2009年10月31日土曜日

秋への扉


六甲山の頂よりblog

2009年10月29日木曜日

たこ竹@まっちゃまち

予算¥1,100(にぎり一人前¥1,100(7貫(煮穴子、蛸、蟹、蝦、本鮪?、メバチマグロ?、何か分からん白身)、吸物))

寿司といえば、江戸前鮨に代表される新鮮なネタに一手間加えました、的な早寿司や、滋賀の"鮒鮨"や和歌山の"ほんなれ"などの、これこそ寿司の語源たる鮓です、な、なれ寿司。等等が有るわけだが、大阪寿司の代表たるバッテラや、富山の鱒寿司などに代表される押鮓が幼少の頃よりかなり好きだ。
その押鮓の代表足る大阪寿司の代表といえば、天保2年創業という"たこ竹"が有名、なわけだ。
実は、ここが"きつねうどん"発祥の地と聞いたこともあるのだが、どうなのだろう?
まぁ、そんなことを抜きにしても、先代が亡くなり、味が落ちたと言われることを考慮したとしても、この店が大阪寿司の名店で在ることには違いがないのであろう。

【たこ竹】
小雨が降りそぼる昼下がり。店内には他に客の姿もなく、ちょっと寂しげな装い。
本当は大阪寿司たらしめる押鮓を注文したかったところなのだが、予算の関係上、ランチメニューであるところの、普通の"にぎり"を頼むことと相成った。

しっかりとした"しび"を感じる赤身に、旨味、歯応えもしっかりとした蛸、ちょっと甘めではあるが、こわめの炊きあがり酢飯とユズ皮を散らした吸物など、何かと好みに合うのだが、ちょっと不揃いなにぎり具合的にはどうかな?といった感じ。
やはり、大阪寿司たる鯖寿司や穴子棒寿司などの、押鮓といった類を頼むべきであったのかも知れない。

たこ竹
住所:大阪府大阪市中央区松屋町住吉3-8 寿司マップ
電話:06-6762-1848
営業時間:11:00~(LO.19:30)
定休日:木曜、第2金曜
cp5 mf6 re6

2009年10月24日土曜日

清次郎 本店@都南

予算¥5,370(男1人子1人)(あさ開 吟すずめ清次郎ラベル 純米吟醸(300ml)¥1,092、一本釣り岬あじ¥315、かれいのえんがわ¥199、活たこ握り¥262、活なまこ握り¥262、あら汁¥136、他)

ムスコさんの好きな店、清次郎。
正直なところ、ボクはあまり回転寿司が好きではないのだが、たまには家族サービスでもしませうか、と出かけたのである。

【清次郎 本店】
ボクが、あじ、えんがわ、たこ、なまこに、あら汁と頼むなか、ムスコさんは、かっぱ巻に平目、サーモンなどを選んでいく。
「マグロは頼まへんのか?」
と、中トロ大好き人間さんに尋ねると
「うん、最近は白身が好きなんだよね。お父さんに連れて行って貰った隠れ家みたいな店の平目が凄く美味しくて」
と、一丁前な口を利く。
"でも、今は旬、違うぞ"などと大人げない発言をせずに好きにさせておくと、シーチキンなどを選びやがる。
そして"さら"に廻ってきたシーチキンを取る。(回転寿司だけに)
「何で清次郎まで来て、シーチキンやねん」
と思わず文句を言うと
「意外と美味しかったんだよね」
などと言いやがる。せっかく、ネタが命の"田清"直売店なのにシーチキンなどとは、味が分かっているのか、分かっていないのか、どうにもこうにも涙が出てくる。(山葵が利くだけに)
気い使いな子なだけに、父親の懐具合を気にしながら選んでいるのかも知れない。不憫な思いをさせているな、などとは別に思わずに好きにさせて於いた。

そろそろ、一二品摘んで仕上げようか、と思い出した頃に訪れたサービスタイム。
閉店も近くなり、廻り残ってしまいそうな品を一気にまとめ上げて格安販売するという、スーパーな企画。
例えば、"金目鯛、穴きゅう巻、活〆かんぱち"で262円、とか、"ねぎトロ巻に納豆巻で136円、"鮮さんまと活ほたて貝"で199円みたいな、半額以下、1/3くらいの値段での大放出である。
もちろん、好きな組み合わせは出来ないワケだが、好きなものが載っていたなら取らずにはいられない。何たって、それ単品より安く、オマケまで付いてくるワケだから。
回転寿司嫌いから、回転寿司大好き、へと変えさせて貰った、それはそれは素晴らしきサービス。近所に在ったなら、これまた絶品なあら汁とこれ狙いで毎日でも訪れたい。

清次郎 本店
住所:岩手県盛岡市津志田2-1-60 寿司マップ
電話:019-639-2815
営業時間 :11:30~22:00(平日)、11:00~22:00(土日祝)(最終入店時間21:30)
定休日:無休
公式サイト
cp7 mf6 re6

2009年10月20日火曜日

餃子専門店 福吉@深草

予算¥1,580(餃子定食¥680(ナス餃子2ヶ、肉餃子2ヶ、キャベツ餃子2ヶ、ニラ餃子2ヶ、ネギ入玉子焼、ザーサイとキュウリの和物、スープ、ご飯(おかわり1杯まで)、セロリ餃子(焼)7ヶ¥350、生ビール(エビス)¥550)

最近、京都といえば、餃子な気分。王将の街なだけに。

【餃子専門店 福吉】
定番の"ニラ餃子(焼)7個450円、辛ニラ餃子(焼)7個450円、肉餃子(焼・水・蒸)7個350円、辛肉餃子(焼・水・蒸)7個350円、セロリ餃子(焼・水・蒸)7個350円、キャベツ餃子(焼・水・蒸)7個350円、白菜餃子(焼・水・蒸)7個350円、きのこ餃子(焼・水・蒸)7個500円、海老餃子(焼・水・蒸)5個500円、牛スジネギ餃子(焼)3本500円、ネギマヨ鶏餃子(焼)3本500円"に加え、季節の餃子である"ナス餃子(焼・水・蒸)(8月頃)7個350円、春菊餃子(焼・水・蒸)(1月頃)7個350円、牡蠣餃子(焼・水・蒸)(12月頃)5個500円、トマト餃子(焼)(6月頃)5個400円"と豊富なメニューが並ぶ。
これだけ多彩な品品を見ては、"さては、'餃子小舎'や'大鳳'のような色物系餃子屋か?"などと身構えてしまうのだが、これがどうして、真っ当な本格中国系餃子屋である。中国出身である女将さんの作る餃子には、当然の如く、ニンニクは入っておらず、代わりに漂う八角の甘い香りが、何とも中華らしくもあり印象的だ。
一見すると、ネタ作り、話題造り、ちょっと変わった餃子を食べさせる店があるので一度は物見遊山ツアーを組んでみよか、的な客寄せメニューが並ぶ店な印象なのだが、ここは、牡蠣の季節、春菊の季節、トマトの季節、と、度度、足を運ぶ価値のある店である。

餃子専門店 福吉
住所:京都府京都市伏見区深草西浦町5-32‐2 餃子マップ
電話:075-641‐5586
営業時間: 12:00~22:30
定休日:水曜
cp6 mf6 re6

2009年10月18日日曜日

2009年10月16日金曜日

休日の山


六甲山の頂よりblog

串串や 竜馬@JR神戸

予算¥11,460(男2人女1人)(生中(アサヒスーパードライ)¥290xいっぱい、麦千香¥400、王道楽土¥450、鉄幹¥400、紅鉄幹¥450、五代¥400、月桂冠一合¥380、付出x3、野菜焼き盛り合わせ(エリンギ、椎茸、シシトウ(ポン酢)、ネギ、タマネギ(タレ))¥520、日向地鶏もも鉄板焼き¥780、手羽先の唐あげ(2本)¥360、ササ身のサラダユッケ¥580、トウモロコシ(揚げ)¥300、ねぎいかだ(2本)¥200、身(塩)¥120x3、ココロ(タレ)¥120x3、ささみ柚胡椒¥140x3、モツ(タレ)¥120x3、鯛のカルパッチョ¥時価、マグロ造り¥時価、鶏すき焼き風+雑炊¥?、他)

"久久にノリさんトコ行こか?"と合うたびにそんな話を繰り返していたワケだが、いよいよ"それでは、八時頃、現地集合で"ということになった。
それならば、と、さっさと仕事をやっつけ、ちょっと早かったか、と思いつつも、七時頃に店に着く。ただ、着きはしたものの在るべき場所に店がない。いや、店は在るのだが、"たかお"の文字がない。そこの窓から中を覗き込むも、そこには見慣れた顔もない。
これは、えらいこっちゃ、と携帯に電話した。もしも、"お客様のお掛けになった電話番号は現在使われておりません"と返ってきたらどないしよう、などと、ちょっと、ビクビクしながらも、その番号へとかけてみたのであった。
しかし、「おぉ、まいど」と明るい声が返ってくる。
そこで、ひとまず、ひと安心。

「ノリさん、どないしたんですか?いきなり店なくなっていて、ビックリしましたわ」
「せやせや、連絡しよう思うとって、まだしてなかったわ」
「今、何処でしてはるんですか」
「一度、身体壊してな、今、竜馬におんねん」
「そういえば、カズミちゃんのおじさん、焼鳥屋にするとか、言うてましたね」
「おぅ、そうや、待っとるで」

ということなので、一足先に竜馬へと向かった。そして、向かいながら、ケワイチに事の次第をメールする。
また、東門とかやったら、めんどくさいな、と思っただけに、竜馬であったという事だけは救いであった。

【串串や 竜馬】
次から次へと酒、肴、そして酒、肴、と喰い、呑み漁った五時間。ケワイチは、いつも通りに、おまかせで何品か頼む。
「次は串カツやろうかと思うとんねん」
というノリさんの言葉に、ノリさんは魚をやらなきゃダメだ、魚じゃなきゃダメなんだ、と何度も繰り返すケワイチ。
どうして、奈良県民の男はそんなに魚を食べたがる?どうして、奈良県民の女は海に連れて行くだけですぐ堕ちる?

それにしても、トリモツ美味いッス。生中安いッス。

串串や 竜馬
住所:神戸市中央区元町高架通7-3-316 焼鳥マップ
電話:078-351-3700
営業時間:17:00~26:00
定休日:無休
cp6 mf7 re5

2009年10月14日水曜日

稲荷山


六甲山の頂よりblog

2009年10月13日火曜日

神聖@伏見

予算¥320(しぼりたて吟醸生酒(一合)¥320)

そろそろ、たれ口が垂れる頃であっただろうか?と、伏見へと足を運んだ。

【神聖】
残念ながら置かれていたのは、"しぼりたて吟醸生酒"。
まぁ、それでも十分に味いのだから、それをチビチビとやっていると
「あのう、発泡しているお酒は置いていませんか?」
と聞きながら、入ってくる客がいた。
「たれ口なら、11月頃です」
「"京都サイダー お酒どす"ならありますけど」
などと小耳に挟む。

そうか、11月であったか、などと思いながら、また呑みに来る理由が出来たことを密かに喜んで見たりもしていた。
取り敢えず、再び11月に来なければなるまい。そして、たれ口を買わねばなるまい。
そこでまた、"かあちゃん、いっぱい、やっか"などと、言わねばなるまい。オレの嫁は何処へ行った?

株式会社 山本本家
住所:京都府京都市伏見区上油掛町36-1 立ち呑みマップ
電話:075-611-0211
公式サイト

鳥せい本店@伏見


ラベルが違うけど、これもたれ口?

2009年10月12日月曜日

飯を継ぐもの


六甲山の頂よりblog

2009年10月9日金曜日

静香亭


六甲山の頂よりblog

2009年10月8日木曜日

信貴山ヒルクライム(青谷ルート)

青谷交差点 - 信貴山朝護孫子寺
距離 : 6.15km
高低差 : 266.0m
Time:36'34"
ルート

第2回チキチキ 40時間耐久ポタリング大会初日
初日行程:107.1km

「信貴山上ってきたんですよ」
「どっちからですか?」
「えーと、青谷から王寺に抜けるルートです」
「それなら町の手前、学校を過ぎたところがきつかったでしょう」
そう、"豆狸"で取り留めない会話が始まっていた。そこから他愛もない話が続けられていった。

確かにそうだった。間違いなく、そこが最初の難関だった。
アイスアリーナを越え、交差点を左に折れる。そこからしばらくは、のどかな田園風景が拡がり、緩やかな道が続いていた。天高く馬肥ゆる秋、と言うにはまだ早いが、空は澄み渡り、穏やかな日差しは秋がそう遠くもないことを告げていた。
途中で見掛けた金山彦神社の文字を横目に、そのまま一定のケイデンスを刻んでいく。その金山彦というのは、美濃国一宮、南宮大社の祭神であり鋳造の神様だったはず。ということは、この辺りは大陸よりの渡来人が多く住み、製鉄が盛んだったのかな?なぁんてことを考えながら、上り続けていた。
そうして訪れたその学校を過ぎた辺り。勾配は今までの倍ほどの傾斜となり、200mほど直線に続く坂の果ては右に大きく曲がり、その先は知れることはなかった。
金山媛神社、"全国最古の鉄工の守護神"の看板を見掛け、やはり、そんな土地なのだろう、と思い、辛いことから現実逃避しながら、ペダルを踏み続けた。
あの、先の見えないカーブの先まで、こんな辛い上りが続いていたのなら、もう、諦めても良いかな?良いよな?と思いながら、そこまでは頑張ろうと力を奮い立たせた。
果たして、その先の見えぬ道の先は、穏やかな傾斜に変わり、使い切った足を休め、辛うじて、明日への活力(ユニバース)へと繋がっていくこととなっていた。

「でも、その先のお寺さんの横が一番きつかったですね。彼処はダンシングせな、上れませんでしたわ」
「まぁ、短いけど、彼処が一番急ですかね」
と会話は続いた。

その他、この後、数時間会話は続くのだが、信貴山とは関係ないので割愛。

信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ)
所在地:奈良県生駒郡平群町大字信貴山2280-1
電話:0745-72-2277
宗派:信貴山真言宗総本山
本尊:毘沙門天
開山:聖徳太子(伝)
札所:
大和七福神
真言宗十八本山14番
太子霊跡20番
役行者霊蹟札所
大和十三仏霊場11番(玉蔵院)
神仏霊場 巡拝の道 第30番
拝観料:霊宝館
大人:300円(団体200円)
小人:200円(団体100円)
拝観時間:
入館:9:00~16:30
閉館:17:00
御詠歌:むかしより そんてんいのる もろびとは りやくこうむる ふかしぎのやま
御利益:厄除け、財運、大願成就
公式サイト

2009年10月7日水曜日

サカナイト@OZZY

予算¥2,000(トビウオ、スズキ造り¥500、越乃寒梅(8勺)¥500x2、カンパリグレープフルーツ¥500(ヤマオカくんへ))

毎週月曜日はサカナイトの日。

【OZZY】
山岡鮮魚店提供による造りや焼魚を、OZZYにて様様なお酒(日本酒はたまにしかないが)と共に味わえるサカナイト。というか、山岡鮮魚店さんでは売れ残りを無駄にせずに、OZZYさんでは美味しい魚を餌に客を呼ぶ、という一石二鳥企画。なわけだが、誰も知らないので、今までボクしか食べたことがないらしい。
そして、奇しくもその日は、ヤマオカくんの誕生日。というか、明日だと思っていた。そこで、美味しい魚を味わうと共に、ヤマオカくんの誕生日を祝う、というこれまた一石二鳥な日。なわけだった。

食べてみたい人は月曜日に
「魚ありますか?」
と聞いてみるが良い。

OZZY(オジー)
住所:神戸市灘区将軍通4-2-20 海鮮マップ
営業時間:10:00~last
定休日:無休
cp5 mf7 re5

Live&cafe マンボウ@篠原
Curry Cocktail マンボウ@篠原
ぬこ様@マンボウ
OZZY@将軍通



何・・・だと・・・?

2009年10月6日火曜日

親子


六甲山の頂よりblog

2009年10月5日月曜日

天上寺仁王門


六甲山の頂よりblog

2009年10月4日日曜日

ぎょうざの店 龍園@四条壬生

予算¥920(ぎょうざ(8ヶ)¥400、キリンラガー中瓶¥520)

その日は、京都にいた。
何故か西院で呑み会があるというので、それまでの時間潰しにと、かつて過ごした街、四条壬生界隈を訪ね歩いた。
十数年前、夜、時間を持て余すと出かけた線路沿いの古びたゲーセン。物価の高い京都にあって、意外と安い品揃えであった、もはや名前も思い出せぬ下町のスーパー。たこ焼き器で焼き、それをポン酢で頂くネギボールのお店。ひやしあめを売っていた煤けた駄菓子屋。それらは皆、今となっては跡形もなくなっていた。
しかし、これが無くなってはちょっと困るぞ、という思い出の詰まった、ネギ焼きの店と餃子の店は未だ健在であった。

【ぎょうざの店 龍園】
雨降りの平日、しかも、昼飯時でもなく、皆、会社で残業しなくても良いように仕事を片付けていく中途半端な時間。当然、店には誰もいない。そんな、こんな時間の、おぉ、来よった、みたいな雰囲気の中、餃子とビールを注文した。
注文を受けてから田中式製麺機で皮を伸ばす。それを型で抜き、次次と餡を包んでいく。それはそれは手慣れた作業で、一から餃子を作るといっても、そう待たされることもない。
餡は白菜、ニラ、豚赤身挽肉、春雨。あまり肉肉しさはなく、野菜の甘みで食わせるタイプ。そのあっさりとした甘めの野菜汁を受け止める春雨がこの店の特徴の一つであろうか。
しかし、なんといっても美味いのは、そのもっちりとした皮。ラーメンでいえば、麺の美味さをウリにする店、スープの美味さをウリにする店、具のゴージャスさ、盛りだくさんさ、物珍しさ、などをウリにする店があるが、そういった区分に依れば、この店に於いては、麺。即ち餃子で言わせて貰えば、皮の美味さで勝負する店、である。
それを味噌だれなり酢醤油なりで召し上がる、というわけだ。お勧めは酢醤油。その方が皮の美味さを堪能できると思うから。

ぎょうざの店 龍園
住所:京都府京都市中京区壬生神明町1-132 餃子マップ
電話:075-811-7501
営業時間:11:30~19:00
定休日:月曜
cp4 mf6 re6

2009年10月2日金曜日

龍勢@稲田酒店

予算¥650(龍勢 生もと造り 雄町純米無濾過生原酒 20BY(200ml)¥650)

その日もまた、大阪にいた。というか、退っ引きならない用事で天満橋にいた。天満橋といえば、紫色の地下鉄谷町線の走る街だ。谷町線といえば、中崎町のある路線だ。その中崎町から足を延ばせば稲田酒店はすぐ傍である。

【稲田酒店】
まだ早い時間ゆえ、誰もいないカウンターへと一人着く。何も言わずとも出された100mlのグラスに、"今日は大きいので"と応えた。
張り出された地酒は、あらかた呑んだことがあるので、冷蔵庫を覗き込み、良さげな品を探してみる。
"その一番奥の650円のヤツを"と頼み、グラスへと注いで貰う。
しっかりと純米らしく黄色味を帯びた色合い。口当たり甘く、吟醸香が膨らむ。追ってやってくる爽やかな酸。もう少し米のふくよかな味わいがある方が好みではあるが、纏まりがあり、良くできた酒だ。

エチケットをメモしていると
「携帯で撮り」
と言われ
「良いんですか?」
と尋ねると
「最近は若い女の子とか、みんな携帯で撮りよるからかめへん。書き移すよりその方が早いんだと」
「そうですよねー」
と言いつつ、遠慮なく撮らせて貰う。
「どうやった?」
と聞かれ
「甘いですね」
と答え、店を後にする。

旨い酒ではあるが、かなり甘めの仕上がり。量はそう呑めそうにもない。

稲田酒店
住所:大阪府大阪市北区浪花町6-4・5 立ち呑みマップ
電話:06-6371-0636
営業時間:10:00~20:30
定休日:第2、3日曜
cp8 mf8 re6

■藤井酒造株式会社
住所:広島県竹原市本町3-4-14
杜氏:藤井雅夫
電話:0846-22-2029
Fax:0846-22-8241
E-mail:sake@viola.ocn.ne.jp
公式サイト

龍勢 生もと造り 雄町純米無濾過生原酒 20BY
純米酒
原料米:雄町
精米歩合:65%
alc18%

蒲原@稲田酒店

予算¥730(蒲原 無ろ過袋取り生貯蔵酒 純米吟醸たかね錦(100ml)(¥500(200mlの価格))、南 純米吟醸(100ml)(¥550(200mlの価格))、あじの南蛮漬¥150)

大阪に野暮用があったもので。正確に言うと堺筋本町に用事があったもので。
で、堺筋線は扇町を通るわけで。扇町から少し足を延ばすと稲田酒店に辿り着くわけで。

【稲田酒店】
前回、天満立ち呑みツアーにて訪れたときに呑み残した地酒の数数。それも行く行くは全て呑み干してやろう、などと常日頃考えているボクなのだ。

まずは"蒲原"を半分のでください、と注文。
無色透明の新潟らしいすっきりとした辛口に清清しく華やかな吟醸香が膨らむ。スタートにはもってこいの酒といったところか。
呑み干した杯に残る青リンゴにも似た香りを何度も味わいながら次の酒を考える。もう少しコクのあるヤツが良いか、と思い注文した品は売り切れていた。

そこで消去法で選んだ"南"。
僅かに黄色味を帯びた液体を口先から喉奥へと流し込む。純米らしい米の味もするが、苦みにも似たアルコールの刺激が舌を刺す。後から控え目な吟醸香がやってくる。
これは残念ながら好みから外れる酒であった。
もう少し呑みたい気もするのだが、ちゃんと味わうには一合止まりが適量、と自分に言い聞かせ、店を後にする。

稲田酒店
住所:大阪府大阪市北区浪花町6-4・5 立ち呑みマップ
電話:06-6371-0636
営業時間:10:00~20:30
定休日:第2、3日曜
cp8 mf8 re6

■下越酒造株式会社
住所:新潟県東蒲原郡阿賀町津川3644
電話:02549-2-3211
Fax:02549-2-5618
E-mail:kirin@proof.ocn.ne.jp
公式サイト

蒲原 無ろ過袋取り生貯蔵酒 純米吟醸たかね錦
1800ml ¥2,730 720ml ¥1,365
純米吟醸
原料米:たかね錦(麹米) たかね錦(掛米)
精米歩合:50%(麹米) 50%(掛米)
日本酒度:+3
酸度:1.7
alc16~17%

■有限会社 南酒造場
住所:高知県安芸郡安田町安田1875
電話:0887-38-6811

南 純米吟醸 
1800ml ¥2,860 720ml ¥1,730
純米吟醸
原料米:松山三井
精米歩合:50%
日本酒度:+6.0
酸度:1.0
alc16~17%

仔猫の領分


六甲山の頂よりblog