2011年2月27日日曜日

貝つぼ焼 大谷@福原

予算¥2,100(男2人)(貝つぼ焼¥600x2、キリンラガー中瓶¥500、熱燗小さいのん¥400)


 奈良のツレが遊びに来たので新開地へと出向く。
 ボクにとっての新開地らしい食べもん言うたら、焼鳥に大貝にぼっかけうどんってな感じなんで、素直にそう伝えると「焼鳥なんて何処でも食べられるから」なんて言われたので大貝を食べに桜筋まで出掛けた。ホンマは焼鳥が一番オススメやってんけどな。

 たっぷりのダシまで美味しい貝つぼ焼を堪能し、この後三軒ほどハシゴしての帰宅で、さらに酒を加える。まぁ、いつも通りの呑みすぎだ。

貝つぼ焼 大谷
住所:神戸市兵庫区福原町15-16 海鮮マップ
電話:078-576-1504
営業時間:18:00~26:00
定休日:水曜
cp5 mf5 re5

2011年2月21日月曜日

カンテ・グランデ@中津

予算¥1,200(ほんわかやさいカレー(やさいカレー、チャパティ、サフランライス、サラダ)+チャイ¥1,250、サービス券¥-50)

 「あんたのチョコレートあるよ」とメールが入ったので、カンテで待ち合わせ。

 そこでちょっと早めの昼飯といきましょう、とボクが頼んだのはやさいカレー。もちろんそれは、シェアすることを考えてのチキンカレー外し、である。
 スパイシーなやさいカレーと、ココナッツミルクの甘みが際だつチキンカレー。そのどちらが好みかと聞かれたならば、ボクはどちらも好みだ、と答えるであろう。もちろんそれは、所詮はカフェ的なインド風カレーに過ぎないのだがそこに本格派を求めるのは間違いや、ってもんである。オシャレっぽい雰囲気に包まれ、ダラダラと時の移りゆく様を気にせずにくつろげる居心地の良さに、肝心要の料理もそこそこ美味い、ってのが重要なのかと。そんな肩肘張らぬ立ち位置が、流行るカフェの必要十分条件かも知れないな、なんて思いながらダラダラと過ごしていた。

 「初めはアカン思うてたけど、スィーツもいけるかも?」と追加注文された、大阪系ふんわりチーズケーキをご相伴に預かっていると、のっそりのっそりと"シロ"ちゃんが歩み寄ってきた。そして、そこは私のなわばりなのですよ、とでも言いたげに、ボクが温めていたその場所へと素早く滑り込むのだった。

 「もう、いらいなや」とシロちゃんに軽く拒否られるまで奉仕し尽くした一時間あまりを加えての二時間ほどの滞在時間。ランチだけで千二百五十円やったら高いな、っても思うが、猫カフェタイムも加えたとなると、とんでもなくお得やないだろうか?なんて思ったりもしてみたもんだ。

 で、芳醇なウヰスキーをかぐわしたロイズの白州が、ものごっつ美味しかったってことも付け足しておきたい。


カンテ・グランデ 中津本店
住所:大阪府大阪市北区中津3-32-2 アルティスタ中津 B1F カレーマップ
電話:06-6372-0801
営業時間:11:00~21:30(L.O.)
定休日:無休
公式サイト
cp5 mf5 re6



2011年2月16日水曜日

八昌@薬研堀

予算¥840(そば肉玉¥840)

 この度、五、六年ぶりに広島を訪れてみたのは、かつてこの地で食した広島風お好み焼きが、実に美味かったって記憶だけが日増しに成長しすぎていて、関西にて食べる広島焼だの自分で作るお好み焼きだのに満足出来なくなっているのではないだろうか、と、ブレを正すためにも本場のその味を再確認してみようではないか、と思いたったからであった。

 頼んだのは基本の"そば肉玉" 家で焼くときの参考にと、その行程を観察する。
 薄く拡げられた生地の上に、たっぷりと刻まれたキャベツ、モヤシ、天かすを載せ、化学調味料に魚粉を加える。糸を垂らすように細くつなぎとなる生地を振りかけ、豚バラを二枚載せて引っ繰り返す。うっすらと焼き色のついた生地からはみ出した具材を整え、そのまま押さえつけずにじっくりと蒸し上げていく。次に、ここまでの作業の内に、予め茹で上げられていた若干太めな生麺を鉄板に載せ、塩胡椒を振って炒めつけていく。その上にじっくりと蒸され甘みが引き出されているであろうキャベツ達共共、渾然一体となった本体とでも云うべき部位を載せて、しっかりと押さえつけ水分を飛ばす。と、同時にその横へ卵を落とし、素早くその上に載せた。最後にわずかにはみ出した具材をコテで整えて、オタフクソースを刷毛で塗り上げ、たっぷりと青のりに魚粉を振りかけての出来上がり。その真円と見まごうほどの仕上がりは溜息が出るほどに美しかった。
 確かに美味い。だがしかし、その味足るやボクの記憶には遠く及ばず、やはり過剰に美化されていたのかもしれないな、なんて思ったりもした。
 それはなんかもう、散散蔑めてしまっていたであろう神戸の広島焼屋さんゴメンナサイ、って気持ちにさせられるには十分すぎる程の確認的な作業であった。

 じゃあの。

薬研堀 八昌
住所:広島県広島市中区薬研堀10-6-1 粉もんマップ
電話:082-248-1776
営業時間:16:00~22:30(火~土曜) 16:00~21:00(日祝日)
定休日:月曜 第1、3火曜
cp5 mf5 re5

2011年2月15日火曜日

天ぷら くりはら@西広島

予算¥930(肝x2、センマイ、白肉(ミノ) 各¥100、キリン一番搾り大瓶)

 広島で昼酒と決め込みましょか、なんて時には、やっぱ、ホルモン天ぷらでってのが気分だ。

 そこで、ホルモンを四つ、ってな具合に頼むと、適当に放り込まれた油もろくに切られない天ぷらが、揚がる端からドカドカと積み上げられていく。かぶりつくにも大きすぎるそれを、目の前に置かれた小さめの俎板に載せ、小さめの包丁をもって、箸で摘み上げられる程度の大きさへと刻む。そして味付けは、雑多に並べられた調味料をお好みで、って仕様だ。ボクは香醋をメインに醤油を少し加え、韓国唐辛子をたっぷりと浮かべて塩で調整するといった感じで摘んでいく。
 広島出身のツレによるとこの手の店は、西より北の方が、って事らしいが、ビールの揃えも良くて他のアテも豊富な温めのこんな店が、余所もんのボクには程ほどに良い感じ。

天ぷら くりはら
住所:広島県広島市西区小河内町1-17-15 立呑マップ
電話:082-232-0555
営業時間:11:00-20:00
定休日:日曜
cp6 mf5 re4

2011年2月11日金曜日

ナショナル・ギャラリー@ワシントンD.C.

 こんな街中だというのにリスだらけ

 入館無料、クロッキーや水彩画以外は全て撮影可能に模写可能といった太っ腹具合。
 それにしても、フェルメールやレンブラントの作品はどこに在ったのだろうか?一応、それ目当てで訪れたからには、それらを観ずに帰れるか、とも思っていたのだが、見付けられずにいた。4時間あまり、トータル5km以上、隈無く歩き廻ったつもりだが、かなりの部分を見落としているのであろう。それ程に途方もなく広き美術館であった。
 これだけのものがそこにあるっていうのは、それこそ住民の善意とか云われるものだったり、税金なんて呼ばれるもんだったりするのであろうけれども、それを維持できるだけの環境があり、意識があり、思想があるっていうのはなんとも素晴らしい事だ。神戸市も文化税とかなんとか名目をつけて、年間一律千円くらい徴収すれば十分に成り立つんやないだろうか?もちろんボクはそれぐらい納めるのは惜しくもなんともないし、それ目当てに他府県から訪れる人も増えるだろうから、経済効果も十分にあるんやないか、と思う。ボクは根っからの理系人間なので、マクロだのミクロだのといった経済の仕組みとかはよく解らへんが、素人考えながらにそない思う。

 その後、駅に行ってみたり

 チャイナタウンを歩いてみたり

 レンタサイクルがそこらかしこにあったり

 ボクは初めて、ココに住んでみたいと思える街に出会えた思いだったり、した。

公式サイト

2011年2月9日水曜日

彼女はこんな店で働きたいな、と言ってみたりしたんだ@立呑処 おかもと

予算¥2,890(男1人女1人)(刺身盛り合せ(ホタテ、タコぶつ、ハマチ、まぐろすき身、活太刀魚、トロサーモン、活ひらめ、イクラ)¥680、金華さばキズシ¥390、イカ玉子焼¥350、広島かき塩焼¥400、キリンラガー大瓶、日本盛大吟醸正一合¥350、錦郷正一合¥350)

 ほんまに13時に開くんやろか?と不安になりながら店の前を通り過ぎる。それは、開店まであと5分という頃合の事だった。
 店先には"柳内酒店"の看板を背負った軽トラがどっしりと居座っており、シャッターは未だ固く閉ざされている。イヤな予感が過ぎった。それはかつて、友人とふたり訪れた折に臨時休業だったという苦苦しい思い出。しかしそこには、その時と同じようにその事を告げる貼紙などそのどこにもなく、それでは、開店準備に手間取っているのか、営業時間に若干の変更があったのか、まさかの定休日の変更でさえなければ良いのだが、などと思いながらに、そんな思いを思わず言い訳したりしていた。そして、昼からやっている立呑なら幾らでも知っとうから、そこで時間でも潰そうか?なんて提案するも、そこが目的やったから他には行かんでええ、とそこへ向かい歩き出すのであった。

 まぁ、まだ開いてへんのと違うかな、と思っていたその店はといえば、案の定、開いていない、なんて事など全くなく、きっちりとon timeで開けましたよ、とでも言いたげに暖簾を下げていたのであった。

 そこは広いとは到底言えない空間ではあるのだが、開店間もない時間であっても、六七割は常連さん達で占められていた。そして、辛うじて新参者に許された入り口近くのカウンターへと腰を据え、忙しげに働く主人の合間を見て注文を告げた。
 開店と同時に駆け込み、アテ一品に一杯と引っ掛け、早くも席を立つ先客に、挨拶を交わしながらその隙間を埋めていくように訪れる馴染み客。そして、その度に気を遣い、奥へ奥へと詰めようとするユキ。

 「常連さん達は、毎日、同じ時間帯に同じ席へと着くから無理くり詰めんでもええんやで。大概、どの店に於いても、奥は長っ尻の常連さん達のための憩いの場であって、一見さんは、夏は暑い日差しに曝され、冬は隙間風に凍える入り口近くに寄せて貰うもんなんや。そこで何回か通ううちに顔見知りになって"よう、にいちゃん、久しぶりやな、まあ、こっち来て呑めや"なんて呼ばれて、ようやく奥に入り込めるもんなんやで」なんて苦言を呈すると、奥がやっぱり上座なんや、なんて、理解したのかどうかよく判らないような相づちを打つ。書いといて貰わな忘れてまうから書いといてな、ということなので、今回もまた書いときます。

立呑処 おかもと
住所:兵庫県尼崎市水堂町2-3-13 立呑マップ
電話:090-2194-4297
営業時間 :13:00~20:30
定休日:水曜、年末年始
cp7 mf6 re6
立呑処 おかもと@立花

2011年2月8日火曜日

フカ@田宮酒店

予算¥2,000(フカのゆでたん、ホタテをはんはん、サッポロ黒ラベル大瓶、熱燗正一合x2)

 神事には酒はつきもん、とイイワケしながら暖簾を潜った。

 まずは風呂上がりに欠かせぬ一杯目のビール。それを、ケースに並んだ肴を物色しながら傾ける。
 季節柄、一人鍋なんてのも多いな、なんて思いながらも、それらのすぐ横に並んだ、見た目エイっぽいもんは何かを尋ねてみると"フカ"だと言う。それをどないして食べるんか?と聞こうとするやいなや、そんな質問はお見通しですよ、とでも言いたげに"酢みそで"と続く。当然、"それじゃあそれを"とボクは続けた。

 そこには、サメだから少しは、と思っていたアンモニアの気配などまるでなかった。ほろほろと崩れ落ちる淡泊な身に軟骨魚綱特有のコリコリとした食感が加わり、酒だけではなく、アテも加速していく。

 追加したのは、常連さんに倣い、ホタテを半半で。まずは貝柱の分を造りで、あとからヒモとキモを軽く煮付けて供される。これらの絶品のアテに、器械でつけられるとはいえ、これまた絶品の熱燗を堪能してちょうど二英世。相も変わらぬ素晴らしき店ではないか。

田宮酒店
住所:大阪府堺市堺区出島町1丁1-21 立呑マップ
電話:072-243-0208
営業時間:15:00~20:00
cp6 mf7 re6
田宮酒店@湊

2011年2月6日日曜日

磯の香り 湊潮湯

 厄落としのついでに、身についた垢も落としにいく。
 ここ湊潮湯は、関西で唯一だという汲み上げた海水を沸かした銭湯。奥には小さいながらも露天風呂もある。
 効能こそ多くはないが、湯上がりの肌触りは、しっとりすべすべで心地よい。

磯の香り 湊潮湯
住 所:大阪府堺市堺区出島海岸通り1-2-13
電話:072-241-9676
営業時間15:00~23:30
定休日:水曜
泉質:炭酸泉 潮湯

2011年2月5日土曜日

厄払い

 成田山、川崎大師、寒川神社、岡寺など、ここ最近に訪れた寺社仏閣は、厄除けに霊験あらたかな処ばかりだってというのは、それこそ無意識のうちに、厄除けしておかねば、と思っていたからなのかも知れない。
 とは言え、厄神さん、石清水さんなどの有名処はと言えば、一諭吉、とボク的には大ダメージなので、懐に優しい方違さんで厄払いして頂いた。こちらでは初穂料を、3,500円、5,000円、10,000円と三段階にお財布の温もり具合に合わせて選ぶことが出来る。もちろんボクは3,500円のコース。そこには花びら大回転なんてサービスは望むべくもないものの、一定の調子で低く響く祝詞は、次第にボクをトランス状態に引き込み、十分な快楽をもたらしていた。

 厄除け後に引き直したおみくじの結果は、中吉。から大躍進である。

願望 短気を起さず待ちなさい 漸次に叶いましょう
病気 快くなる安心せよ
失物 出難い 諦めなさい
待人 待ちなさい 便りあり
転居 好機です 早くしなさい
縁談 神様におすがりし気ながに待てば良縁を授かります
旅行 楽しみあり よし

 よし。


方違神社(ほうちがいじんじゃ)
鎮座地:大阪府堺市堺区北三国ケ丘町2-2-1
電話:072-232-1216
祭神:方違幸大神(かたたがえさちおおかみ)(八十天万魂神 素盞鳴命 三筒男大神 息気長足姫命)
旧社格:郷社
神紋:三つ巴 五瓜に唐花
御神徳:方除け
祈祷休日:毎月9、19、29日(土日祝、大安を除く)
受付時間:9:00~16:00まで
公式サイト

2011年2月2日水曜日

STANDING BAR 禅や@六甲道

予算¥1,300(男2人)(生中(17:00~19:00)¥200x2、熱燗、なつかしのハムカツ¥300、だし巻き¥250)

 新年会後、酒心館にてサケとアテを買出し、タカオ邸での二次会へと移った。
 しかし、これほどではほとほと呑足りませぬ、と六甲道へと出直すのであったが、行付けの店は当然の如く皆休みで、新規開拓でもしませうか、と最近出来た立呑み屋へと立寄るのだった。

 その後にはリングで焼鳥をしばき、満腹に微酔い加減で独り帰路へ向かうも、赤信号を避け避け進むうちにいつしかチンタへと辿り着いていた。そうしたその日は奇しくもチンタライブ。テキーラのアテにアキトのブルースを味わいつくして帰りましょう、と店を出るも「この後、モンクですか?」の声に応えていつの間にやらモンクを訪れるはめとなっていた。
 結局、家にたどり着いたのは午前二時頃といういつも通りの呑み方。酒を控えなければなぁ、なあんて思いながらもフタヲアケテミレバ相も変わらぬ摂酒量の一日。

STANDING BAR 禅や
住所:神戸市灘区桜口町5丁目1-1 ウエルブ六甲道5番街1番館125号 立呑マップ
電話:078-842-5151
営業時間:17:00~23:00
定休日:火曜
cp5 mf5 re5