2008年12月28日日曜日

忘年会など。。

ゆっくりした結果が二日酔いだよ!!

それでは皆さん、よい新年をお迎え下さい。

今年の私的お薦め店Best3
餃子専門店 大阪王@阪急伊丹
ザ・ミュンヒ@高安
味処 あらし@鳴門

2008年12月26日金曜日

六甲惨歩

ルート:関電新神戸変電所-坊主山-関電巡視路-高羽道-油コブシ分岐-鶴甲

単独行

"クリスマス終了のおしらせ"を受け、久しぶりに後悔してみようと思い、MTBを携えて六甲山へと向かった。
御影山手を抜け、関電新神戸変電所脇を上る。本日の予定では高羽道を通り、油コブシを越え、六甲山上駅に出る。そして西六甲を走り、衝原、三木、明石と巡り帰る予定であった。
そして、その予定が狂いだしたのは早くも変電所を越えたときからだった。その道を真っ直ぐ進めば高羽道となる。だが、その横には反対方向を指し示す矢印が書かれていた。こんな所にバリエーションルートが在ったのか?そう思い、矢印に導かれ先へと進んだ。

11:04
送電鉄塔で舗装は途切れ、その奥に踏み跡と赤テープが続く。ビンディングシューズからトレランシューズに履き替え、バイクを押して踏み跡を辿る。そして間もなくそれを見失う。どちらへと進めば良いのかテープを探すのだが見当たらない。斜面の下へと目を遣ると、そちらに赤テープを見付けた。
ルートを逆に辿ってしまっていたのか、と気付くが今更戻る気には成れなかった。
ルートを間違えたのなら戻る。当然の如くそれが基本なのだが、六甲山など庭のような物、と舐めてかかっていた。慢心していたと言っても良い。この辺りの地形は全て頭に入っている。このまま登れば坊主山に出る。登ることが出来なくなったときに戻ればよい、普通の山であれば取らないそんな決断。この時、ヘッデンはおろか、コンパスと地図すら携えてはいなかったというのに。

絡みつく蔦を振り解き、倒木を乗り越え、遮る笹を押し分け入る。登りだして十五分足らず、その時早くも迷走を始めていた。兎に角上へ向かう、それだけしか頭になかった。倒木で足を切り、チェーンは外れ、油で手を汚す。何とか尾根筋に上がり、獣道を見付けたときには引き返すべきではないか、という考えが頭を過ぎった。だが、今更引き返すには困難すぎる道のりだった。最早、上を目指すしか道は残されていなかった。上へ進み、エスケープルートを探す。そうするしかなかった。
そんな時、木々の切れ間より鉄塔の頭を見付けた。あそこまで行けば管理用巡視路があるはず、と希望が見えた。

11:58
"YO! 1,1,2,2,3,3,4,4
ガンガン ズンズン グイグイ上昇
上に向かってfull power
"

と持てるだけの力を振り絞り、よじ登る。崖と言ってもおかしくないような坂を乗り越える。そうして漸く辿り着いた鉄塔の袂。予想通りの巡視路。そのしっかりとした踏み跡を辿り、バイクを押し歩く。

12:38
高羽道に戻り、油コブシへ続く分岐に差し掛かった。油コブシへと向け数歩踏み出すが、既に時刻は十二時半を廻っていた。
思いつきでのコース変更、あまりにずさんな行動計画。予定では既に尾根へ上がり、カレーにありついているはずであったのに。腹が減った、もう限界だ。行動食を持ってこなかった事を後悔しつつの無念の下山。

途中、そういえば展覧会用の写真を撮りに来たのが主たる目的のひとつであった、と思い出し、数枚撮ってみる。まぁ、何だ、まだ時間もあることだし、ノンビリと。

坊主山
標高376m
兵庫県
所在地:兵庫県神戸市灘区
所要時間:1:55

2008年12月25日木曜日

勝尾寺ヒルクライム

全行程:102.5km

勝尾寺
距離:7.3km
高低差:287.0m
Time:
箕面滝:18'52"
勝尾寺:35'21"
ルート

GIANT warp RS2
3x8
F スリック1.75
R スリック1.75
 
箕面2丁目の交差点からアタック開始。
初っぱなから張り切りすぎると、"小花庵"で食した物達が込み上げてきそうなので、腹ごなし&様子見でゆっくりと行く。

先ずはロボットの米屋さん前のヘアピンが現れ、そして箕面市浄水場前の交差点を通り過ぎる。
この後はひたすらだらだらと緩い上りが続いている。そこは傾斜の変化もなく、ただ単調な道がだらだらと続く。時たま木々の切れ間からの眺望があるのがせめてもの救いといったところだ。しかも、この日は寒さの所為か、猿のお出迎えも道端に一頭限りであった。
猿遭遇ポイントを越えると、今度は緩い下りがだらだらだらだらと滝まで続く。ここで足を休めながらも、多少は漕いで加速していく。滝の上通過が18'52"。此処から再び緩い上りがだらだらと続く。景色も森の中を抜けるだけの単調な風景。道端に投げ捨てられたエロ本に気を取られるぐらい変化に乏しい道が、これでもか、とだらだらと続いていた。

そして漸くの勝尾寺。タイムは35'21"。急な傾斜は箕面市浄水場前までで、その後はひたすら苦行のように緩い坂が続くヒルクライム。トレーニングには良いのかもしれないが、、、というわけで、次の目標タイムは30分切りで。

應頂山勝尾寺(おうちょうざんかつおうじ)
所在地:大阪府箕面市粟生間谷2914-1 仏閣マップ
宗派:高野山真言宗
本尊:十一面千手観世音菩薩
開山:開成(宝亀6年(775年))
札所:
西国23番
法然上人5番(二階堂)
摂津国八十八箇所54番
神仏霊場 巡拝の道65番
日本最初三宝荒神
拝観料:
一般大人400円
子供(小・中)300円
団体大人(30名以上)300円
団体子供(小・中)100円
拝観時間:
平日 8:00~17:00
土曜 8:00~17:30
日曜 8:00~18:00
御詠歌:重くとも 罪には法の 勝尾寺 ほとけを頼む 身こそやすけれ
御利益:勝運
公式サイト

2008年12月23日火曜日

手打そば 小花庵@川西小花

予算¥1,700(天ぷらそば¥1,700)

ここ川西は、意外とバイクで訪れる機会が多い街だ。他力のでは亀岡へと抜けるため、自力のでは五月山や箕面への中継地点として。そして今回はヒルクライム前のエネルギー補給に立ち寄った。

"手打そば 小花庵"
はたはたはためく新そばの幟が目を引く、人通りも少ない住宅地の外れに位置する蕎麦屋。ここの名物は天ぷらそば。頼むはもちろん天ぷらそば。

注文を受けてからのそば切りのため、少々待ちがある。二十分ほど待ったであろうか、盛りの良い蕎麦と揚げたての天ぷらが運ばれてきた。
しっかりとエッジの立った、緑みを帯びる美しい新蕎麦。二八の更科なため田舎のような強烈な薫りはないが、何も付けずに啜ると青臭く爽やかな香りが仄かに伝わってくる。汁はかえしの割合が少ないのか、鰹の香り高く、醤油のそれは控えめ、甘みも抑えられている。
その蕎麦の盛り以上に気前が良いのが天ぷらの量だ。三ツ葉、椎茸、牛蒡、茄子、南瓜、サツマイモ、蕗のとうに海老が二尾。その全てが馬鹿でかく、分厚く、そして長い。天ぷら屋で出される物とは対極に位置する、厚めの衣を纏った無骨な天ぷらの数々。それを蕎麦つゆに付けて戴く。油が入るから、と蕎麦つゆで天ぷらを食べるのを嫌う人もいるが、私はそこまでこだわりはない。寧ろ油が加わった方が好きなくらいである。だが、天ぷらは昆布の効いた天つゆで戴いた方が美味しい、というのも確かなのだが。
そして、〆の蕎麦湯がこの店の一番特徴付けるものである。蕎麦湯というよりは蕎麦粥と言った方が相応しい、蕎麦の実が加えられたドロドロの蕎麦湯。これが二合徳利でたっぷりと供される。それに粗塩を振り掛け、流し込むように飲み干していった。
"おかわり要りますか?"
空になった徳利を振りながらおっちゃんが話しかけてくる。
天ぷらだけで腹八分はいっている。そこに蕎麦、蕎麦湯を加え、胃の許容量を既に超えていた。いくら美味くてもこれ以上は入りそうになかった。

この腹では五月山は無理。もう少し消化してしまわなければ、とても坂など上れそうもない。因って、これからの予定は、自動的に勝尾寺へ向かうことに決定されてしまった。

手が空くと客いじりにやって来るおっちゃんに、ぶっきらぼうなしゃべりをするおばちゃん。それも含め、ここは他にはない個性を見せる関西が誇る名店のひとつである。

手打そば 小花庵
住所:兵庫県川西市小花2-22-14 蕎麦マップ
電話:0727-57-5045
営業時間:11:00~21:00
定休日:木曜
cp7 mf8 re8

2008年12月22日月曜日

すゑちゃん@青木

予算¥1,300(広島焼¥800、生中¥500)

ボクはね、お好みの類の店は広島焼とネギ焼があれば十分に十二分に満足なわけですよ。
だってね、アレやないですか。ボクはネギ焼部の副部長なわけやないですか。
だからね、看板にネギ焼 広島焼と書かれたら寄らないわけにはいかないじゃないですか。

"すゑちゃん"
ここはですね、阪神住吉の名店"すえちゃん"の弟さんだか妹さんだかがやっている店なわけですよ。それだけで期待しないわけにはいかないじゃないですか。
ですがね、メニューには広島焼は"広島焼"とそのままの名前一品だけで、豊富なメニューは全てお好み焼きか薄焼きなワケですよ。ちょっと不安が過ぎらなかったわけではないのですよ。
でもね、広島焼を求めて入ったからには頼むのはもちろん広島焼なわけですよ。
でね、結果から言いますと、これは広島焼ではなかったのですよ。豚バラにモヤシ、キャベツにソバ。それがシャキシャキとフンワリと甘みを伴っている絶妙な焼き加減なワケですよ。
で、かけられたのが甘酸っぱいお好み焼きソースですわ。

ありゃーのー、薄焼き(神戸焼、長田焼)のモダンじゃけぇ。

じゃあの。

すゑちゃん 青木店
住所:神戸市東灘区北青木3丁目7-15 粉ものマップ
電話:078-431-9989
営業時間:11:30~22:00 11:30~21:00(日祝)
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
cp4 mf4 re5

2008年12月21日日曜日

ぱぁ忘年会@離の宴

予算¥4,000(お造り(ヒラメ、ハゲ、イカ、マグロ)、オードブル(ローストビーフ、チャーシュー、エビ唐揚げ、他)、すき焼き)

今年一年御世話になりました。来年もよろしくお願いいたします。

しかし、家に着いたのが午前四時前。もちろんその日も仕事。
もう若くないのでしんどいです、こんな呑み方、嫌いではないのですが、、、好きです。

びすとろTHE屋台 離の宴(はなれのうたげ)
住所:神戸市灘区篠原南町7-2-5 肉料理マップ
電話:078-882-4567
営業時間:17:30~22:30
定休日:不定休
cp6 mf6 re-
びすとろTHE屋台 離の宴@畑原東
肉のやまもと びすとろ THE 屋台@畑原東
オトウトとの会食@離の宴

2008年12月20日土曜日

脱写メ

素人ばかりの写真展なのですが、三点ほど出さへんか、と誘われました。
しかし、私は携帯しか持っていないので、流石にそれを焼いてもちょっとなぁ、と。
まぁ、写メなら写メなりの作品の作り方、見せ方というのもありますが、皆さん印画紙に焼いてパネル貼りする中、調和を乱すのもなんなので、買ってしまいました。

COOLPIX P60を。

メーカー保証一年付で送料込みジャスト一万円。

私のコンデジに求めるスペックは、広角、光学ズーム、乾電池使用で安いこと。オクさんに相談したところDMC-LX3を奨められたわけですが明らかに予算オーバー。
そこで見付けたCOOLPIX P60の在庫処分セール。安モンのコンデジではあっても、口径がでかい分だけでも携帯よりかはマシかと。広角ではないけれど。。
これからの旅の相棒はこれです。どんな画質かはこれから試していきます。

2008年12月19日金曜日

からし志@今池本通商店街

予算¥1,780(たい、まぐろ、生たこ、しまあじ(各二貫)¥200、ひらめ(二貫)¥300、キリンラガー大瓶¥380、澤の鶴ぬる燗¥300)

この界隈ではカレーラーメンなどを格安で食すことが出来るわけだが、それは寿しとて例外ではない。

"からし志"
先ずは"たいとひらめにまぐろとあなごとビール"から始める。ところが、一番食べたかった"あなご"を切らしていると言う。そこで"生たこ"に換えた。が、これもないということで"しまあじ"を。
たいにひらめと刷毛で醤油を塗りながら摘んでいくと、"たこ"ありました、というわけでそれと合わせてぬる燗も頼んだ。
ネタはこの値段なのに結構大きめ。そして新鮮そのもの、というわけではないがこの値段では十分だろう。握りの技術も良い感じではあるのだが、酢飯が好みには合わない。酢も甘みも艶もない普通のご飯で握ったおにぎり風味。それでも寿し十貫にビールと酒で二千円でお釣りがくるのは素晴らしい。ここは造りや一品を頼んで酒呑みといった使い方が私向き。

からし志
住所:大阪府大阪市西成区太子2-4-8 寿司マップ
電話:06-6641-9525
営業時間:16:00~21:00
定休日:月曜
cp8 mf6 re5

2008年12月18日木曜日

パンクの神様

ある日のこと。
仕事を終え、バイクに跨り、
"さてと、今晩は何を食べようか?"
などと思いながら、ひとあしふたあし、と漕ぎ出しますと、ハンドルの鈍重な感触が気になりました。
前輪をチェックしてみると圧が抜けています。リム打ちした憶えもないし、チューブの経年劣化によるスローパンクチャーかな?というわけで、買い置きのチューブと交換しました。
なんたって今のチューブは十年物。その間一度もパンクしたことがないので、ついつい交換せずに済ませてきてしまいました。

実はですね、パンクの二日前にベッドマットレスがパンクしました。パンクは癖付くものなのでしょうか?パンクの神様が舞い降りてきたのでしょうか?
パンクの神様といっても"イギー・ポップ"や"シド・ヴィシャス"なら良かったのですが、いやそれではもっと悲惨な目に遭いそうですね。私からも抜けていってしまいそうです。魂とか、何か大切な物が少しづつ少しづつ。

後ですね、このパンクの更に三日前に前輪のタイヤを盗まれる夢を見ました。それもホイールごとではなく、タイヤとチューブだけを。今にして思えばあれは予知夢だったのでしょうか?
この一連の出来事が更に続くとんでもない出来事の啓示や暗示でなければ良いのですが。。

2008年12月16日火曜日

番屋 ながさわ@菜園

予算¥30,500(男2人女1人子供1人)(銀河高原ビール小麦のビール¥520x3、ヴァイツェン¥520、カルピス¥310、七福神純米吟醸ぎんが720ml¥3,300、仙台茄子漬け、岩牡蠣、ほや刺し、刺身盛合せ(すい、せいだがれい、あいなめ、めぬけ、本まぐろ、だつ、ひらめ)、貝お造り(帆立、北寄、北海真つぶ、あわび)、前沢牛和風ステーキ、地鶏親子天¥750、他)

盛岡で海鮮を食べようといえば"鮨懐石 重兵衛"か"番屋 ながさわ"になることが多い。どちらも三陸の美味い魚に旨い地酒を呑ませる店だ。

"番屋 ながさわ"
この店は、南部曲り家を移築してそのまま内装として仕上げた、という落ち着いた設えが自慢である。以前は大通りに面した雑居ビルの中にあり、EVを降りて低い潜り戸を抜けるとそこは古民家、といったインパクトの強い店であった。今では菜園の一軒家に移ってしまい、面白味が減ってしまった気はするが、海鮮の質は相変わらず相当高い。
その中でも岩牡蠣だけはいつも外せない。何たって、牡蠣嫌いだった私を牡蠣好きにしたのは、この店の岩牡蠣なんだからね。ちゃんと責任取ってよね。

番屋 ながさわ
住所:岩手県盛岡市菜園2-6-1 海鮮マップ
電話:019-622-2646
営業時間:17:00~23:30(LO 23:00)
定休日:日曜(日、月曜が連休の場合は月曜休)
cp6 mf7 re7

2008年12月14日日曜日

Parkway Driveway

ルート:伯母野山住宅街-天狗塚-杣谷峠-摩耶山天上寺-掬星台-史跡公園-上野道-摩耶ケーブル下

同行者:scott

六甲山の前山のひとつ、長峰山を目指した。
前回登頂した六甲山最高峰は、眺望が無く、登り切ったぞ、という感慨に乏しかったであろう、と思ったからである。
その長峰山天狗塚からの眺めは、遠く眼下に神戸の街並み、大阪湾を経て、関空、泉佐野まで拡がり、ひとたび視線を後ろへ移せば、六甲山の山並みが少々早くはあるが軽く色づく様を見せてくれるであろう。
360°の展望を見せるこの山は、六甲山系の内で最も好きな山のひとつである。

11:27 篠原厳嶋神社 134m(GPS)
いつも長峰山に登るときの儀礼、篠原厳嶋神社での安全祈願。参拝を済ませ、いざ行かん、と荷を背負い直すと、社務所より声がかかる。
何でも今日は"うどん祭り"とのこと。思いがけず"うどん"など戴いてしまった。

11:45 長峰山登山口 283m(GPS)
とても住宅地とは思えない"伯母野山住宅街"を抜けていく。ここは明らかに山裾ではなく、山中だ、人の住むべき場所ではない、いつ来てもそう思う。そうして、登山口に辿り着く頃には長峰の半分は登った気になっている。実際、この登山口までのアプローチが長峰最大の難所だと思っている。

11:58 水場 413m(GPS)
長峰山登山道唯一の湧水で喉を潤し、水筒を一杯にする。
登山口から此処辺りまでは傾斜が緩く、伯母野山住宅街での精神的疲労を癒すのにもってこいである。"大丈夫、大丈夫"というscottにもまめに水分を補給するように促す。

12:20 尾根593m (GPS)
九十九折の急坂を抜けると、突如として木立が切れ、視界が開ける。この森深い長峰尾根にあって、何故か此処だけが伐採され、下生えが広がる。夏場に於いてはこの日陰のない尾根は憎らしくもあるのだが、春秋冬時は緩やかに下るその斜面越しに六アイ、瀬戸内の海を望むことが出来き、その眺めたるや頂上に至るまでの一服の清涼剤といったところである。

12:34-13:16 天狗塚山頂 (687.8m)
天狗塚によじ登り、アルコールストーブで水を沸かす。それでコーヒーを淹れ、coopで買ったおにぎりをほおばる。そしてこの眺め、家から二時間足らずで辿り着けるというのにこの達成感はスゴイ。
だから山登りはやめられない。

前方の山肌を這うようにうねる一筋の道を、けたたましい音を響かせながら単車が上っていく。
"あれが表六甲ドライブウェイ"
とscottに指し示す。
"Driveway?あれはParkwayね"
そういえば、奥琵琶湖パークウェイや日本平パークウェイと、表六甲ドライブウェイに比叡山ドライブウェイ。日本では同じ観光道路でも二通りの言い方がある。
"駐車(park(ing))する道(way)なのに、走る、運転(drive)する道(way)なのに、駐まる、面白いね"
scottが笑う。
英語で"Driveway"といえば家の前の車を止める道、すなわち私道部分の事だもんな、なんでそんな名前なのだろう?そういわれるまで考えたこともなかった。
TurnpikeにTollroad。英語も語源を調べてみると色々と面白いのかもしれない。

13:35 杣谷峠 650m(GPS)
13:50-14:05 天上寺 697m(GPS)
14:16-14:33 掬星台 682m(GPS)
14:43 史跡公園 625m(GPS)
14:47 青谷分岐 600m(GPS)
14:56 尾根分岐 550m(GPS)
15:20 摩耶ケーブル下 218m(GPS)

長峰山(ながみねさん)
標高687.7m
兵庫県
所在地:兵庫県神戸市灘区 

摩耶山(まやさん)
標高698.6m
兵庫県
所在地:兵庫県神戸市灘区 
神社仏閣:摩耶山天上寺
所要時間:3:35

篠原厳嶋神社
鎮座地:神戸市灘区篠原北町3丁目16-7
電話:078-871-1486
祭神:市杵島姫神 素佐男命 菅原道真公
神紋:三つ盛り二重亀甲に剣花角
氏子:篠原北町 篠原本町 篠原中町 篠原南町
河内国魂神社から昭和28年に氏子を分離

摩耶山天上寺(まやさんてんじょうじ)
所在地:神戸市灘区摩耶山町2-12
宗派:高野山真言宗
本尊:十一面観世音菩薩
開山:法道仙人
札所:
新西国22番
関西花の寺10番
西国愛染明王4番
神戸七福神布袋尊
神戸十三佛霊場2番
摂津国三十三4番
摂津国八十八80番
福原西国奥の院
拝観料:無料
御利益:女人守護
公式サイト

2008年12月13日土曜日

お好み焼き 慈恩弘国@東寺

予算¥5,100(男3人)(具腐焼き(具に豆腐の入ったお好み焼き)¥950、怒無焼き(怒りを無くして悟りの境地)¥1,000、ザクレロ焼き(我が国のほこるビックリドッキリメカ)¥1,400、フラウボウの気まぐれ横道¥600、コロニー落とし¥600、ギレンビール(ギレン一番搾り)¥550)

大阪府民が増えすぎたお好み焼き屋を全国に展開させるようになってすでに半世紀。
大阪のまわりには巨大なお好み焼きコロニーが数百万店浮かび、人々はその立方の内壁を大地とした。
その人類の第二の台所で、人々は子を産み、食べて、そして死んでいった。
創業宇宙世紀007。
大阪から最も遠い慈愛と恩恵に満ちた弘法さまのお国は、慈恩弘国を名乗り、大阪府政府に独立戦争に挑んできた。
この1ヶ月余りの戦いで、慈恩弘国とお好み焼き軍は、総キャベツの半数を腹に納めた。
人々は、自らの行為に恐怖した。客席は膠着状態に陥り、三時間余りが過ぎた。

"お好み焼き 慈恩弘国"
予約が取れずにかなり待ってからの入国。
店員皆、ガンダムコスという非常に濃い店であった。店長さん以外は女の子で三人。誰かがマチルダさんで、他がフラウボウ一号から六号のうちの誰からしい。
店長さんを一目見て、"あぁ、この人は土ズル"(失礼)と思っていたが"蘭腹ル"だった。

因みに"コロニー落とし"はビールにライムを搾り、"コロニー(コロナ)ビール"で、そこに"ザク(ロ)"を加え、コロニーが落ちたときの閃光をイメージしました、とのこと。
"フラウボウの気まぐれ横道"はフラウボウが適当に酒などを混ぜて作ります。頼まない方が良いそうです。
で、"具腐焼き"は醤油味のお好み焼きで、キャベツ、ネギ、ベーコン、揚げ玉、豆腐、紅ショウガにイカが具で入っていました。これにレタスと鰹節、それに目玉焼きをモノアイに見立てて、盛りつけます。
"怒無焼き"はお好み焼きソース味、"ザクレロ焼き"はカレーっぽい味と言っていました。
是非ともガノタ足るもの一度は足を運びましょうゾ。
あ、あと、おみくじもあるでよ。

見た目は写真でどうぞ、アールさん。

いきなり頼む!?、フラウボウの気まぐれ横道

今日のレタスはいいものだ、具腐焼き

ああっ、俺をお好みにした?怒無焼き

めっちゃわろてる、ザクレロ焼き(Designed by 大河原邦男)


お好み焼き 慈恩弘国(じおんこうこく)
住所:京都府京都市南区西九条大国町3 粉ものマップ
電話:075-693-9092
営業時間:18:00~23:00(LO 22:30)
定休日:月~木曜
公式サイト
cp4 mf6 re2~8

2008年12月12日金曜日

大起水産@東部市場

予算¥2,533(貝汁¥158、生えび(サービス品)、生鯛(サービス品)、マグロ¥105、炙り岩タコ、ぶり巻¥210、金目鯛、帆立貝柱¥268、本マグロ大トロ(一貫)、大煮穴子¥368)

市場の中の回転寿司屋。安く、ネタがよいと聞いたので通りかかったついでに寄った。

"大起水産"
平日だというのに中々の混み具合、と期待して入りはしたものの。。

本来すき身にすべき部分までネタとして使っているため、筋が多く食感が良くない。また、全体的に水っぽく、旨味も少ない。
初めに食べた貝汁と金目鯛が意外と美味かっただけに、他にも美味いものがあるだろうと食べ過ぎるほど試してみたのだが、他にはアタリを引くことはなかった。
本マグロ大トロも本マグロらしからぬ脂の臭いがしたので、本マグロかどうかはちょっと疑問ではある。もっとも回転寿司のネタの名前をそのまま信じてはいけないのだろうけれども。
赤だし貝汁無料券を貰いはしたものの、再訪はないだろう。会計も間違えていたしね。

大起水産 東部店
住所:大阪府大阪市東住吉区今林3-1-29 寿司マップ
電話:06-6753-1015
営業時間:11:00~22:00
定休日:不定休
cp4 mf4 re5
公式サイト

2008年12月10日水曜日

田のうえ@阪神尼崎

予算¥1,100(かつ丼¥550、アサヒスーパードライ大瓶¥550)

アマでかつ丼といえば田のうえ、田のうえといえばかつ丼、というほど有名な店。暖簾に"味 かつ丼"の文字を染め抜くことからもその自信の程がうかがえます。

"田のうえ"
頼むはもちろんかつ丼。
下部は固めに煮染められ、上部はトロトロという卵具合に薄くスライスされたタマネギに青ネギ、カツは薄めの豚ロースにぼってっとした厚めの衣。で、割下は醤油の効いた甘みの強い濃いめものを。
それにイリコの効いた味噌汁、二切れの沢庵が付く。これで五百五十円という値段はかなりのものである。ただ、イリコは、イリコ出しは苦手なんだよなぁ。

住所:兵庫県尼崎市神田南通1-32 かつ丼マップ
電話:06-6413-9254
営業時間:11:30~20:30
定休日:毎月3日、4日、13日、23日、24日
cp7 mf7 re7

2008年12月9日火曜日

JAZZ LIVE & RESTAURANT SONE@北野坂

予算¥0(おごり)(チャージ¥900、生中(ザ・プレミアムモルツ)¥750)

アキナちゃんが、あの"SONE"でやるということで半年ぶりの訪問。

"JAZZ LIVE & RESTAURANT SONE"
その日は21:00からのステージに合わせて訪れた。平日だというのにほとんどのテーブルが埋まっている。奥へと案内される中、みっちゃん(真)に声を掛けられ、同席することに。

此処に来るまでにビールに日本酒に酎ハイにウヰスキーにブランデーに、と結構呑んでしまっていたので何を演奏していたかは憶えていない。たぶんスタンダードの数々、だったかと。微かに思い出すのは、彼女の堂に入った歌いっぷりと、ずっといちゃついていた斜め前のカップル。

マスターごちそうさまでした。

JAZZ LIVE & RESTAURANT SONE
住所:神戸市中央区中山手通1-24-10 Barマップ
電話:078-221-2055
営業時間:17:00~24:30 17:00~24:00(日曜)
昼下がりのジャズライブ:14:00~ 15:00~ 
定休日:不定期火曜
公式サイト
cp6 mf6 re6

2008年12月8日月曜日

中華料理 王さん@出屋敷

予算¥850(中華風カツヤキメシ¥850)

有名な割りには、いつ覗いても閑散とした店内。当然の如く、今日も客は入っていなかった。

"中華料理 王さん"
この店は上ヤキメシで有名なのだが、いつも気になるのは中華風カツヤキメシなるもの。そして迷った上でのカツヤキメシという選択。

先ずは上に載せられたカツをスプーンですくい上げ口に運ぶ。サクサクと軽い衣に、脂身の少ない肉の風味をラードが補う。それにちょっぴりスパイシーなソースがアクセント。カツ単体としてもそう悪くない。
次にスプーンでもってトロトロの薄焼玉子を差し込み裂く。その裂かれた膜の中からはケチャップライスが顔を出した。
カツヤキメシと言うからには、てっきり中身は焼きめしだと思っていたのに裏切られた気分。ここはその名の通り、焼きめしであって欲しかった。これが中華風と銘打っているのは焼きめしだからではなく、チキンライスに玉葱ではなく葱が使われていることと、刻みネギを散らした鶏ガラスープが付いているが故であったか。
しかし、これでは中華風カツヤキメシではなく、中華風ボルガライスと言うべきであろう。ボルガライスという名が一般的ではない、と言うのなら中華風カツオムライスと名乗るべきでは無いだろうか。
名前的にはちょっと?といった気分ではあったのだが、トンカツにオムライス、この子供に、もちろん大人にも人気の二つを併せて美味しくないわけもなく、そこに中華の要素を加えたというのも面白くもあり、味、量、共に満足いく一品ではあった。
ただ、カツ丼亜種として分類しようと思っていたのだが、これはオムライス亜種であったのが残念なだけ。

中華料理 王さん(わんさん)
住所:兵庫県尼崎市昭和南通7-177-4 オムライスマップ
電話:06-6413-8939
営業時間:19:00~25:30
定休日:不定休
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2008年12月7日日曜日

魚果菜処 亀嘉@北野坂

予算¥12,850(男1人女1人)(付出(茄子の塩昆布和え)、造り四種(サンマ、伝助アナゴ、もどりがつお、甘エビ)、昔ながらの地鶏 有馬山椒焼き¥1,000、だし巻き¥700、明石蛸と塩昆布の唐揚げ¥800、さつま芋のうす衣天プラ¥600、ホタルイカ一夜干し¥800、銀シャリご飯¥1,000、生中(ブラウンマイスター)¥600x2、アサヒ黒生中瓶¥650、奥播磨純米¥1,000、奥播磨誠保¥1,200、獺祭温め酒(40℃)¥900)

"何処行こうか?"
"ん-、口内炎が出来ているから、刺激が少ないヤツ食べよ"
というので和食を選んだ。

"魚果菜処 亀嘉"
"何食べる?"と尋ねると"サンマは外せないね"と答えるので"造り四種にサンマを入れて"と注文。あと鶏好きとしては試してみたい地鶏の山椒焼きに、これまた蛸好きとしての明石蛸の唐揚げを続けて頼む。するとメニューと睨めっこしていたモトカノさんは"あと、だし巻き"とそれに付け加えた。

ビールで乾杯し、付出に箸をつける。これは生の茄子に塩昆布を添えたモノ。時期からいって水茄子だろう。酒のアテとしてはちょっと物足りない気もするがサクサクした食感が楽しい。
先ずは造りからのスタート。アナゴは身に包丁を入れ皮目を炙ってある。これが香ばしくふわっとじわっと旨味が拡がる。サンマも時期なだけにしっとりと脂がのっている。もどりがつおに甘エビもモノがよい。魚の質は中中に高いなぁ、と思い、これならやっぱ日本酒だな、と早早に遷る。
頼んだのは奥播磨。三勺の猪口に丁度三杯分、一合弱の量。ちょっと気の利いた肴を出す店は奥播磨を置いていることが多いような気がする。
併せるのは地鶏の山椒焼きにだし巻き。山椒焼きはしっかりとした歯応えと風味を保つ鶏に実山椒が散らしてある。鶏単体では味わい深いが、実山椒の風味に負けてしまっている様な気がする。自分でも好きなだけに実山椒は漬けるが、いつも持て余し気味となってしまっている。それから、だし巻きはどうだったかな?山椒で舌が麻痺していたのであまり憶えていないや。
続いては他の地酒を見せて貰い、同じく奥播磨の誠保を選ぶ。これが非常に旨かった。しっかりとした酸味と旨味、そしてスッキリとフルーティーな吟醸香、奥播磨純米では僅かに感じる野暮ったい部分を削ぎ落として洗練させた味。こういうのを呑めただけで来た甲斐があるというものだ。

"ツマミがなくなっちゃったね、それじゃあ追加しよっか、さつま芋の天プラに、ホタルイカに、〆はやっぱりご飯だよね、あとぬる燗ね"と追加していく彼女。
"おいおい、よく食べるな、こっちは結構腹が膨れてきたゾ"と思いながら黒生を追加した。

魚果菜処 亀嘉(さかなどころ かめよし)
住所:神戸市中央区中山手通1-22-6 クラン山手B1 居酒屋マップ
電話:078-221-0767
営業時間:17:00~23:30
定休日:日曜、祝日
公式サイト
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■奥播磨下村酒造店
住所:兵庫県姫路市安富町安志957
電話:0790-66-2004
FAX:0790-66-3556
公式サイト

奥播磨 きもと純米誠保(じょうほ)ひやおろし
1800ml ¥3,045 720ml ¥1,522
生もと純米
原料米:夢錦
精米歩合:55%
日本酒度:+4
酸度:2.3
alc:17.3%

純米 奥播磨 スタンダード
1800ml ¥2,625 720ml ¥1,312
純米
原料米:夢錦
精米歩合:55%
alc:15.8%

■旭酒造株式会社
住所:山口県岩国市周東町獺越2167-4
電話:0827-86-0120
FAX:0827-86-0071
公式サイト

獺祭(だっさい)温め酒 50
1800ml ¥2,835 720ml ¥1,418
純米吟醸
原料米:山田錦
精米歩合:60%
alc:14~15%

2008年12月6日土曜日

篝火 嘉左衛門 純米吟醸

岐阜の酒屋にて購入720ml¥1,417

岐阜山中でのキャンプに向け、岐阜の地酒を、と選ぶ。みんなが集まってから開けようと思っていたのだが、寒さに負けて一足先に酒で暖を摂った。
先ずは冷やで。純米らしい深みが感じられず、あっさりしすぎた味わい。アルプス酵母と言う割りには吟醸香に乏しく、アルコール添加の様な刺激がある。量販店での購入のため保存が良くなかったのかも?
というわけで、ガスストーブを取り出し、湯せんにて燗つけする。ぬる燗にすれば、もう少し香りが立ち、味わいも出るであろう、という考えからだ。
しかし、ここで皆さんの登場となり、話をしているうちに熱熱の熱燗になってしまっていた。熱燗では嫌な香りが鼻を衝いたので、次の一杯はちゃんとぬる燗で戴いく。
温めることにより、味にふくらみが出る。今回のこの酒はこの呑み方が一番好みに合っていた。

■菊川株式会社
杜氏:平沢 至正
住所:岐阜県各務原市鵜沼西町1丁目543番地
電話:
営業部:0583-84-1188
業務部:0583-84-1235
管理部:0583-84-1236
製造部:0583-84-1237
E-mail:kikukawa@sake-kikukawa.co.jp
公式サイト

篝火 嘉左衛門 純米吟醸
1800ml ¥2,856 720ml¥1,428
純米吟醸
原料米:美濃雄町100%
精米歩合:60%
酵母:アルプス酵母
日本酒度:+1
酸度1.6
アミノ酸度1.2
alc:15.0~16.0%

2008年12月5日金曜日

華風料理 一芳亭@なんば

予算¥860(しゅうまい¥310、アサヒスーパードライ大瓶¥550)

忘年会までまだまだ時間があるので昼酒をば。

"華風料理 一芳亭"
薄焼卵の皮で包みあげられたコロコロと丸い焼売が五個、真っ白な皿にまるく輪を描いて並ぶ。それをひとくち囓れば、豚とエビのミンチのふわっとした柔らかな食感と大きめに刻まれたタマネギのしゃきしゃきとした歯応え、豚とエビの旨味とタマネギの甘みが拡がる。これに練り芥子をたっぷりと付けて食べるのがまた美味い。
やっぱり焼売と言えば、"崎陽軒"や"東来春"より"一芳亭"だな。
そして、いつの日にか、若とり唐揚をば。

華風料理 一芳亭(いっぽうてい) 本店
住所:大阪府大阪市浪速区難波中2-6-22 中華マップ
電話:06-6641-8381
営業時間:11:30~20:00
定休日:日曜、祝日
公式サイト
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2008年12月2日火曜日

川勝總本家@松原大宮下ル

予算¥1,155(ゆず入り長いも¥525、千枚漬¥630)

京土産といえば、やはり漬物でしょう。

"川勝總本家"
お茶まで出して戴き、色々と試食させてもらいました。
京のお店は、時によって磨き上げられた独特の空気があって居心地が良いですね。
余所者は住みにくい街ですけど。

川勝總本家 本店
住所:京都府京都市下京区大宮通五条上ル上五条町394 和食マップ
電話:075-841-0131
営業時間:9:00~18:00
定休日:年中無休(1/1~1/3除く)
公式サイト
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2008年12月1日月曜日

呑み処 たなか屋@魚の棚

予算¥1,510(仙介¥480、鶴齢¥580、タコ刺¥450)

すっかり酒気分となってしまったので、魚の棚にある立ち呑み屋に酔った。いや、寄った。

"立ち飲み処 田中"
魚の棚に面する"たなか酒店"横の狭い狭い通路を抜け、潜り戸をくぐると、ちょっと素敵な空間が拡がっている。
この立ち呑み屋は日本酒の揃えが良く、アテも魚の棚から仕入れによる手作り、という家の近くに在って欲しい店のひとつだ。
先ずは"仙介"の冷やを頼む。この店では湯せんで燗つけしているので好みの温度にして貰えるのだが、今日はトコトン冷やで、といった気分。
仙介は灘の酒で、"おだやかなふくらみを感じる食中酒"との事。ひとくち含むと、まろやかな甘みと酸味に控えめな樽香が拡がる。純米らしいコクは感じられるのだが、アルコールの刺激がちょっと気になる。
アテとしてタコ刺しを頼む。"山葵?生姜?"と聞かれたので山葵で。タコ刺にスダチを搾り、ワサビにたまりで頂く。新鮮な生蛸のねっとりとした感じはないが、程良い歯応えと甘みがある。
続けて"鶴齢"も、もちろん冷やで頼む。過ぎない吟醸香に甘みと含み、なかなか美味しい。

もう少し試していきたかったのだが、前の店と合わせて日本酒三合にビール一本。これ以上はちょっと呑みすぎだ。

立ち飲み処 田中
住所:兵庫県明石市本町1-1-13 立ち呑みマップ
電話:078-912-2218
営業時間:10:30~14:00 16:30~21:00(平日)
10:30~18:00(土日祝)
定休日:木曜
公式サイト
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■泉酒造株式会社
住所:神戸市東灘区御影塚町1-9-6
電話:078-821-5353
FAX:078-851-3214
公式サイト

仙介 純米酒
1800ml ¥2,730 720ml ¥1,365
純米酒
原料米:山田錦(麹米) アケボノ(掛米)
精米歩合:70%
alc:16度以上17度未満

■青木酒造株式会社
杜氏:新保 英博
住所:新潟県南魚沼市塩沢1214
電話:025‐782‐0023
FAX:025‐782‐4849
E-mail:hiranoya@kakurei.co.jp
公式サイト

鶴齢 純米吟醸
1800ml ¥3,045 720ml ¥1,523
純米吟醸
原料米:美山錦
精米歩合:55%
日本酒度:+3.0
酸度:1.4
alc:15度以上16度未満

2008年11月30日日曜日

本場長崎ちゃんぽん 淀川@旧神明

予算¥900(ちゃんぽん¥650、ぎょうざ¥250)

旧神明を走っているとイヤでも目に付くバラック然とした建物。通る度に気にはなっていたのだが、漸く意を決して訪れることにした。

"本場長崎ちゃんぽん 淀川"
店内に入って先ず目に付いたのが、焼めしにドライカレー、そばめし、焼肉丼から焼きそばにとんかつラーメンと何でもアリなメニュー。もしかして地雷?との思いが頭を過ぎるが、いつの間にかちゃんぽんを、そして値段の安さからぎょうざも併せて注文していた。

先ず餃子が運ばれてきた。ニラが多めの物が小振りながら七つ並ぶ。安いが可もなく、不可もなく、といったお味。
そしてちゃんぽん。これがかなりのボリューム。大きな擂り鉢に、タップリの麺と山盛りの野菜があっさり塩味のスープと共に煮込んで盛りつけられている。
具はキャベツ、モヤシ、ニンジン、豚バラ、イカ、ナルト、てんぷら(サツマ揚げ)。太麺だが唐灰汁を使っていないのかもちもち感のない麺に、これまた豚骨を感じないあっさり塩味のスープ。この量、この味、この値段でもちろん文句は無いのだが、これはチャンポンではなく、タンメンだ。

本場長崎ちゃんぽん 淀川
住所:神戸市西区伊川谷町別府1-9 ラーメンマップ
電話:078-974-5317
営業時間:11:30~23:00
定休日:木曜
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2008年11月29日土曜日

Curry Cocktail マンボウ@篠原

予算¥1,300(ジンライム¥700、生中¥600)

マンボウさんが再開したことをエーちゃんより聞いた。弟さんが引き継ぎ、Shot Barになったという。

"Curry Cocktail マンボウ"
開店当初のバタバタとした感じもそろそろ落ち着いたかな、と扉を開けた。
バーボン、ウォッカ、ジン、テキーラなどハードリカーが二種類ずつ並び、リキュールが十種といったところ、これから少しずつ増やしていくそうだ。
先ずはボンベイでジンライムを頼んだ。続けて生ビールを頼むと、
"こういうの知ってます?"とボトルの底に残ったボンベイをグラスに注ぎ、ビールを注ぎ足す。
"ドッグズノーズっていうカクテルです、犬がビールとジンを嗅ぎ分けたからそう名前が付いています"
"呑んでみます?"と、ひとくち貰う。
コリアンダーの香りが立ち、 ヒューガルデン グランクリュに似た味わい。
学生の頃、カクテルといえばショートカクテルばかり呑んでいたので、こんなビアカクテルは知らなかった。
たまにはbarに顔を出し、カクテルを教えて貰うのもいいものだ。

以前の喫茶とドラムスクールという形から、喫茶とShot Barとしての新たなマンボウがスタートしました。
モーニングはトーストとサラダ、ベーコンエッグが付いて400円と名古屋にも負けていません。自慢のカレーもほぼ終日、出せるそうです。
本日(11月29日)はジャックダニエルのキャンペーンガールが来るとか来ないとか。

Curry Cocktail マンボウ
住所:神戸市灘区篠原南町7丁目2-15 Barマップ
電話:078-871-2969
営業時間:9:00~15:00、19:00~24:00
定休日:無休
cp5 mf7 re5
Live&cafe マンボウ@篠原
ぬこ様@マンボウ
OZZY@将軍通

2008年11月28日金曜日

暗峠ヒルクラ

全行程:104.6km

暗峠
距離:3.0km
高低差:441.0m
Time:retire
ルート

GIANT warp RS2
3x8
F スリック1.75
R スリック1.75


西日本を襲った寒気団。とても十一月も半ばとは思えぬ寒さで、単車になど、乗るもナシ、見るもナシ、といった気分にさせられていた。こんな日は引き籠もってエロゲか、六甲山に駆け上がりトレランか、自転車に飛び乗ってヒルクライムか、猫が炬燵でまるくなるかに限る。というわけで氷点下かもしれない生駒山は暗峠へと向かった。
怠い怠い二国を抜け、更に輪を掛けて怠い、阪高東大阪線沿いを進む。途中、"関西一おいしい!ミンチカツ"で腹をいっぱいにし、くらがりの入り口へと到着した。

東箱殿?の交差点からヒルクライム開始。最初は緩い坂が続く。通勤路の方がよっぽど急なのでこの辺りはかなり余裕で足が動く。
しかし、近鉄奈良線の下を潜るといきなりの急坂、ギアを一気に落とす。その東大阪の街を見下ろす生駒の斜面にも、新たに建売住宅が建築されていることに驚きつつものダンシング。リアサス、フロントサスを激しく軋ませながら続け上る。
漸く住宅街を抜け、山道らしき処に差し掛かる。その境目、四ツ辻の先に続く急坂を見た途端、心は折れてしまった。胸の奥底からポキッと音が響き渡った。いや、ゲフッだったかもしれない。もうここまでで急坂はお腹いっぱいだった。気持ち的にも一杯一杯だった。いくら無料でもご飯を大盛りにすべきはなかったと後悔した。こんな坂をあと2kmもダンシングするなんて、もんた兄弟でもなければムリというものだった。いっそのこと嘘に染まって欲しかった。瞳を閉じて見なかったことにしてしまいたかった。ここでファイナルアンサー?と言われようが、50:50を使おうが、ドロップアウトするしかなかった。暗峠ヒルクライム五分足らずでのリタイア。それが今回の残念な結果だった。

クリートをカチャカチャいわせながら、バイクを押して上る。正確にはカチャカチャとはいわない。つま先立ちのようにして上らなければならない激坂なので、クリートが路面に触れることなどなかった。スニーカーであれば楽楽上られるであろうこの坂も、ビンディングシューズではかなりキツイ。それでも既に観光気分漂う感じで、308号を楽しみながら上っていく。芭蕉の句碑を眺め、観音寺を参拝する。そんなお散歩ペースで暗峠を目指した。

やがて緩やかな道と出会い、漸く峠まで来たか、と思い、そこにある看板を眺めるが、未だ一キロ近くを残していることを確認し、再び心が折れそうになる。
しかし、そこにこの先にあるという"弘法の水"を見付け、気力を奮い立たせた。その弘法の水で喉を潤し憩いのひとときを、と思っていたのだが、水質検査の結果、生水で飲まないでください、ときたもんだ。観音延命の水があるから取り立てて飲む必要は無いのだが、やはり気持ち的には萎える。だが、ここまで来たからには、と、傾斜も緩くなった事だし、と、再びバイクに跨り漕ぎだす。殆どシッティング。僅かに訪れる急坂だけ腰を浮かせ、体重を掛けた。
やがて現れた分岐。綺麗に舗装された道は峠への道ではなく、その横に続く狭い道を上る。そうして訪れた集落。生駒山の鞍部に僅かに拡がる平地に畑を開き、今となってはこの峠越えをする人も、そこで宿を取る人も、殆ど居ないであろうこの様な不便な土地に、今も尚、住み続ける人々が多くいた。
そして再び心の支えとして目指してきた喫茶は休みだった。

上りの時点で薄薄は感じていたのだが、下りがホンマにヤバかった。何度か死ねる。
まずは寒冷死。体を擦り抜けていく風の冷たさたるや、しわしわっと通常の三分の一倍に縮み上がるほど。カツマタではなくサルマタにしとけよ、パイナポにあこがれてる場合じゃないゾってレベル。
そして事故死。この坂をこの速度で下って、突然ケーブルが切れたら死ぬな、絶対に、って胸の奥がキュン、これって恋の予感?じゃなくて、ふぐりの中でギュン、これって縮む股間?ってなるレベル。
それから疲労凍死。多くの枯葉舞い散る中、ホワイトアウトし、リングワンダリングしたあげく、力尽き、倒れる。おおさかキャンパルでツェルトを買わなかった事を後悔するレベル。
流石にそれは言い過ぎだがマジで死ぬかと思った。暗峠に挑むには十年早かった。それでもこれで一応は暗峠に上ったな、とか思ってンの。ホント俺ってダメ人間。誰か剛脚下さい。