2007年3月30日金曜日

山羊戸渡(偽)

13:50一王山、15:10山羊戸渡、15:30自然の家、15:55掬星台、16:45ハーブ園、17:15新神戸
山羊戸渡、天狗道、稲妻坂

ネットを徘徊していて、山羊戸渡というルートがあることを知った。
あまり情報がない。山と高原地図にも出ていないが、表六甲旧道はバイクでよく走るので、登山口の予想は大体付いていた。
家から直ぐに行けそうなので、暇なときに行ってみよう、と思いつつ延び延びになってしまっていた。
今回、三宮へ出る用事があったので、ついでに山羊戸渡から新神戸へ抜けようと思い立った。

山羊戸渡の登山口まで延々と舗装路を歩くのも面白味が無いので、一王山を越えていくことにする。主要地方道や住宅地に囲まれているのが嘘のような、静寂に包まれたいい路だ。
鶴甲では季節外れの雪が舞う。すれ違う小学生たちが、其れを見て騒ぎ出す。こっちとしては、もう少し気温が下がってくれた方が嬉しいのだが。
ここからはひたすら、車道を上らなくてはならない。ようやく登山口と思われる場所から、山へと入り込む。木々には赤や、白などのテープが幾つも巻き付けてある。どうやら間違いないようだ。
沢へと踏み跡をたどり、下りてゆく。間もなく砂防ダムへとぶつかる。右に踏み跡らしきモノを辿り、捲く。意外と険しい。これでは山と高原地図に載っていない事も納得できる。再び、沢へと下りる。土砂崩れの痕が生々しい。雨が降った直ぐ後は危険かもしれない。
暫く沢を辿っていくと、どう考えても捲くことができそうにないダムへとあたる。丁度この西側が、山羊戸渡と呼ばれる場所のようだ。

テープも踏み跡もないが、登れない事はなさそうだ。ここから上るとしよう、いや、上るしかない。ここ以外この谷から出られそうな場所が無いからだ。明らかに、道を間違えたようだ。
結構な斜面を登り続ける。いくつか踏み跡らしきモノは在るのだが、藪が茂っている。放置されているのか、獣道なのか。岩をいくつか越えて上るこのルート?も中々楽しい。
ようやく、尾根へと到達する。南北方向に、しっかりとしたルートが在るではないか。今まで辿ってきた路は、やはり獣道だったようだ。
本来のルートに出てからは、痩せ尾根もあるが、しっかり整備されていて、歩きやすい。
正しくは、最初の砂防ダムを左に捲いて、尾根筋へ上がるのであろう。また日を改めて辿ってみるコトとしよう。

山羊戸渡

2007年3月29日木曜日

ポタリング仁川渓谷

地蔵谷から山羊戸渡をやっつけようと思っていたのだが、雨が止みそうにないため、ポタリングに変更。
シフトレバーを交換したいので、西宮まで買いに出た。購入後、久しぶりの東照閣、あいかわらず酸棘麺が美味い。
ブラブラ北上していくと、懐かしの関学へ到着。弦月アトリエを見に行き、仁川渓谷へ。
街乗り仕様のため全然乗れず仕舞い。フロントフェンダー脱落するし。結局ずっと担いで行く羽目に。
その後も、階段を担いで登ったり、汗だくの一日であった。

2007年3月26日月曜日

紀伊半島一週

熊野速玉大社○宮
日帰り_651km
R43-R25-r183-R25-r192-名阪国道-r565-r28-グリーンロード-R163-r659-R165-R23-R42-オレンジロード-新宮-R42-国体通-R24-根来街道-R26-r29-R43

季節外れの陽気に誘われ、ツーリングに出かけた。
起きた時間に合わせて目的地を決める。何時もの事だ。
早めに起きられたら、新宮、那智に行こう。遅ければ、久々に堺にでも行って、桜井神社を参拝。かん袋に行くのもいいかもしれない。ボンヤリとそんなことを考えていた。
もっとも直前にトレッキングやポタリングに成ることもよくあるのだが。
珍しく気持ちが揺れずに、早々とエンジンに火を入れる。
大阪で通勤のラッシュに巻き込まれるのは目に見えているので、武庫川を越えたら阪神高速、西名阪、名阪国道で一気に亀山まで抜けよう。そう考えながら43を東へと進む。
”西長堀阿波座間事故、通行止” えぇと、どう行ったら東に抜けられるのかなぁ。いきなり不測の事態だ。
分からんから、43、25で名阪、下道ルートに変更。ついでにオール下道に挑戦しよう。
感覚的には600~700kmくらいか。まぁ、日が変わるまでには帰れるであろう。

亀山インターを降り、旧国を進む。そしてr28へと折れる。(この時は関インターで降り、r10で行く予定だったことには全く気付いていなかった。)
エンプティランプが点灯する。そろそろ給油しなくては。SSを探しながら道なりに進んでいくと、いつの間にかグリーンロードと標識が出ている。
信号も少なく、気持ちよく走れるのだが、広域農道ではいつまで走っても給油はできない。津の方へ向かうとしよう。
給油を済ませたら、今度は俺の番だ。朝からまだ何も食べていない。この辺りは、焼肉とトリ焼が名物だ。
焼肉は食べる気にならないが、トリ焼なら好いだろう。近くには藤が丘食堂がある。
11時半に店に着く。まだ早い時間だったが、店の半分くらいは埋まっている。トリ焼(並)とライス(大)を頼む。これで480円だ。
値段を考えたら十分お得なわけだが、コケコッコー共和国の方が、何もないトコにぽっつんとあるロケーションまで含めて考えると楽しい。

R42に入り、谷間を縫いながら南下していく。気持ちよく流せる道なのだが、道路工事で何度も足止めを喰らい、思うように距離が伸びない。
熊野速玉大社を参拝。期待が大きすぎたせいか、物足りない。朱印と午王を戴き、早々に後にする。
旧宮の神倉神社もついでに訪れる。こちらはすばらしい。ゾクゾクする。温かい気が満ちあふれている。
近所の子供たちがお菓子を持って遊び来た。俺が子供の頃はよく神社で遊んだものだが、最近はほとんど見かけない。
磐座が御神体の神社はやっぱりいい。幼いときの思い出のせいか?
十分満足してしまったし、那智はまた次の機会にしよう。

帰り道途中のドライブインで、めはり寿司とさんま寿司、それから地酒を購入。
夕暮れの海岸線をなぞって走る。屋久島を思い出させるすばらしい夕焼けだ。近場でもこんな景色に出会えるのか。
道の駅イノブータンランドすさみ、でしばしの休息。温かいお茶と共に寿司を平らげる。日没と共に気温が急激に下がり始める。温かいものを買い求めるべきだったかもしれない、と思い始めた。
せっかくだから和歌山ラーメンを食べて帰ろう。震えるバイクの上そう思い先を急いだ。紀三井寺の辺りまで行けば中華そば屋が何軒かあったはずだ。
反対車線に○宮を見つけたのでUターン。漸く温もりもう少し頑張れそうだ。隣の席の子供が食べていた焼き飯が妙に旨そうに見える。次に来たときは食べてみるとしよう。

峠を越えて大阪に入る頃にはまた体の芯が軋みはじめてきた。堺まで行けばプノンペンが在る。定休日は何時だったか思い出せない。どうせ通り道だから構いやしない。
案の定休みか。あとはコマシなラーメン屋は”ひるね”くらいしか思いつかない。どうせもう下道でも一時間もかからない、もうまっすぐ帰ろう。

風呂で体の痺れを取りながら、次に行くときは潮岬でキャンプしたいなぁと思い続けた。

2007年3月25日日曜日

おとなの玩具

今年初の六甲山登山。
前回、地獄谷をそのまま辿ってしまい、行き損ねたロックガーデンを目指す事とした。
地獄谷からA懸、C懸、B懸を経て、風吹岩へ行く予定を組む。その後、打越峠、西お多福山、湯槽谷山を抜け有馬温泉へ。
コースタイムの合計は7時間50分。ということは、今の時期なら涼しいから7割ほどの時間を見て、5時間半。昼ゆっくり取っても6時間は掛からない計算。
調べてみると道を間違えたのは、小便滝から上って行く道を、また地獄谷へ降りてしまったのが原因のようだ。
カシミールでルートを決定し、gekoにデーターを転送。ナビがどれ位役に立つか試して見たくて、今回のトレッキングを計画したようなモノだ。
早めに出て有馬温泉に入り、また戻ってこようと思っていたが、家を出る時間が遅くなったため、帰りは電車にする。いきなりの予定変更だ。まぁよくある事だが。

10:10 阪急芦屋川到着。
ナチュラルローソンでポカリ500mlとオニギリ3個購入。思ったより気温が高い。意外とバテルかもしれない、フリースは要らなかったか。

10:30 高座の滝に到着。
不動堂で安全祈願をし、身支度を整え、地獄谷へと入る。
沢用の靴を持って来ようかと思ったが、晴天が続いているので水量も無いだろうと思い、いつも通りトレラン用で登る。
最初の滝で落ち葉に隠れた水溜りにハマリ、いきなりテンションが下がってしまう。
今年は暖冬なので必要ないと思うのだが、やたらとアイゼンの痕が刻まれている。
gekoを見てみるが、谷間では電波がキャッチできないようだ。ナビはあまり頼りに出来そうも無い。バックパックに移し、後でトラックログの確認をして見よう。
小便滝から間違えずに進むが、踏み跡が色々な方に分かれている。どちらに進んでいけば良いのだろう?と思いながら進んでいるといきなり雉撃ちの跡。埋めるとか出来ないのだろうか?六甲山に登ると3、4回に一度は見かける。これだけで思い出が、雉撃ちを見た旅となるから不思議だ。
Cとペンキで書かれた跡があり、ここからC懸に行けるのだろうか?と思いつつ先へと辿る。道なりに進み、岩場を登る。どうもコレは違うようだ。
西側に見えるのがA懸であろうか。何処より取付けばよいのか判らなかった。北側に見えるのがC懸か?先ほど見えていた岩に登るとさらに北側にもう一つ高い岩が見える。あれがC懸であろう。そういう事に決めた。(後に分かったが登ったのがC懸で北に見えたのがB懸のようだ。)
風吹岩に数人いるのが見えるが、ロックガーデンには誰もいない。風化が進んでいてかなり脆いため慎重に降りる。誰もいないとこで滑落したら洒落にならんなぁ、焼肉のたれも持ってきていないし、と思い今回は諦める。
砂山のような万物相を越え、谷へと降りてくと、そこより踏み跡は下っていっている。どうやら道を間違えたようだ。また砂山を登るのは御免なので、風吹岩へ向け藪漕ぎスタート。先が見える分、東お多福よりは楽と思いつつもシンドイ。岩を攀じ登ると漸く、登山道へと戻る事が出来た。

11:30 風吹岩到着。
横池の猪親子がウロウロしている。風吹岩のニャンコ達に餌を持って来ようと思っていたのに、忘れてきた事に気付いた。オニギリを分けてあげよう。
少し早いが、昼食を取る事にする。アルコールストーブで珈琲を煎れる。gekoは高度441mを示している。実際は447mだから思ったよりは正確かな?
バテ気味なのでルート変更をする。芦屋カンツリーを抜け、七曲り、一軒茶屋、魚屋道のお手軽コース。
しばらくするとニャンコが寄ってきた。ご飯をつまみ差し出すが、匂いを嗅いだだけで食べようとしない。どうやら気に入らないようだ。一頻り足に擦寄り、媚を売るが、他にくれない様だと判ると他の人の方へと去っていった。現金なヤツだ。次は忘れずに持って来よう。

11:50 風吹岩出発。
体が冷え切らないうちに出発したかったが、少し長居し過ぎてしまったか。
念のためカンツリーの水場で補給し、先を急ぐ。楽ではあるが詰らない道程である。特に語る事も無い。

13:00 一軒茶屋到着。
自動販売機で水分を補給し、魚屋道へと歩みを進める。裏六甲に入るといきなり空気が張詰める。路傍には雪が見受けられる。MTBで下りたら面白そうな道だなぁ、トランポ無いと無理だろうけど、と思っているうちに有馬に着いてしまった。

13:45 有馬到着。
コース変更しなくても良かったか、物足りなさを感じつつ愛宕山公園を抜け、湯泉神社を参拝。宮司さんは留守のようなので諦め、お寺さんを廻る。
”最近朱印を求めて若い女の子が良く来るのだが?”と摂取山念仏寺の住職が不思議そうにされていた。流行っているのか?
有馬稲荷のワンコに会いに行こうかと思ったが、戻るのがめんどくさくなり止めておく。
銀の湯
でのんびりし、帰路に着く。
さてお楽しみのトラックログのダウンロード。谷間や木々に覆われているトコではやはりロストしてしまっている。地図と照らし合わせれば、どの様なルートを通ったかは正確に判断できる。
面白いおもちゃを手に入れた。今度はツーリングで試してみよう。


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しあわせさん。こんぴらさん。

とりあえず金刀比羅宮に行ってきた。まぁさして重要な用事があった訳ではないが。
青春十八切符が1回残っていた事と、岡山のツレのトコに顔を出すという事が延び延びになっていたからだ。
今日の天気は雨が残るというのも好都合だった。
神社を参拝する時は雨の日がいいと思う。(お寺さんも一緒だが)
三割は荘厳な感じが増す。
琴平に着いたのは、電車の遅れもあって12時半頃だった。
こんぴらさんは階段がしんどいと聞いていたから、無理をせずにのんびりいこう。
持病の膝痛が出ると厄介だ。
金刀比羅宮までは平日とはいえ、参拝客は結構いる。
こんな雰囲気も嫌いではないが、やはり観光地然とした感がある。
金刀比羅宮、白峰神社と朱印を戴き、奥社厳魂神社を目指す。
金刀比羅宮より先は人気も無く、なかなかいい感じである。
途中に大麻山登山道案内図がある。”チェリーライン13km5時間、グリーンライン8km4時間”とある。
バイクで来ていれば時間を気にせずに動けるが、終電を気にしながら動くのは楽しくないので、またの機会にするとしよう。
琴平山を登る中で、奥社に着いたらぜひともしてみようと思うことがあった。
大した事ではないが。初詣の時引いたおみくじが”吉”だったコト。
今までおみくじは9割以上”大吉”だから”吉”というのはどうも居心地が悪かった。
1368段、海抜421m。奥社までの参道も綺麗に整備されており、意外にあっけなく着いた。
果たしておみくじを引いてみると"49番"、嫌な思いが過ぎった。もしかして大凶なのではないかと。
今年は特にいいのを引きたかったなぁ、と思いつつ恐る恐る開いてみると、”吉”。
何やそれ、何でそない中途半端やネン。何のオチも無いやんけ。
”オチの無い話はすな”と昔の彼女によく怒られたなぁと思いながら結びつつ、
まぁ、今年はそんな運勢でしゃあ無いんやな、ということで帰路へとつく。

門前町で行きしに客引きに会った饂飩屋に寄ってみる。まぁ普通かな。そうそう当たりを引くことも無いわな。
もうひとつ気になっていた、酒屋の暖簾もくぐる。金刀比羅宮の御神酒を造っているということだ。
金陵”初しぼり”(¥1050)、本醸造というのが気に入らないが他に適当な物が無く、利き猪口と併せて購入。(利き猪口収集も趣味である)
日本酒処では無いので全然期待していなかったのだが、これが予想外に当たりであった。
香りや酸味が私好みで、また新酒の時期に訪れたら買い求めたいと思わせる逸品であった。

象頭山松尾寺、田村神社と巡り、もう一つの目的地”Deco'sKitchen”へと向かう。
岡山駅に来たのは14年?ぶり位で随分駅前が変わったなぁ、と思いつつも迷わず無事到着。
なかなかいい感じの店。K子ちゃん一人でやっているので、繁盛したら大変かもしれませんが、岡山にお寄りの際はぜひ。おすすめです。
なんばん(チキン南蛮)と生ビールを注文。おいしい生やなぁ。
瀧鯉がある。先日、木村さん(瀧鯉の社長さん)と御一緒したなぁ。
三岳も置いてある。屋久島では5合までしか買えなかったんだよなぁ。
とか楽しいひと時を過ごさせて頂きました。
ひねどりのナントカ?(失念)も美味しかったです。次はオムライスを食べに行きます。
倉敷のナントカサン?赤福ご馳走様でした。

2007年3月23日金曜日

日光詣

一生に一度は行ってみたい場所のひとつ、日光に行ってきた。
東照宮への道は、前方に白雪を頂いた男体山を臨み、凛とした空気が漂ってる。
20分ほどゆるい上り坂を辿り、日光の町並みを抜け、
神橋に到着。
神橋はメインではないので後回し、とする。
最初は日光二荒山神社別宮本宮神社から参拝。
観光客はあまり訪れないようで、修験らしい厳かな雰囲気に包まれている。
輪王寺へと向かう道も心地よい空間。ゆるりとした時間が流れている。
日光山輪王寺、東照宮、日光二荒山神社はもちろん素晴らしい。
何度訪れても新しい発見が出来そうだ。
以前、鬼怒川から今市、日光杉並木をバイクで走ったことがあるが、日程上、日光には寄らず仕舞いであった。
今度はバイクで来てみよう。
時期は金精道路、中禅寺湖スカイラインが冬季閉鎖になる直前の早朝が良さそうだ。