2012年1月31日火曜日

やきとり まさや

予算¥7,750(男1人女1人)(生中¥210、ハーフ&ハーフ¥210x5、黒ビール¥210、熱燗¥210x1、角ハイボール¥210、ももにく¥314、ねっく¥209、ぎんなん¥314、ずり¥209、ハツ¥314、とりはらみ¥209、豚バラ¥261x2、うずらたまご¥209、しそ巻き¥314、ささみ明太子¥314(各二串)、漬物¥314、つくねポン酢¥314、しらこ(鶏の睾丸)¥314、焼きおにぎり(2ヶ)¥314、鳥スープ¥209、選べる付出¥210x2、持ち帰りセット¥1,050)

 「まさや」って云うと、学生の頃にお互いの懐具合を試算しながら「もう一本頼めるね」なんて感じでカノジョと楽しんでいたチェーン店の焼鳥屋ってイメージやったのに、この度「結構旨い焼鳥屋が在るわ」ってな成り行きで連れて行かれたその「まさや」ってのは、なかなかにいい感じであって、塚口で呑む時にしばし利用する店となってしまっていた。

 生中、焼酎、ポン酒、酎ハイにハイボールってな数々が、それぞれ各々¥284(税込)。カウンターにおいては期間限定で更に安くての¥210(税込)ってのは確かに魅力的過ぎるって云うくらいに魅力過ぎなわけで、なんちゃらかんちゃら津津浦浦にして、久しぶりというか二三日ぶりに散々な具合に呑み耽っていた一夜だった。

やきとり まさや 阪急塚口店
住所:兵庫県尼崎市南塚口町2-16-2
電話番号:06-6429-3210
営業時間:17:00~03:00(L.O.02:00)
定休日:不定休


2012年1月18日水曜日

やきとり 鳥政

予算¥2,280(お通し(〆鯖、枝豆)、鳥ニンニク串焼¥120、カシラ¥100、レバー¥100、たまねぎ¥100(all塩)、ます酒¥700、会津ほまれ辛口(もっきり)¥350、あがりみそ汁、みかん)

 地元ナンバーで一杯の駐車場を抜けて暖簾を潜ると、これまた小上がりからカウンターまでほぼ満席状態で、入り口近い片隅にひとつだけ席が空いていた。

 まず頼んだのは冬季限定のます酒。カウンターから眺めるその先に新酒の樽が鎮座しているのだから、まずそれを頼まぬことには先へは進めない。
 酒には合わぬ枝豆を摘みながら、焼鳥屋とは名ばかりの居酒屋的多彩なメニューとにらめっこしていると「お通しまだでしたよね」と多彩な造りの数々を告げられる。
 お通しながらにも注文を受けてからキッチリと皮をひかれた〆鯖は、焼鳥屋だというのに海鮮系居酒屋に負けぬほどの品であり、都会にあるよりも待たされた注文も一向に苦にならなかった。

 注文は、北関東から福島辺りでは「ねぎま」並に名を連ねる「鳥ニンニク串焼」に、焼鳥屋なのに平然と豚肉を出す関東ならではの「カシラ」それとボクの焼鳥屋指標とも云うべき「レバー」と、やっぱり野菜も摂らなきゃねと「たまねぎ」。これらを皆一串から頼めるってのが、お一人様には結構嬉しい。

 焼場が忙しくなると「これでも摘まんどいて」と小鉢を差し出し「いつもの頼みます」と代行を待つ間にはお飴さんが仰山並べられ「チェック」を頼むと「ほれ、あがりみそ汁」とカウンターに蟹の出しの効いた椀が置かれた。そしてお土産のみかん。

 近場に寄ったらついつい覗きたくなる焼鳥屋が、ここ黒磯にはある。

やきとり 鳥政
住所:栃木県那須塩原市宮町4-16
電話:0287-63-4913
営業時間:17:00~23:30(L.O.23:00)
定休日:日曜(月曜祝日の場合営業)


2012年1月6日金曜日

酒場ヤマジ

予算¥2,050(サッポロ黒ラベル大瓶、カクテスサワー(焼酎千石20%+カクテス)、にごり酒正一合、熱燗正一合、おもろ¥400、このしろの酢¥300、天豆腐¥250)

 以前袋井を訪れた折に、たまたま立寄った「ヤマジ酒店」で、たまたま「どまん中」を買い求め、たまたま併設された「酒場ヤマジ」を見つけて、一度くらいは立寄ってみたいな、と思いつつもいざ訪れてみるとなるとお盆休みだったりして、なかなかに中へと入ることができないでいた「酒場ヤマジ」へとまた性懲りもなく向かった。

 そしていざ門を潜り酒屋の奥の路地を抜け、そこにある硝子戸を開いてみるもだあれもおれへん。とは云っても鍵が掛かっているわけでもなく、休みというワケでもないみたいやしな、なんて戸惑っていると、後ろから付いてきはった方が「居ませんか、呼んできます」と言わはるので、もう帰ったろかなんて思いを抑えしばし待った。
 
 まずは大瓶からはじめ郷土料理の「おもろ」を頼む。入口に「おもろあります」って貼紙があったし、幾度となくこの地を訪れてはいるが一度として「おもろ」を食べたことがないわけで、やはりその辺りは外されへんかった。そしてそれは予想以上に豪快な「おもろ」であって、豚足丸ごと一本出てくるってな具合やった。その姿たるや、西成辺りの豚足がほんのりと紅を注した遊女であるほど上品に思える無骨さであり、今まさに農作業を終え、頬っ被りを外した浅黒く日に焼けた村娘さながらってな感じであった。その酒と醤油でじっくりと煮込んだ「おもろ」の味わいはと云えば、たっぷりとかけられた胡椒の香りといい、添えられた山葵の清涼感といい、関西のいわゆる「豚足」とはまったく違った独特な味わい深いものだった。

 この常連さんばかりが集うこの店に見慣れない顔は珍しいそうで、色々と質問攻めにあっていく。どこから来たのか?なぜこの店を知ったのか?そんな在り来りでもあり真っ当でもある問いかけに答えていると、「神戸から来た人が居るって聞いて」なんて娘さんまで現れ、同じような質問が繰り返されていく。そんな受け答えの端々に「そうなんだー」などと標準語的な合いの手が入る。それは常連さん達への言葉遣いと異なった他所もんへの気の使いようみたいな感じがして、その事が気に掛かり上手く話に乗ることができないでいた。

 後から訪れた常連さんに倣いカクテスのサワーとかいうもんを頼む。「生ぶどう酒を加えたレモン果汁入りアルカリ性炭酸飲料」ってなそれは、危うく生産中止になるところをお願いして作ってもらっているのだそうだ。ハイボールのまがいもん的な「ホイス」や、当時高価だったビールの代用品な「ホッピー」なんかよりも、このシャンパンもどき的な「カクテス」の方がボクの好みに合うのだった。

 程良く酔いも廻り、勝手に鼻に突いていた東京弁的な響きも気にならなくなって心地よくなってきた頃合ににごり酒へと遷る。わざわざ新しい一升瓶を開けてくれて「冷蔵庫に入れていても発酵が進むから、昔は穴の開いた栓しか出来なかったんです」なんて話を聞きながらこのしろを摘む。

 さて次は何にしようかと思案しているとそれを見透かされたように「天豆腐」が美味しいよ、なんて勧められる。湯豆腐にキスの天ぷらを乗せてとろみのきつい甘い天つゆをたっぷりと注いだその濃ゆい味わいは、不思議と熱燗に合う。「この天豆腐ってのもこの辺り食べ方なんですか?」と聞いてみると「わたしが好きだから出しているだけ、美味しいでしょ?」と軽く返された。

酒場ヤマジ
住所:静岡県袋井市川井416
電話:0538-43-3534
営業時間:16:00~21:00
定休日:日曜

2012年1月5日木曜日

あけおめ


 いつの間にやら年が明けちまいやがりましたよ。
 いつも通りに賀状の一枚も書いておりやしませんが、今更返すのも間が抜けた話ですので、ココを見ていそうな奴らへはこの場を借りて返しておこうと思います。

 学生時代のツレ達へ
 奥多摩の山葵漬けに名古屋のきしめん、あと久しぶりにフロリダからやってきたイモウトさん土産のアリゲータージャーキーがあります。新年会開きませう。

 サマサマ友へ
 近々泊まりに行きます。鍋します。

 十年前の倉敷より時を越えて年賀状をくれたカノジョさんへ
 いつも通りのお土産有ります。