)
ボクは"みそカツ"というものが、どうにも好きになれない。
トンカツ自体それほど好きではないし、それに甘い味噌をかけて食べる意味も分からない。
しかし、それを美味しいという人も数多くいるわけで、もしかしたらボクが、今まで一度も真に美味しいみそカツに巡り会った事がないだけではないだろうか?もし、そうだとしたのなら、色色と損な人生を歩んできているのかもしれないな、などと考え、思い出したかのように、また"みそカツ"を食べてみるのだが、やっぱり、トンカツに甘い味噌をかけて食べる意味が分からない、と後悔しているのだった。
【宝亭食堂】
関ヶ原を越えるまでは名古屋文化圏。
当然、大垣にもみそカツは普通に置いてある。
昼時、テーブル席は家族連れであふれているが、カウンターにはボク一人だけが座っていた。
ゆっくりと枝豆を摘みながら生ビールを飲み、みそカツを待った。
カツは脂身が少なく柔らかい。カラッと軽い揚がりで、カツそのものは美味いのだが、八丁味噌に挽肉を加えたやたらと甘ったるい味噌だれは、やはり、何故そこにかかっているのか、何故かけるのか、その意味が分からなかった。
なによりこの甘ったるさが絶望的にビールと合わない。
絶望した!カツに甘い味噌をかけるワケの分からなさに絶望した!
宝亭食堂
住所:岐阜県大垣市栗屋町45 洋食マップ
電話:0584-78-2870
営業時間:11:00~14:00 17:00~21:00
定休日:水曜(祝日は営業)
cp5 mf2 re5
ボクは"みそカツ"というものが、どうにも好きになれない。
トンカツ自体それほど好きではないし、それに甘い味噌をかけて食べる意味も分からない。
しかし、それを美味しいという人も数多くいるわけで、もしかしたらボクが、今まで一度も真に美味しいみそカツに巡り会った事がないだけではないだろうか?もし、そうだとしたのなら、色色と損な人生を歩んできているのかもしれないな、などと考え、思い出したかのように、また"みそカツ"を食べてみるのだが、やっぱり、トンカツに甘い味噌をかけて食べる意味が分からない、と後悔しているのだった。
【宝亭食堂】
関ヶ原を越えるまでは名古屋文化圏。
当然、大垣にもみそカツは普通に置いてある。
昼時、テーブル席は家族連れであふれているが、カウンターにはボク一人だけが座っていた。
ゆっくりと枝豆を摘みながら生ビールを飲み、みそカツを待った。
カツは脂身が少なく柔らかい。カラッと軽い揚がりで、カツそのものは美味いのだが、八丁味噌に挽肉を加えたやたらと甘ったるい味噌だれは、やはり、何故そこにかかっているのか、何故かけるのか、その意味が分からなかった。
なによりこの甘ったるさが絶望的にビールと合わない。
絶望した!カツに甘い味噌をかけるワケの分からなさに絶望した!
宝亭食堂
住所:岐阜県大垣市栗屋町45 洋食マップ
電話:0584-78-2870
営業時間:11:00~14:00 17:00~21:00
定休日:水曜(祝日は営業)
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2009年9月27日日曜日
2009年9月26日土曜日
肴や@天満
予算¥3,020(男2人)(エビス生ビール¥390x3、角ハイボール¥380、ギネス生小¥400、お造り盛合せ(よこわ、カンパチ、鯛、ヒラメ、小鯛酢漬)¥750、むしどり¥320)
前前から行こう行こうと言っていた天満立ち呑みツアー。たまたま、クボと休みが合うたので開催される運びとなった。
まずは、一軒目。クボお勧めのサカナが美味い立ち呑み屋"肴や"へ。
【肴や】
テーブル席も空いては居たが、やはりここは手仕事が覗けるカウンターへと足を運ぶ。
待ち合わせ前にちょっくら六甲山など登ってきていたので、やはり最初はビールを頼んだ。
半身に下ろされた魚の皮を剥いでいく様子を眺めていた。狭い調理台なのだが、ちょっと短めの柳葉を使い、上手いこと仕上げていく。
そして出てきたつくもり。見た目にも良さそうなネタなので期待していたのだが、量的にはちょっと不満。なんでも単品の方が盛が良いらしい。
最後に店内で販売していた立ち呑みの雑誌を(クボが)購入し、次へと向かった。
肴や
住所:大阪府大阪市北区天神橋4-11-20 立ち呑みマップ
電話:06-6356-1900
営業時間:16:00-22:00(平日) 15:00-20:00(土日)
定休日:祝日?
cp5 mf5 re6
前前から行こう行こうと言っていた天満立ち呑みツアー。たまたま、クボと休みが合うたので開催される運びとなった。
まずは、一軒目。クボお勧めのサカナが美味い立ち呑み屋"肴や"へ。
【肴や】
テーブル席も空いては居たが、やはりここは手仕事が覗けるカウンターへと足を運ぶ。
待ち合わせ前にちょっくら六甲山など登ってきていたので、やはり最初はビールを頼んだ。
半身に下ろされた魚の皮を剥いでいく様子を眺めていた。狭い調理台なのだが、ちょっと短めの柳葉を使い、上手いこと仕上げていく。
そして出てきたつくもり。見た目にも良さそうなネタなので期待していたのだが、量的にはちょっと不満。なんでも単品の方が盛が良いらしい。
最後に店内で販売していた立ち呑みの雑誌を(クボが)購入し、次へと向かった。
肴や
住所:大阪府大阪市北区天神橋4-11-20 立ち呑みマップ
電話:06-6356-1900
営業時間:16:00-22:00(平日) 15:00-20:00(土日)
定休日:祝日?
cp5 mf5 re6
2009年9月24日木曜日
2009年9月23日水曜日
立呑処 静久@石津川駅前
予算¥1,100(炭屋弥兵衛 純米造り 一合¥300、生中¥350、マグロ造り¥450)
ボクの大好きな街、堺。
ボクがこの街を好きな理由は、そのまま全て挙げていけばブラウザがハングアップしてしまうほど数多くある。
たとえば、考古学好きなボクにとって、世界最大の墳墓である仁徳天皇陵に比定された古墳がある、というただそれだけで賞賛に値する、とか、たとえば、自転車好きなボクにとって、世界に名だたる自転車パーツメーカーSHIMANOがある、というただそれだけでありがとう、と言わせていただきたい、とか、たとえば、女好きなボクにとって、学生時代のカノジョさんが住んでいる、というただそれだけで秒速5センチメンタル、と感傷的になってしまう、とか、たとえば、酒好きなボクにとって、かつては“江戸積摂泉12郷”のひとつに数え上げられたこの街で、酒を呑み漁ってみるなど素晴らしいではないか、と理由を付けて酒をたしなむ、とか、とか。
【立呑処 静久】
とりビー、に合わせ、揚物を頼もうとするも、揚方さんが来ていないのでまだ出来ないといわれる。そこでお酒と共にと思っていたお造りを頼んだ。
作取りされたマグロから切り分けていく。それを見ながら炭屋弥兵衛をさっさと追加した。
純米らしい淡い山吹色にどっしりとした味わい。こんなのはぬる燗につけるのもいいんだよな、などと通ぶった事を思うが、機械でつけているから出来ないのだろうか?
だが、そんなことを抜きにしても、このクラスの酒が300円とは嬉しい。
立呑処 静久 浜寺石津店
住所:大阪府堺市浜寺石津町西3丁4-6 立ち呑みマップ
電話:072-247-1300
営業時間:16:00-21:00
定休日:第2、4土日、祝日、年始、盆
公式サイト
cp6 mf6 re6
■御前酒蔵元辻本店
杜氏:辻麻衣子
住所:岡山県真庭市勝山116
電話:0867-44-3155
FAX:0867-44-5290
E-mail:info@gozenshu.co.jp
公式サイト
炭屋彌兵衛 純米造り
1800ml ¥2,310 720ml ¥1,102
純米酒
原料米:岡山県産雄町100%
精米歩合:65%
日本酒度:+4.0
酸度:1.6
アミノ酸度:1.4
alc15~16%
ボクの大好きな街、堺。
ボクがこの街を好きな理由は、そのまま全て挙げていけばブラウザがハングアップしてしまうほど数多くある。
たとえば、考古学好きなボクにとって、世界最大の墳墓である仁徳天皇陵に比定された古墳がある、というただそれだけで賞賛に値する、とか、たとえば、自転車好きなボクにとって、世界に名だたる自転車パーツメーカーSHIMANOがある、というただそれだけでありがとう、と言わせていただきたい、とか、たとえば、女好きなボクにとって、学生時代のカノジョさんが住んでいる、というただそれだけで秒速5センチメンタル、と感傷的になってしまう、とか、たとえば、酒好きなボクにとって、かつては“江戸積摂泉12郷”のひとつに数え上げられたこの街で、酒を呑み漁ってみるなど素晴らしいではないか、と理由を付けて酒をたしなむ、とか、とか。
【立呑処 静久】
とりビー、に合わせ、揚物を頼もうとするも、揚方さんが来ていないのでまだ出来ないといわれる。そこでお酒と共にと思っていたお造りを頼んだ。
作取りされたマグロから切り分けていく。それを見ながら炭屋弥兵衛をさっさと追加した。
純米らしい淡い山吹色にどっしりとした味わい。こんなのはぬる燗につけるのもいいんだよな、などと通ぶった事を思うが、機械でつけているから出来ないのだろうか?
だが、そんなことを抜きにしても、このクラスの酒が300円とは嬉しい。
立呑処 静久 浜寺石津店
住所:大阪府堺市浜寺石津町西3丁4-6 立ち呑みマップ
電話:072-247-1300
営業時間:16:00-21:00
定休日:第2、4土日、祝日、年始、盆
公式サイト
cp6 mf6 re6
■御前酒蔵元辻本店
杜氏:辻麻衣子
住所:岡山県真庭市勝山116
電話:0867-44-3155
FAX:0867-44-5290
E-mail:info@gozenshu.co.jp
公式サイト
炭屋彌兵衛 純米造り
1800ml ¥2,310 720ml ¥1,102
純米酒
原料米:岡山県産雄町100%
精米歩合:65%
日本酒度:+4.0
酸度:1.6
アミノ酸度:1.4
alc15~16%
2009年9月22日火曜日
えびすや酒店@魚崎
予算¥1,420(サッポロ黒ラベル 大瓶¥400、さわのつる 生貯蔵 300ml¥450、BLACK 端麗 水割り、スジステーキ¥340)
臨時休業、と"花木さん"にふられ、"えびすやさん"に行けば、ひとりやふたりは居てるかな?などと思い、向かってみたりしてみた。
【えびすや酒店】
誰か居ればいいな、どころではなく、テーブルひとつ、カウンターも半分を見知った顔で埋める程の勢揃い。
"よくわかったな"
"おかえり"
と声をかけられ、カウンターに着いた。
冷蔵庫から大瓶を出し、栓を抜いて貰う。
合わせるアテは、豊富なメニューの中から選び抜いたスジステーキ。注文を受けてから焼き始めるから当然、熱熱のできたてで美味い。
続けて生貯を取り出し、フタを捻る。
口元へ猪口を傾け、話しに耳を傾けするうちに程良く酔いが廻ってきた。酔い覚ましに水割りを飲み干して終了。
テーブル席があり、カウンターにもちゃんと椅子が並び、料理も居酒屋並みのレベルであっても、酒屋経営ゆえの立ち呑み屋価格。素晴らしい。
えびすや酒店
住所:神戸市東灘区魚崎中町2-1-32 立ち呑みマップ
電話:078-411-4748
営業時間:9:00~21:00
定休日:月曜
cp6 mf6 re6
臨時休業、と"花木さん"にふられ、"えびすやさん"に行けば、ひとりやふたりは居てるかな?などと思い、向かってみたりしてみた。
【えびすや酒店】
誰か居ればいいな、どころではなく、テーブルひとつ、カウンターも半分を見知った顔で埋める程の勢揃い。
"よくわかったな"
"おかえり"
と声をかけられ、カウンターに着いた。
冷蔵庫から大瓶を出し、栓を抜いて貰う。
合わせるアテは、豊富なメニューの中から選び抜いたスジステーキ。注文を受けてから焼き始めるから当然、熱熱のできたてで美味い。
続けて生貯を取り出し、フタを捻る。
口元へ猪口を傾け、話しに耳を傾けするうちに程良く酔いが廻ってきた。酔い覚ましに水割りを飲み干して終了。
テーブル席があり、カウンターにもちゃんと椅子が並び、料理も居酒屋並みのレベルであっても、酒屋経営ゆえの立ち呑み屋価格。素晴らしい。
えびすや酒店
住所:神戸市東灘区魚崎中町2-1-32 立ち呑みマップ
電話:078-411-4748
営業時間:9:00~21:00
定休日:月曜
cp6 mf6 re6
2009年9月21日月曜日
2009年9月18日金曜日
2009年9月17日木曜日
釜揚げうどん 一忠@八尾
予算¥880(釜揚うどん(特大)¥880)
八尾には(夏のみざるうどんもあるが)"釜揚うどん"一筋35年の店がある。
なんでも、讃岐の有名すぎるほど有名な"長田うどん"で修行を積み、見事な"釜揚"を食わせると云うではないか。
本家"長田うどん"、分家である"長田in香の香"ですら"ご飯もの"を置いているというのに、ホンマに(夏のみざるうどんもあるが)釜揚うどんしか置いていない、というのはあまりにも潔く、その自信の程が知れる。
【釜揚うどん 一忠】
店の中には、8人掛け、12人掛け、と長テーブルがみっつ並び、その横には、客席と一体化している厨房での、うどんを延ばしたり、切ったり、湯がいてる様子を眺めたり、お店の人と会話を楽しんだりできる、常連さんだけがそこに着くのが許されていそうなカウンター席が設えてあった。
もちろん、そんなカウンターへと腰を下ろすことなど畏れ多く、長テーブルの隅の空いている席へと借りてきた猫のように大人しく腰を下ろし、小声で特大を太いので頼み、うどんが茹であがるまでの10数分間、ショウガを摺り下ろしたり、ダシを採った後の昆布や鰹節で作った"こんぶ煮"や"かつお煮"を摘んだり、もう少し下ろしておこうか、なんて思いながら、再びショウガを摺ったりしながら時間を潰していく。
テーブルの奥に積まれた器を取り、巨大な徳利から出しを注ぎ込み、薬味を放る。
そこに茹で立ての艶やかなうどんを浸け、啜った。柔らかく滑らかでいて、弾力もあり、奥に一本芯が通った様なコシがある。汁もカツオと昆布の薫り高く、美味い。最初は少し濃すぎかな?とも感じるのだが、直ぐに茹で汁で薄まり、むしろ物足りなくなっていく。そこで、また、巨大な徳利からつけ出しを注ぎ、薬味をを再び放る。
そんな作業を繰り返しながら、三玉半ほどの量を呆気なく胃袋に収めていた。
師匠である"長田うどん"の特大は600円と、僅かなビハインドがあるものの、手軽に訪れられる場所にこれだけの讃岐に負けぬ釜揚げがあるというのは嬉しい限りである。
釜揚げうどん 一忠(いっちゅう)
住所:大阪府八尾市松山町2-2-11 饂飩マップ
電話:072-991-5706
営業時間:10:30~15:00(売切れ次第、閉店致します)
定休日:火曜(祝日は営業)
公式サイト
cp6 mf6 re6
長田in香の香@金蔵寺
釜揚げうどん 桂ちゃん@長吉長原
八尾には(夏のみざるうどんもあるが)"釜揚うどん"一筋35年の店がある。
なんでも、讃岐の有名すぎるほど有名な"長田うどん"で修行を積み、見事な"釜揚"を食わせると云うではないか。
本家"長田うどん"、分家である"長田in香の香"ですら"ご飯もの"を置いているというのに、ホンマに(夏のみざるうどんもあるが)釜揚うどんしか置いていない、というのはあまりにも潔く、その自信の程が知れる。
【釜揚うどん 一忠】
店の中には、8人掛け、12人掛け、と長テーブルがみっつ並び、その横には、客席と一体化している厨房での、うどんを延ばしたり、切ったり、湯がいてる様子を眺めたり、お店の人と会話を楽しんだりできる、常連さんだけがそこに着くのが許されていそうなカウンター席が設えてあった。
もちろん、そんなカウンターへと腰を下ろすことなど畏れ多く、長テーブルの隅の空いている席へと借りてきた猫のように大人しく腰を下ろし、小声で特大を太いので頼み、うどんが茹であがるまでの10数分間、ショウガを摺り下ろしたり、ダシを採った後の昆布や鰹節で作った"こんぶ煮"や"かつお煮"を摘んだり、もう少し下ろしておこうか、なんて思いながら、再びショウガを摺ったりしながら時間を潰していく。
テーブルの奥に積まれた器を取り、巨大な徳利から出しを注ぎ込み、薬味を放る。
そこに茹で立ての艶やかなうどんを浸け、啜った。柔らかく滑らかでいて、弾力もあり、奥に一本芯が通った様なコシがある。汁もカツオと昆布の薫り高く、美味い。最初は少し濃すぎかな?とも感じるのだが、直ぐに茹で汁で薄まり、むしろ物足りなくなっていく。そこで、また、巨大な徳利からつけ出しを注ぎ、薬味をを再び放る。
そんな作業を繰り返しながら、三玉半ほどの量を呆気なく胃袋に収めていた。
師匠である"長田うどん"の特大は600円と、僅かなビハインドがあるものの、手軽に訪れられる場所にこれだけの讃岐に負けぬ釜揚げがあるというのは嬉しい限りである。
釜揚げうどん 一忠(いっちゅう)
住所:大阪府八尾市松山町2-2-11 饂飩マップ
電話:072-991-5706
営業時間:10:30~15:00(売切れ次第、閉店致します)
定休日:火曜(祝日は営業)
公式サイト
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長田in香の香@金蔵寺
釜揚げうどん 桂ちゃん@長吉長原
2009年9月16日水曜日
栄吉うどん@宿院
予算¥520(ざるうどん小(冷)¥520)
堺のソウルフードというと"温盛"に"くるみ餅"といったボクに於いての印象は、確かにボク個人のものであり多分に間違ってはいるのだろうけれども、ボクはそう思っているのだから、ボクにとってはそうなのだ。
【栄吉うどん】
地元の常連さんらしき人人は皆"温盛"を頼んでいた。
しかしボクは独り"ざるうどん"を頼んでいた。
というか、何故、この夏の暑い最中の香りが飛んでしまい蕎麦が最も不味いと云われる時期に、敢えて、蕎麦の香りを楽しむだけのような食べ物の"温盛"を頼むのか、意味が分からない。しかもこの店は"ちく満""ちく千"と違って香りが更に損なわれる茹でである、のにだ。
そんなこともあって、堺の人たちのソウルフードは"温盛"だ、と勘違いしてしまうボクの気持ちも少しは判って貰えるだろうか。判って欲しいものだ。
ここまでこんなエントリーを書いてきて、何やらこの店について批判的な感じになってきてしまってはいるが、そんな気持ちは微塵もない。というか、堺に於いての"まいふぃばれっとしょっぷ"のひとつであるのである。
注文を受けてから茹で上げられるうどん。小とはいえ、普通の店に於いては大盛りぐらいの量がある。これをちょっと辛めの鰹の利いた汁に入れて啜る。細切りながらモチッとツルッとした食感は、流石に讃岐饂飩を名乗ることだけはある。そこに添えられた干からびた薬味はご愛敬。
もちろん讃岐のそれに比べれば、コストパフォーマンスは負けてはいるものの、あちらに多い茹で置き温め直し、に比べると、この店のいつでも茹で立てを食べられるというのは素晴らしい。
この店がある限り、高い旅費を払ってまで四国に渡る必要はないのではないか?
栄吉うどん 堺店
住所:大阪府堺市堺区中之町西1-1-16 饂飩マップ
電話:072-221-2761
営業時間:16:00~20:30
定休日:日祝
cp6 mf6 re6
堺のソウルフードというと"温盛"に"くるみ餅"といったボクに於いての印象は、確かにボク個人のものであり多分に間違ってはいるのだろうけれども、ボクはそう思っているのだから、ボクにとってはそうなのだ。
【栄吉うどん】
地元の常連さんらしき人人は皆"温盛"を頼んでいた。
しかしボクは独り"ざるうどん"を頼んでいた。
というか、何故、この夏の暑い最中の香りが飛んでしまい蕎麦が最も不味いと云われる時期に、敢えて、蕎麦の香りを楽しむだけのような食べ物の"温盛"を頼むのか、意味が分からない。しかもこの店は"ちく満""ちく千"と違って香りが更に損なわれる茹でである、のにだ。
そんなこともあって、堺の人たちのソウルフードは"温盛"だ、と勘違いしてしまうボクの気持ちも少しは判って貰えるだろうか。判って欲しいものだ。
ここまでこんなエントリーを書いてきて、何やらこの店について批判的な感じになってきてしまってはいるが、そんな気持ちは微塵もない。というか、堺に於いての"まいふぃばれっとしょっぷ"のひとつであるのである。
注文を受けてから茹で上げられるうどん。小とはいえ、普通の店に於いては大盛りぐらいの量がある。これをちょっと辛めの鰹の利いた汁に入れて啜る。細切りながらモチッとツルッとした食感は、流石に讃岐饂飩を名乗ることだけはある。そこに添えられた干からびた薬味はご愛敬。
もちろん讃岐のそれに比べれば、コストパフォーマンスは負けてはいるものの、あちらに多い茹で置き温め直し、に比べると、この店のいつでも茹で立てを食べられるというのは素晴らしい。
この店がある限り、高い旅費を払ってまで四国に渡る必要はないのではないか?
栄吉うどん 堺店
住所:大阪府堺市堺区中之町西1-1-16 饂飩マップ
電話:072-221-2761
営業時間:16:00~20:30
定休日:日祝
cp6 mf6 re6
2009年9月14日月曜日
中華飯店 康楽@福島
予算¥850(海老そば¥850)
全国各地津津浦浦に、名物、特産品、郷土料理といった類のモノがあります。
たとえば東北では、「まぐろ、ご期待ください」な"大間のマグロ"や、初めて食べたときは、ゴム紐喰ってると思いました"盛岡冷麺"とか、「なぐごはいねがー」という"きりたんぽ"、「ギュー、タン、ギュー、タン、ギュー、タンタン」も懐かしい"牛タンゲーム"、この日は仕事より優先です、の"芋煮会"等等があるわけだが、福島はなんなんでしょうね。福島市内で喜多方ラーメンではちょっと弱いですし、パッとは思いつきません。
そこで、地元で"海老そば"や"鳥そば"が人気だという"康楽"へ。
【中華飯店 康楽】
頼んだのはもちろん一番人気の"海老そば"。
とろみのついた塩味スープに、ごっそりと入ったエビ。適度に食感を残したタマネギとピーマン。香り立つセロリに風味を添えるシイタケ。そして隠れキャラ的銀杏。
中華屋のそばらしく湯切りのあまい滑りをまとった中太縮れ麺に、これまたひと味もふた味も足りないなんだかぼやけたスープなのだが、スープを啜る度に拡がる爽やかなセロリの香りと、ゴロゴロのプリプリのエビの大群は、一度味わってみる価値がある。
中華飯店 康楽(こうらく)
住所:福島県福島市野田町1-10-36 中華マップ
電話:024-535-3514
営業時間:11:00~21:00
定休日:月曜(祝日は営業)
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全国各地津津浦浦に、名物、特産品、郷土料理といった類のモノがあります。
たとえば東北では、「まぐろ、ご期待ください」な"大間のマグロ"や、初めて食べたときは、ゴム紐喰ってると思いました"盛岡冷麺"とか、「なぐごはいねがー」という"きりたんぽ"、「ギュー、タン、ギュー、タン、ギュー、タンタン」も懐かしい"牛タンゲーム"、この日は仕事より優先です、の"芋煮会"等等があるわけだが、福島はなんなんでしょうね。福島市内で喜多方ラーメンではちょっと弱いですし、パッとは思いつきません。
そこで、地元で"海老そば"や"鳥そば"が人気だという"康楽"へ。
【中華飯店 康楽】
頼んだのはもちろん一番人気の"海老そば"。
とろみのついた塩味スープに、ごっそりと入ったエビ。適度に食感を残したタマネギとピーマン。香り立つセロリに風味を添えるシイタケ。そして隠れキャラ的銀杏。
中華屋のそばらしく湯切りのあまい滑りをまとった中太縮れ麺に、これまたひと味もふた味も足りないなんだかぼやけたスープなのだが、スープを啜る度に拡がる爽やかなセロリの香りと、ゴロゴロのプリプリのエビの大群は、一度味わってみる価値がある。
中華飯店 康楽(こうらく)
住所:福島県福島市野田町1-10-36 中華マップ
電話:024-535-3514
営業時間:11:00~21:00
定休日:月曜(祝日は営業)
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2009年9月11日金曜日
2009年9月9日水曜日
南州軒@岸和田競輪場前
予算¥600(ラーメン¥550、ゆで卵¥50)
ボクはね、和歌山方面へとノンビリと向かうとき、府道204から63号線をわりとよく使うわけですよ。
この道沿いにはね、なかなか味のある店が建ち並んでいて、その店を巡り巡ってブラブラそぞろ歩く、というのが妙にワクワクと心振るわせられるわけですよ。
そして今回はね、夜になるとどこからともなく現れる屋台のラーメン屋に立ち寄ってみたわけです。
【南州軒】
岸和田競輪場前には、屋台を引いて開店資金を集めたのは良いのですが、敷地を購入した時点で尽きてしまいました、といった感じに、駐車場の一角に屋根をかけ、屋台を駐車して営業するラーメン屋がある。
その屋台の前には、フルーツ牛乳の入ったバケツや、茹でと思しき卵が盛られたザルが無造作に置かれ、それを取り囲むようにこれまた無造作にベンチが並べられていた。
メニューに書かれているのは、"ラーメン¥550 みそラーメン¥600 チャーシューメン¥650"の文字だけ。卵はサービスなのだろうか?フルーツ牛乳がサービスということはないよな?などと、つまらない考えが過ぎりながらも、ひとまずラーメンを注文した。
コショウの利いたあっさり豚骨のスープに浮かぶは、柔らかめにじっくりと茹でられた中細ストレート麺。トッピングは生モヤシにチャーシュー、青ネギ、それと半分に切り落とされたゆで卵。このソバを啜り、残ったスープにゆで卵をひとつ浮かべた。
決して美味くはない、どう味わっても美味くはないのだが、屋台らしく、屋台らしき、屋台としてあるべき味である。
南州軒 岸和田競輪場正門前店
住所:大阪府岸和田市磯上町1-8 岸和田競輪場正門前 ラーメンマップ
電話:なし
営業時間:19:00~27:00、朝~28:00(土曜)
定休日:無休
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ボクはね、和歌山方面へとノンビリと向かうとき、府道204から63号線をわりとよく使うわけですよ。
この道沿いにはね、なかなか味のある店が建ち並んでいて、その店を巡り巡ってブラブラそぞろ歩く、というのが妙にワクワクと心振るわせられるわけですよ。
そして今回はね、夜になるとどこからともなく現れる屋台のラーメン屋に立ち寄ってみたわけです。
【南州軒】
岸和田競輪場前には、屋台を引いて開店資金を集めたのは良いのですが、敷地を購入した時点で尽きてしまいました、といった感じに、駐車場の一角に屋根をかけ、屋台を駐車して営業するラーメン屋がある。
その屋台の前には、フルーツ牛乳の入ったバケツや、茹でと思しき卵が盛られたザルが無造作に置かれ、それを取り囲むようにこれまた無造作にベンチが並べられていた。
メニューに書かれているのは、"ラーメン¥550 みそラーメン¥600 チャーシューメン¥650"の文字だけ。卵はサービスなのだろうか?フルーツ牛乳がサービスということはないよな?などと、つまらない考えが過ぎりながらも、ひとまずラーメンを注文した。
コショウの利いたあっさり豚骨のスープに浮かぶは、柔らかめにじっくりと茹でられた中細ストレート麺。トッピングは生モヤシにチャーシュー、青ネギ、それと半分に切り落とされたゆで卵。このソバを啜り、残ったスープにゆで卵をひとつ浮かべた。
決して美味くはない、どう味わっても美味くはないのだが、屋台らしく、屋台らしき、屋台としてあるべき味である。
南州軒 岸和田競輪場正門前店
住所:大阪府岸和田市磯上町1-8 岸和田競輪場正門前 ラーメンマップ
電話:なし
営業時間:19:00~27:00、朝~28:00(土曜)
定休日:無休
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2009年9月6日日曜日
2009年9月4日金曜日
先田商店@淡島神社境内
予算¥800(いか刺身¥800)
"そうだ 友ヶ島、行こう。"と、勢い込んで向かった加太。しかし、加太港には"火曜日・水曜日には運休します。"との、つれない文字が。
そこで、飯だけでも食うか、と淡島神社へ向かった。
【先田商店】
「うどんなんかもあるよ」
と、呼び込まれるが、せっかく加太まで来たのに魚介を頼まない手はない。
"あわびバター焼"に"さざえつぼ焼き"。なんとも魅力的メニューが並ぶなか、"がんがら"と見慣れぬ文字が目についた。
「小さな巻き貝を茹でたのでね、取り出しながら食べるの」
と、"じゃあ、それ貰います"的な空気が流れるが、頼んだのは"いか刺身"だった。
期待していたような、奥を透かすような透明感、奥歯に吸い付くようなねっとり感にはちと欠けはするが、イカ特有の丸みのある甘みが拡がる。
海の家のような設えに反して、きちんと美味い海の幸を食わすのは、やはり加太ならでは。
先田商店 淡島神社店
住所:和歌山県和歌山市加太118 淡島神社境内 海鮮マップ
電話:073-459-0261
営業時間:9:00~17:00
定休日:悪天候時
注意、音が出ます
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"そうだ 友ヶ島、行こう。"と、勢い込んで向かった加太。しかし、加太港には"火曜日・水曜日には運休します。"との、つれない文字が。
そこで、飯だけでも食うか、と淡島神社へ向かった。
【先田商店】
「うどんなんかもあるよ」
と、呼び込まれるが、せっかく加太まで来たのに魚介を頼まない手はない。
"あわびバター焼"に"さざえつぼ焼き"。なんとも魅力的メニューが並ぶなか、"がんがら"と見慣れぬ文字が目についた。
「小さな巻き貝を茹でたのでね、取り出しながら食べるの」
と、"じゃあ、それ貰います"的な空気が流れるが、頼んだのは"いか刺身"だった。
期待していたような、奥を透かすような透明感、奥歯に吸い付くようなねっとり感にはちと欠けはするが、イカ特有の丸みのある甘みが拡がる。
海の家のような設えに反して、きちんと美味い海の幸を食わすのは、やはり加太ならでは。
先田商店 淡島神社店
住所:和歌山県和歌山市加太118 淡島神社境内 海鮮マップ
電話:073-459-0261
営業時間:9:00~17:00
定休日:悪天候時
注意、音が出ます
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2009年9月2日水曜日
中国料理 楽天@泉佐野
予算¥1,110(焼き餃子(7ヶ)¥330、水餃子(6ヶ?)¥330、サッポロ黒ラベル中瓶¥450)
府道63号線を、歩いたり、漕いだり、跨ったり、座っていたりしながら通る度に何となく気になっていたお店があった。
今回もまたいつもと同じように、そのまま通り過ぎようとしていたのだが、いま正に、その交差点を通りかかったその時に、その店へと入っていく家族連れが目に入った。
母親、それから手を引かれ、父親に続く少年。その背中は"やったねパパ 明日はホームランだ!"と語りかけているかのようだった。
そんな楽しげな気持ちに思わず惹かれ、家族の後に続いた。
【中国料理 楽天】
カウンターに独り座り、焼きと水餃子、それからビールを追加した。
店主のお子さんなのだろうか、仕事慣れしていないまだ少年、少女と呼ぶべき年頃の子らが、同じくカウンターに腰を下ろす常連さんに言われるがままに仕事をこなしていた。
そんな、ぎこちない接客を眺めながら、刻んだキャベツの上に揚げた餃子の皮を載せた先付けをつまみ、仕上がりを待つ。
まず運ばれてきたのは焼き餃子。見た目は、何となく濁った様な焼き色をしており、ちっとも美味しそうではないのだが、一口囓ると驚いた。ちょっと黄ばんだような、それでいてもちっとした皮の中からは、たっぷりの肉汁とニラの芳しい香りが溢れ出す。
これは予想外に美味い、と、そのままでも食べてみる。餡にもしっかりと味が付いており、これだけでも結構いける。続けてふたつみっつと頬張るうちに、水餃子が運ばれてきた。焼きとは打って変わって、仄かに湯気を立ち上らせる艶やかな白色の餃子。
「同じタレでお召し上がりください」
そう言われるがままに、餃子のタレにラー油を垂らしただけのモノに浸して食べた。
コレがまた美味い。皮の中に染みこんだ茹で湯が、肉汁と上手いこと相まって、あたかも小龍包でも食べているかのような味わいである。それから、焼きより厚手の皮に包まれたそれは、ツルッとした喉越しを残して滑り落ちてゆく。
焼きと水を同じ皮で包んではいけない。水餃子の皮は絶対に厚くすべきだ、と何度も口を酸っぱくして言っているが、そんな当たり前のことをこの店ではきちんとやっている。
おそらくは他の料理についても、ちゃんとした仕事をしている店であろう。
また、泉南を訪れる楽しみがひとつ増えた。
中国料理 楽天(餃子のラクテン)
住所:大阪府泉佐野市湊3-1-13 餃子マップ
電話:072-463-3445
営業時間:11:30~14:00 17:00~23:00
定休日:水曜
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府道63号線を、歩いたり、漕いだり、跨ったり、座っていたりしながら通る度に何となく気になっていたお店があった。
今回もまたいつもと同じように、そのまま通り過ぎようとしていたのだが、いま正に、その交差点を通りかかったその時に、その店へと入っていく家族連れが目に入った。
母親、それから手を引かれ、父親に続く少年。その背中は"やったねパパ 明日はホームランだ!"と語りかけているかのようだった。
そんな楽しげな気持ちに思わず惹かれ、家族の後に続いた。
【中国料理 楽天】
カウンターに独り座り、焼きと水餃子、それからビールを追加した。
店主のお子さんなのだろうか、仕事慣れしていないまだ少年、少女と呼ぶべき年頃の子らが、同じくカウンターに腰を下ろす常連さんに言われるがままに仕事をこなしていた。
そんな、ぎこちない接客を眺めながら、刻んだキャベツの上に揚げた餃子の皮を載せた先付けをつまみ、仕上がりを待つ。
まず運ばれてきたのは焼き餃子。見た目は、何となく濁った様な焼き色をしており、ちっとも美味しそうではないのだが、一口囓ると驚いた。ちょっと黄ばんだような、それでいてもちっとした皮の中からは、たっぷりの肉汁とニラの芳しい香りが溢れ出す。
これは予想外に美味い、と、そのままでも食べてみる。餡にもしっかりと味が付いており、これだけでも結構いける。続けてふたつみっつと頬張るうちに、水餃子が運ばれてきた。焼きとは打って変わって、仄かに湯気を立ち上らせる艶やかな白色の餃子。
「同じタレでお召し上がりください」
そう言われるがままに、餃子のタレにラー油を垂らしただけのモノに浸して食べた。
コレがまた美味い。皮の中に染みこんだ茹で湯が、肉汁と上手いこと相まって、あたかも小龍包でも食べているかのような味わいである。それから、焼きより厚手の皮に包まれたそれは、ツルッとした喉越しを残して滑り落ちてゆく。
焼きと水を同じ皮で包んではいけない。水餃子の皮は絶対に厚くすべきだ、と何度も口を酸っぱくして言っているが、そんな当たり前のことをこの店ではきちんとやっている。
おそらくは他の料理についても、ちゃんとした仕事をしている店であろう。
また、泉南を訪れる楽しみがひとつ増えた。
中国料理 楽天(餃子のラクテン)
住所:大阪府泉佐野市湊3-1-13 餃子マップ
電話:072-463-3445
営業時間:11:30~14:00 17:00~23:00
定休日:水曜
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2009年9月1日火曜日
第1回チキチキ 24時間耐久ポタリング大会
全行程:167.4km
深夜の国道26号線。
すぐ横を轟音と塵風を上げながらトラックの列が抜けていく。
その赤いテールランプの群れを眺め続けていると、いつの間にやら、あり得ない方向へと高揚してしまっていた。
このまま、夜通し走っちゃう?和歌山まで行っとく?
試験前の徹夜時にも似た、へんな考えが浮かんでは消える。
目の前に現れた標識は和歌山まで47kmの距離を示していた。
いや、待てよ、冷静に考えろよ
ここから更に足を延ばして、和歌山まで行ったとしよう
確かに、時間的にも、体力的にも、それは可能かもしれない
しかし、このガラスの膝が、爆弾が爆発でもしてしまったらどうする?
いざとなれば、輪行するという手もないわけではない
けど、和歌山まで行ってしまっては、軽く200kmを越える道程となってしまうではないか
それを果たして、ポタリングと呼んでしまって良いのだろうか?
いや、200kmを越えたら、さすがにそれをポタリングとは呼ばないだろ
それは、ツーリングか、トレーニングか、あるいはフォーナッシングではないだろうか
等という葛藤があったわけだが、、
------------- ここまで予告 -------------
旧堺港
ギターの練習をする者(邪魔をしてしまってスマン)、犬の散歩をする者(花林糖は持ち帰りましょう)、海面に揺れ動く上弦の月を眺めながら"そこに揺れ動く弦月の欠けている部分をやがては月日が満たしていくように、キミの気持ちに足りない部分も一生かかったとしても埋めていくよ"等と囁いているのか肩を寄せ合うカップル(もげろ)がたむろしています。
りんくう公園
和歌山方面へと向かうのだから暖かろう、などと思っていたのですが、ちょっとした山間部を抜けていく府道30号線は違いました。信号で停まる度に汗が冷え、歯の根が合わなくなります。(時期は四月上旬)
"わしゃ、停まると(凍え)死ぬんじゃ"
海沿いへと進むと途端に温くなります。
そんな、りんくう公園から臨む関空の夜景。
水間公園
再び山間部へと進んだ水間寺、上にある水間公園。
ここでも予想外の寒さに風を避ける場所を求め彷徨い歩きます。
身障者用公衆便所に住み込んでしまおうかと思いましたが、犬の散歩に訪れる人が多く、占領するのは流石にまずいなと、引き篭もりをやめました。
水間寺
本堂の陰に隠れ、風をしのぎ、少しでも陽の光に当たり暖を取ろうと努力します。
しかし、納経所はいつまで経っても開かず、それなら寝て待てと努力するのですが、やはりあまりの寒さに寝られません。
釘無堂
身体を動かしていないと本当にやばそうなので釘無堂へと向かいました。
途中、緑のおばさんに話し掛けられる。
「葛城山まで上らはんの?」
「さすがにそれはちょっと」
「ですよねー」
"ほっとけ、こっちは寝てないんじゃ"
慈眼山孝恩寺
所在地:大阪府貝塚市木積798
電話:072-446-2360
宗派:浄土宗
本尊:阿弥陀如来
開山:行基菩薩
札所:和泉西国三十三第25番
拝観時間:10:00~16:00(宝物殿)要予約
拝観料:¥500
【国宝】
孝恩寺観音堂(木積の釘無堂)
(S28.11.14指定)桁行5間、梁間五5間、一重、寄棟造、本瓦葺、行基葺、鎌倉後期、前面2間は礼堂、北側中央桁行3間梁間2間を内陣、内陣の側背3面1間通を外陣とし、周囲に濡れ縁をめぐらす
龍谷山水間寺(りゅうこくさんみずまでら)
所在地:大阪府貝塚市水間638
電話:072-446-1355
宗派:天台宗別格本山
本尊:聖観世音菩薩
開山:行基菩薩
札所:新西国第4番
【貝塚市有形文化財】
水間寺本堂
(H10.2.23指定)桁行7間、梁間7間、入母屋造、本瓦葺、二重屋根、文化8年
三重塔
(H10.2.23指定)方3間、木造三重塔婆、本瓦葺、19世紀前半
護摩堂
(H10.2.23指定)方三間、寄棟造、本瓦葺、元禄年間
行基堂
(H10.2.23指定)方三間、寄棟造、本瓦葺、17世紀中頃
弁財天宮殿
(H10.2.23指定)方一間、入母屋造、こけら葺、妻入、17世紀後半
深夜の国道26号線。
すぐ横を轟音と塵風を上げながらトラックの列が抜けていく。
その赤いテールランプの群れを眺め続けていると、いつの間にやら、あり得ない方向へと高揚してしまっていた。
このまま、夜通し走っちゃう?和歌山まで行っとく?
試験前の徹夜時にも似た、へんな考えが浮かんでは消える。
目の前に現れた標識は和歌山まで47kmの距離を示していた。
いや、待てよ、冷静に考えろよ
ここから更に足を延ばして、和歌山まで行ったとしよう
確かに、時間的にも、体力的にも、それは可能かもしれない
しかし、このガラスの膝が、爆弾が爆発でもしてしまったらどうする?
いざとなれば、輪行するという手もないわけではない
けど、和歌山まで行ってしまっては、軽く200kmを越える道程となってしまうではないか
それを果たして、ポタリングと呼んでしまって良いのだろうか?
いや、200kmを越えたら、さすがにそれをポタリングとは呼ばないだろ
それは、ツーリングか、トレーニングか、あるいはフォーナッシングではないだろうか
等という葛藤があったわけだが、、
------------- ここまで予告 -------------
旧堺港
ギターの練習をする者(邪魔をしてしまってスマン)、犬の散歩をする者(花林糖は持ち帰りましょう)、海面に揺れ動く上弦の月を眺めながら"そこに揺れ動く弦月の欠けている部分をやがては月日が満たしていくように、キミの気持ちに足りない部分も一生かかったとしても埋めていくよ"等と囁いているのか肩を寄せ合うカップル(もげろ)がたむろしています。
りんくう公園
和歌山方面へと向かうのだから暖かろう、などと思っていたのですが、ちょっとした山間部を抜けていく府道30号線は違いました。信号で停まる度に汗が冷え、歯の根が合わなくなります。(時期は四月上旬)
"わしゃ、停まると(凍え)死ぬんじゃ"
海沿いへと進むと途端に温くなります。
そんな、りんくう公園から臨む関空の夜景。
水間公園
再び山間部へと進んだ水間寺、上にある水間公園。
ここでも予想外の寒さに風を避ける場所を求め彷徨い歩きます。
身障者用公衆便所に住み込んでしまおうかと思いましたが、犬の散歩に訪れる人が多く、占領するのは流石にまずいなと、引き篭もりをやめました。
水間寺
本堂の陰に隠れ、風をしのぎ、少しでも陽の光に当たり暖を取ろうと努力します。
しかし、納経所はいつまで経っても開かず、それなら寝て待てと努力するのですが、やはりあまりの寒さに寝られません。
釘無堂
身体を動かしていないと本当にやばそうなので釘無堂へと向かいました。
途中、緑のおばさんに話し掛けられる。
「葛城山まで上らはんの?」
「さすがにそれはちょっと」
「ですよねー」
"ほっとけ、こっちは寝てないんじゃ"
慈眼山孝恩寺
所在地:大阪府貝塚市木積798
電話:072-446-2360
宗派:浄土宗
本尊:阿弥陀如来
開山:行基菩薩
札所:和泉西国三十三第25番
拝観時間:10:00~16:00(宝物殿)要予約
拝観料:¥500
【国宝】
孝恩寺観音堂(木積の釘無堂)
(S28.11.14指定)桁行5間、梁間五5間、一重、寄棟造、本瓦葺、行基葺、鎌倉後期、前面2間は礼堂、北側中央桁行3間梁間2間を内陣、内陣の側背3面1間通を外陣とし、周囲に濡れ縁をめぐらす
龍谷山水間寺(りゅうこくさんみずまでら)
所在地:大阪府貝塚市水間638
電話:072-446-1355
宗派:天台宗別格本山
本尊:聖観世音菩薩
開山:行基菩薩
札所:新西国第4番
【貝塚市有形文化財】
水間寺本堂
(H10.2.23指定)桁行7間、梁間7間、入母屋造、本瓦葺、二重屋根、文化8年
三重塔
(H10.2.23指定)方3間、木造三重塔婆、本瓦葺、19世紀前半
護摩堂
(H10.2.23指定)方三間、寄棟造、本瓦葺、元禄年間
行基堂
(H10.2.23指定)方三間、寄棟造、本瓦葺、17世紀中頃
弁財天宮殿
(H10.2.23指定)方一間、入母屋造、こけら葺、妻入、17世紀後半
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