2010年2月26日金曜日

廣東料理 東華飯店@JR住吉

予算¥750(カラシラーメン¥750)

寒くなってくると無性に食べたくなるモノってありますよね。

気の置けない友と湯気越しに話弾む鍋とか、顆粒出しで作ったのが丸分かりのおでんを摘みながら呑む熱燗とか、歯の根が合わぬほど凍えた身体を温もらせるしゃばしゃばな山小屋風カレーライスとか、そんな冬の風物詩的な累累たる品品の数数は、夏の暑い盛りや、花粉飛び交う呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーんな季節や、枯葉舞うセンチメンタル(死語?)な時期には、あまり楽しめないと思われるのです。

それなら、なぜ、そんな事を今書くの?と、相変わらずの空気読めていないエントリーです。

【廣東料理 東華飯店】
鶏ガラスープにたゆたうは、湯切りがあまくちょっと滑る粉っぽいような中華屋の麺かくあるべきみたいな中細ストレート麺。それだけを見れば、中華料理屋でラーメンを頼んでみたら普通に出てくる何の変哲もない湯麺なのですが、そこに載せられている甘辛中華餡を混ぜて食べますと、劇的に味が変わります。
豆板醤の辛味とトマトケチャップの酸味に甘み、そして干し椎茸の旨味やニンニクの香りが拡がり、タケノコのシャキシャキとした食感、そして豚ミンチのプリプリとした旨さが味の深みを与えます。
麺、そして湯をすする度に、額に汗がにじんでいきます。最後の一滴まで一気にすすり尽くす頃には、カプサイシンさんのおかげで胃の底に日溜まりを抱えているかのような温もりを感じるでしょう。
その温もりがあってこそ、今年もまた、辛い六甲おろしを堪えていけるわけです。
そして、再びその温もりを翌日のトイレで思い出すかも知れません。

廣東料理 東華飯店
住所:神戸市東灘区住吉本町2-17-2 中華マップ
電話:078-811-4528
営業時間:11:00~21:00
定休日:火曜
公式ブログ
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