2008年10月30日木曜日

ちく満@宿院

予算¥900(温盛蒸籠一斤半¥900)

新蕎麦の時期。というわけで、蕎麦を食べに堺へと出かけた。

"ちく満"
もともと蕎麦の食べ方は蕎麦粉に熱湯を注ぎ入れ練った"そばがき"という形からはじまり、それがやがて麺状に切り蒸籠で蒸す"温盛"となり、その後、茹で上げた蕎麦を一度冷水で締める現在のような蕎麦の食べ方になった、と聞いたことがある。
ここ、ちく満はその"温盛"の専門店。メニューは一斤と一斤半の二種類しか無く(以前は二斤もあった)、他には酒とツマミがあるだけである。店に足を踏み入れると先ずは"一斤ですか?一斤半ですか?"と聞かれてから、座敷へと通される。工場にしか見えないその外観からは想像できない落ち着いた設え。1695年(元禄8年)創業当時そのままの姿ではないだろうが、薄暗く、閑寂な趣が良い。

今から蒸すので少し時間を頂きます、と言う。今後の予定を考えると寧ろ時間を潰したいくらいなので丁度良かった。
窓辺から差し込む夕暮れ時の柔らかな光の帯を眺めながら、蕎麦碾き機の立てる音に耳を傾ける。誰も居なかった座敷をポツリポツリと人が埋めていく。蕎麦があがるまで酒を傾ける人、観光客らしく矢鱈と調度品を褒めている人、言葉を交わすわけでもなく静かに向かい合う老夫婦。"敦盛"もそうだが、温盛を出す店は何故かあの蕎麦屋のイキった感じがなく、ノンビリとした空気に満たされている、そんな感じがする。
そんな時間をゆるりと味わい、待望の温盛を味わう。先ずは生卵を緩く解き、半分ほど椀に入れる。そこに熱い汁を注ぎ、熱々の蕎麦を浸す。かなり濃い色合いは味の濃さも彷彿させるが、差ほど辛くない。鰹に味醂の甘みだろうか、まろやかな甘みが鶏卵により更にふくらむ。
きりっと締められ縁の立った"ざる""盛り""せいろ"とは違い、弾力のあるこの蕎麦は喉ごしを味わうものではない。その湯気と共に立ち上る豊かな蕎麦の香り、それと上顎に吸い付くような食感、柔らかな蕎麦の風味、それを楽しむものだ。
蕎麦を平らげた後、残しておいた溶き卵を加え、火傷するほど熱い"かまくら"(蕎麦湯)を注ぎ込む。するとかき玉のお吸い物が出来るという按配だ。これが堪らなく旨い。"じゃじゃ"の〆に"ちーたんたん"があるように"温盛"の〆にはこの"かまくら"がある。

※平成21年2月21日より値上げするそうです。一斤半でいえば九百円だったのが千円となります。

ちく満(ちくま)
住所:大阪府堺市堺区宿院町西1-1-16 蕎麦マップ
電話:072-232-0093
営業時間:10:30~21:00
定休日:月曜(祝日の場合翌日休)
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2008年10月29日水曜日

再再訪@大阪ラーメン

予算¥720(ラーメン¥100、餃子(5ヶ)¥150、赤星大瓶¥470)

どうせ開いていないだろうな、と思いつつも、大阪ラーメンの前を通りかかるとシャッターが半分ほど開いていた。それは開店準備を予感させるモノ。時刻は十二時を回ったばかり。ネットで調べたところに依ると開店は午後二時頃とのこと。それまで適当に時間を潰し、再び訪れることにした。

"大阪ラーメン"
時刻は午後二時半を廻ったばかり。店先には暖簾が掛かり、店の前は自転車で覆い尽くされていた。
大阪飯店よりキャパは広く、油による煤けた感じも少しはマシな店内。そこに掲げられたメニューはどれも安いモノであるが、その中から大阪飯店を訪れたときと同じメニュー、ラーメン餃子ビールを頼んだ。

チビチビとビールをやっているとラーメンと餃子が運ばれてくる。鶏ガラ醤油の化調たっぷりのスープに加水率少なめの中細ストレート麺が絡む。具はシンプルにモヤシに青ネギ、茹で豚バラ。量は少なめだが百円でこの出来具合は大阪飯店共々素晴らしいの一言。餃子は少し皮がベチャッとしているのが気になるが、これも大衆中華料理屋の味で中々なモノ。

ラーメンを平らげ、餃子をアテに残りのビールを楽しんでいると、前に座っていたおじいちゃんがオモチャの拳銃を取り出し、"引き金引いてみ(意訳)"とそれを差し出す。
それを手に取り眺めてみる。先から火が出るようになっているよくあるライターかな、と思ったが、そうではなく、見るからに安物のプラスチック製のただのモデルガン。玉が出ても困るので、人に向けぬようにして引き金を絞る。"カチリッ"遊底がブローバックし、軽い音を立てる。
"?"訳が分からないまま、拳銃を返す。
"おっちゃんはな、いつもこれを持ち歩いとんねん(意訳)"
"'しきりや'から身を守るためにや(意訳)"
"'しきりや?'"
"判らんか、強盗のこっちゃ(意訳)"
"金盗られそうになったときこれを出すんや(意訳)"
"'助けてくれ'言うて逃げ出しよるわ(意訳)"
"ほんまあいつら弱いモンからばっか金を盗りよる、強いモンから盗りゃええのに(意訳)"
"そりゃ強いモンからは盗れないでしょうね"
"だから自分の身は自分で守らなアカンねん(意訳)"
"こないだもな、おばちゃんが襲われてん(意訳)"
"夜ですか?"
"いいや、昼間や、銀行が開いとる時間や(意訳)"
"金を下ろしたのを見ていて、跡をつけよんねん(意訳)"
"携帯って有るやろ、何人かでそれで連絡を取ってんねん、'今そこの角を曲がったで'てな感じでな(意訳)"
"で、警察に行くやろ、"金盗られました'って、すると'何で取り返さへんねん、盗られる方が悪い'こう言われんにゃわ(意訳)"
"弱いモンが悪いねん、そんなところや、西成っちゅうとこわ(意訳)"
"弱肉強食ですね"
"でもな、にいちゃん一文無しになったら、西成に来たらええ(意訳)"
"'@¥%#$(聞き取れず)'ちゅうトコがあってな、そこに行けば下着から歯ブラシから石鹸まで只で貰えるんや(意訳)"
"日本中探してもそんな街はここだけやで(意訳)"
と、話しはまだまだ続くわけだが、いつ来てもここ西成という街は人懐っこいというか、やたらと話し掛けられる。飯を食っては話し掛けられーの、足を止めては話し掛けられーの、酒を呑んでは話し掛けられーの、トツギーノ、といった状態である。
ここで意訳とさせて頂いているのは実際の会話はに於いては"'@¥%#$'ちゅう&@?*あってな、そこ=☆♂§ば下着から歯ブラ〒→※↓石鹸まで只で♭†≠んや"といった状態であるからである。
つまり、おじいちゃんの言いたいことは、日本一自由な街西成、日本一自己責任の街西成、日本一福祉の発達した街西成、ということに尽きるのであろう。
住みたいとは思わないがやはり素晴らしき街。ビバ西成。ハラショー天下茶屋。又来るよ。

※大阪ラーメンが再開したのは嬉しいのですが大阪飯店は最近休んでいるようです。

大阪ラーメン
住所:大阪府大阪市西成区天下茶屋1-3-16 ラーメンマップ
営業時間:14:00~18:00?
定休日:日、月曜
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大阪ラーメン@天下茶屋

2008年10月27日月曜日

しまちゃん@神田北通

予算¥1200(プレミアムモルツ生中¥500、ウーロンハイ¥400、串かつ(なすび、海老、しいたけ)各¥100、枝豆(サービス))

季節外れの暑さに想定外の厚着、汗をかき、喉は渇き、三和本通商店街を適当な茶店、もしくは立ち呑み屋を探し求め彷徨い歩く。
そんな中、ちょっと目を惹く黄色い暖簾に黄色い看板を見付ける。その店は"神田のれん街"と書かれた古びた建物の一角に在った。"街"とは名ばかりのドヤのようにも見えるその奥へと続く薄暗い穴蔵のような通路を覗き込む。他に開いている様子の店はなく、灯りの消えた白い看板だけが並んでいた。かんなみ新地もほど近い立地、ここも夜遅くにはちょんの間、はたまた置屋として営業しているのかもしれないな、そう思いながら暖簾を潜った。

"しまちゃん"
奥行きが無く、五、六人も入れば一杯になってしまう狭いカウンターだけの造り。一応、スツールは置かれているものの、立ち呑み屋の方がこの店のスタイルとしては合っていそうだった。
まだ新しい内装、二階へと上がる階段はそこに見当たらない。横並びの店も同様の造りだとすれば、ちょんの間ではないのかもしれない。
壁に貼られた品書きにはこの店の広さからすると豊富過ぎるくらいの品数が並んでいた。その中から多少の迷いはあったモノの、外に貼られた"おでん"と"串かつ"がウリなのだろう、ということで"串かつ"を選んだ。"おでん"にしなかった理由は単純で、串かつは百円のところが、おでんは百五十円だったからだ。

細かく碾かれたパン粉で薄い揚げ色。ソースは小皿に入れられて供される。当然の如くキャベツ付きだ。海老のプリプリっとした食感は良いのだが、野菜類のベチャッとした仕上がりは良くない。小さな天麩羅鍋か何かで揚げている様なので、温度が下がりすぎるのが良くないのだろう。ただ、生中の味と焼酎対ウーロン茶一対一のウーロンハイは思いの外良かった。

奥の店が今でも営業しているのか興味あるところ、次回は遅い時間におでんを試しに訪れるのも悪くない。


追記
訪れてみました。おでんは食べませんでしたが。
時刻は午後七時半頃。他に暖簾を上げた店は二軒。一軒はスナック、もう一軒は居酒屋のようでした。もっと遅い時間ではどうなのでしょう?




しまちゃん
住所:兵庫県尼崎市神田北通6 神田のれん街 串カツマップ
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2008年10月25日土曜日

ザ・ミュンヒ@高安

予算¥900(レギュラーNo.3-A¥900)

暗峠でヒルクライム、と家を出たはずなのだが、何故か八尾にいた。詳しいことを話し始めると長くなりそうだからここでは語らないが、ブラブラとするうちに八尾に辿り着いていた。これからどうしようかな、と地図を捲っていると刑部の文字が目に付く。ここには確か"ミュンヒ"があったはず、そんな頼りない記憶を頼りに二年ぶりとなる"ミュンヒ"を探した。

"ザ・ミュンヒ"
田んぼのような開けた辺りに在ったような?程の記憶しかなかった割に迷わずに発見する素晴らしさ。"さすが俺、スペシャル"、イヤ、これは使い方がおかしいな、と思いながら店に入る。

"前に来たこと、有るよね"
"ええ、二、三年前になりますが"
"値段が変わったから、新しいメニュー、それ差し上げますから"
とメニューを渡される。
初めて訪れたお客さんは、ここからマスターの蘊蓄など長話の洗礼を受けなければならないのだが、既に何度も足を運んでいる私には手短に終わる。この最初の洗礼を乗り越えることが出来なかった人は二度とこの店を訪れることは無いだろう、それ程濃いキャラのマスターである。
先ずは珈琲の話から始まり、バイクの話、マイセン、バカラ、ジャズ、そして中原中也へと遷る。これだけで優に三十分は超える。

中原中也で思いだしたが、以前、カノジョから唐突なメールが届いたことがある。"私の詩を創りなさい"と。何だ?いきなり?そんな難題を?と思ったが、そういえば中也の詩に雪のヤツがあったなぁ、と思いだし、丸丸パクらせて貰った。単純に雪の部分をそのままそのコの名に置き換えて。もちろんばれましたが(lol 即興であんなに素晴らしい詩を創り出せるならそれで喰っていくというものだ。

閑話休題。

以前は七百円からあった珈琲も今では九百円から。そして一番高いのが変わらずの五万円。これはもちろん珈琲一杯の値段でだ。取材でもなければこんなものを頼む客は居るまいというふざけた値付け。正気の沙汰ではない。
当然そんなものは頼むはずもなく、選んだのはレギュラーNo.3-Aを熱めで。

"これで80gあります、普通の喫茶なら五杯分ですわ"とネルにいっぱいに満たされた豆を見せに来る。メニューには40gと書いてあったような?珈琲一杯分の豆の量は10g前後ほどだから40gだと五杯分には少し少ないかな、とか思いながらも"すごいですね"と相槌を打つ。
そのタップリのこだわりの豆をゆっくりと三十分近くかけて淹れた一杯の珈琲。果てしなく濃く、そして苦いのだが、その陰に甘みを含み、後から僅かな酸味がやってくる。濃いめの珈琲にありがちなあの嘔吐きをもたらすざらついた"えぐみ"はない。
珈琲一杯のために千円前後の金を出すこと自体キチガイじみた行為ではあるが、ここの一杯にはそれだけの値打ちがある。

私にとっての"500マイルブレンド"というべき店。それはここを置いて他にない。

そうそう、帰りにステッカー(¥300)を頂きました。これで三枚目になります。一枚は買ったヤツですが。MTBに貼らせていただきます。


追記
マスターはロータリーエンジン搭載で有名なバンビーンも所持してます。事前に連絡してくれていたら展示しておくよ、と言わはりますが、いつも行くのは突然なので見たことがありません。
あと、ミュンヒはオールペンしてあります。オリジナルカラーはこの"岩下コレクション"のでしょうか?


生ひ立ちの歌 
      -中原中也-


幼年時
私の上に降る雪は
真綿のやうでありました

少年時
私の上に降る雪は
霙のやうでありました

十七ー十九
私の上に降る雪は
霰のやうに散りました

二十ー二十二
私の上に降る雪は
雹であるかと思われた

二十三
私の上に降る雪は
ひどい吹雪と見えました

二十四
私の上に降る雪は
いとしめやかになりました……


II

私の上に降る雪は
花びらのやうに降つてきます
薪の燃える音もして
凍るみ空の黝む頃

私の上に降る雪は
いとなびよかになつかしく
手を差し伸べて降りました

私の上に降る雪は
暑い額に落ちくもる
涙のやうでありました

私の上に降る雪に
いとねんごろに感謝して 神様に
長生きしたいと祈りました

私の上に降る雪は
いと貞節でありました

THE MUNCH(ザ・ミュンヒ)
住所:大阪府八尾市刑部2-386 喫茶マップ
電話:072-996-0300
営業時間:8:00~25:00(LO24:00)
定休日:年中無休(不定期で月一回火曜日のみ16:00から営業)
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2008年10月23日木曜日

酒処 旭屋@大安亭市場

予算¥370(キリンラガー大瓶¥370)

三宮へ向け歩く中、喉の渇きを覚え、一軒の立ち呑み屋に立ち寄った。

"酒処 旭屋"
開店間もない時間、薄暗い店の中で老人が一人、瓶ビールを前にTVを見つめていた。
私が暖簾を潜ると店に灯りが灯る。人が居るというのに灯りを点けていなかった。彼は客ではないのだろうか、そんなことを考えながら、同じくグラスを傾け画面を眺める。そこでは黒柳徹子が要領を得ない話をしていた。そんな対談が盛り上がれずに淡淡と進む。もう少しマシなチャンネルは無いのかとも思うが、無いからここに合わせているのだろう。
ふと店の外に目を遣ると、元町店と染め抜かれた暖簾が目に付く。春日野なのに元町ねぇ、とまた疑問がひとつ増えた。

何やら外が騒がしいな、と思うと、ドヤドヤと二人組が暖簾を潜り、そのまま主の居ないカウンターの中へと向かう。何処からか冷えたジョッキを取り出し、氷を詰め、焼酎を注ぐ。そして冷蔵庫からは勝手に6Pチーズを取り出し、クラッカーを添えてカウンターに置いていた。常連かと思ったのだが、その勝手知ったる様は店員?とまた疑問が加わる。
続けて酎ハイを作っているところを"ようけ入れたらアカン"とおばちゃんに見咎められる。
そんな微笑ましい賑わいの中でも、老人は相変わらず一言も喋らずに黙黙とビールを啜っていた。

酒処 旭屋(旭屋酒店)
住所:神戸市中央区日暮通4-1-3 立ち呑みマップ
電話:078-251-2480
営業時間:13:00~20:00
定休日:日曜
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2008年10月21日火曜日

鳥一@生田川

予算¥6,670(男2人)(生中¥390x5、キリンラガー大瓶¥390x3、きも(タレ)、ねっく(タレ)、ヒップ(塩)、かわ(塩)各三串¥280、せせりおろしポンズ(三本)¥330、もも唐揚¥490、なんこつ唐揚¥380、ささみタタキ¥490、シーザーサラダ¥390、揚げとうもろこし¥350)

ケンチンから久しぶりに連絡がはいる。"三宮で焼鳥を食べよう、ビール呑もう"と。そこで真っ先に思い浮かんだのは"鳥一"だった。

"鳥一"
午後八時半というこの店においては遅めの時間帯の所為か客足は疎らである。入り口近くのテーブルに着こうとするが、いつも通りの"奥へどうぞ"との声に導かれ奥の部屋へと進んだ。
最初に言っておく。ここの焼鳥の味はたいしたことはない。事実、揚げとうもろこしが一番美味しかったくらいだ。だが、ここは焼鳥を味わう店ではなく、アテのしっかりとした長っ尻の出来る立ち呑み屋として利用すれば素晴らしい店である。事実、安い焼鳥と色恋話をアテにしてビールをどんどん空けていった。
先客の家族連れが"五月蠅くしてごめんなさいね"と帰っていく。酒の席が騒がしいのは当たり前だが、その一言が、その気遣いが嬉しい。
更にビールを追加していく。いつもなら既に日本酒に遷っているはずなのだが、ついその機会を逃してしまっていた。看板の灯りが消える、間もなく閉店だ。

鳥一(とりかず)(水本酒店)
住所:神戸市中央区雲井通2-2-15 焼鳥マップ
電話:078-251-3626
営業時間:16:00~22:00
定休日:水曜、第3日曜
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2008年10月19日日曜日

はらぺこ@日詰

予算¥1,490(石臼 御膳(大盛)¥1,490)

国道四号線を盛岡へと向かい北上すると誰もが目にする"巨大な赤鬼"の看板に"十割そば"の文字。そこは十割そば製麺機を発明した店であり、中々に美味い蕎麦を食わせるらしい。

"はらぺこ"
丁度、お昼時の到着。店の前には五、六人程の待ちが出来てはいたが、そこは蕎麦屋の回転の早さ、さほど待たずに案内された。

石臼、御膳、ダッタン、更科、南部、梅、枝豆、胡麻、小エビなど、ざる蕎麦だけでも多彩な品が並ぶ。御膳は御膳粉、ダッタンは韃靼蕎麦、梅や枝豆というのは練り込んであるのだろうと予想は付くのだが、石臼と南部の違いがよく分からない。石臼は石臼碾きの石臼なんだろうけど、写真による見た目は碾きぐるみらしく、黒みを帯びた田舎蕎麦。南部は南部粉の南部で、当然こちらも田舎蕎麦。南部の方は機械碾きなのだろうか?と少し疑問に思う。
とはいえ、比較のためにその二つを頼んでみようとは思えずに、対照的な石臼と御膳の二色盛りを頼んだ。
先ずは御膳からいただく。それは箸で手繰り上げても先が持ち上がらないほど長く、そしてひやむぎのように細い。十割とは思えないその長さに、更級らしい滑らかな喉越しだ。 汁は東北では珍しく砂糖の甘みが加わったまるい風味、関西で食べ慣れた身としてはこちらの方が好ましい。次に石臼を手繰る。少し堅めの食感に蕎麦の香りが広がる。時期が時期だけに新蕎麦のような爽やかさはないが、やはり食感、香り共に田舎蕎麦の方が好きだ。
途中から大根しぼり汁の加えてみるが、これは辛味大根のそれではないのか、辛さはなく、大根の香りしかしなかった。これは加える必要は無いだろう。
最後は蕎麦湯で締め、これで満腹になった。大盛にすると結構な量になるので正に"はらぺこ"向きの店といえるかも知れない。

ちなみに、ムスコさんが頼んだ"雁屋哲氏"が絶賛したという"そば冷麺"だが、普通の冷麺の方が美味しい、ということだった。

はらぺこ
住所:岩手県紫波郡紫波町日詰西1-2-8 蕎麦マップ
電話:019-676-6085
営業時間:11:00~18:00
定休日:第2、4木曜
公式サイト
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美味しんぼ27巻に載っているそうです
未確認ですが

2008年10月17日金曜日

THE mid DINER@生田神社

予算¥450(レギュラーコーヒー¥450 (おかわり自由))

元カノさんとの緩い食事の後、CHICKEN GEORGEの上にあるカフェ、"THE mid DINER"へと足を運んだ。

"THE mid DINER"
"中に入る?外にする?"と尋ねると、"外"とのことでオープンテラスに席を取る。
"お腹いっぱい、最近甘いモノも別腹じゃないんだよね"と言っていたのでケーキ屋系カフェではなくこの店を選んだのだが、メニューを見ると"苺パフェ"と別腹だ。こっちは別腹は持ち合わせてないのでコーヒーを頼んだ。

前の道路ではSUN TVのクルーが何やらホワイトバランスを取ったり、シミュレーションをしていたりしていた。
"今日は有名な人が来ているのかな?"、"TVが来るくらいなら、ツレではないわな"、"女の子が多いね"と彼女と会話していると、"キマグレンの"、"キマグレンが"等と声が聞こえてきた。
"キマグレン?"、"キマグレン!?"と耳をそばだて、隣に着いた女の子のデジカメを盗み見る。そこには"キマグレン"の文字が映し出されていた。
今日はキマグレンだったのか! そうと知っていたなら。。

悔しいのでようつべをあげておきます。


あえないウタ
トコシエ

THE mid DINER
住所:神戸市中央区下山手通2-17-2 喫茶マップ
電話:078-321-4123
営業時間:24時間 モーニング7:00~11:00(LO) ランチ11:00~15:00(LO) ディナー18:00~23:00(LO)
定休日:無休
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2008年10月15日水曜日

チンタ醉宵クラブバンドLive@チンタ

予算¥3,250(チキントマトチーズのホットサンド¥550、骨付ヒップ¥150x2、げんこつ¥120x2、生中(ハートランド)¥500x3、神戸ハイボール¥550、テキーラショットx2)

ボクはね、今、夜遅くに"TURKEY RYE"を傾けながらこの文を書いているワケなんですよ。
こういった駄文を毎晩、シコシコと書きためているワケなんですよ。シコシコとマスを埋めているワケなんですよ。シコシコシコシコとマスをかいているワケなんですよ。
で、ボクは一年三六五日の内、三六十日酒を呑んじゃっているようなアル中なワケやないですか。一年に五日くらい呑まない日があるのは、午前零時過ぎまでバイクで走り続け、日が変わってから呑み始める日が年に五日くらいあるからっていうアル中なわけやないですか。汁椀を持つ手が、その手がプルプルというよりブルブルと震えて、汁が掛かり、"Ouch!"と思わず外人口調になってしまうほどアル中なワケですよ。
でも、アル中といっても酒乱なワケではないじゃないですか。酔ったら寝てしまうだけの、日本で二番目くらいに安全な酒呑みなワケじゃないですか。どの位安全な男かというと、一緒に呑んでいた女の子のパンツまで脱がしているのに、ナニもせずにその横ですっぽんぽんで寝てしまって風邪までひいてしまうほど安全な漢なワケじゃないですか。
だからもっと女の子たちはボクと安心して酒を呑みに行くと良いと思うよ。

"チンタ"
mixiにてライブの開催を知り、いそいそとチンタへ向かう。早めの到着、まだ空いている内に腹ごしらえとアルコールで胃袋を満たしていった。
時刻は午後九時。開始時間が近づくにつれポツリポツリと人が集まり出し、狭い店内は既に人いきれでむせ返っていた。
トランペットにドラム、ギター、パーカッション。そしてゲストボーカルが"くちばしにチェリー"を唄う。そして"テキーラ"で締め。大盛り上がりで終幕、となったわけだが、TIでのレースを翌日に控えているのによくやりますね。

でね、何で冒頭のような文を書いたかというと、翌日、アキナちゃんからメールが入り一緒に呑んだわけですよ。で、そもそもBlogを始めたのは彼女からmixiに誘われたからなんですよね。そんなことを思いだして書きました。
チンタはあんまり関係ありませんでしたね。

チンタ 醉宵食堂
住所:神戸市灘区水道筋2-2 畑原市場内 焼鳥マップ
電話:078-882-2050
営業時間:18:00~25:00
定休日:月曜
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公式blog
チンタ 醉宵食堂@畑原市場
チンタ本店@畑原市場

2008年10月12日日曜日

東来春@西二階町商店街

予算¥1,450(キリンラガー中瓶¥550、シューマイ(5ヶ)¥350、鶏の空揚げ¥550)

焼売といえば横浜崎陽軒のシウマイが有名だが、姫路にも地元の人で知らない人は居ないほど有名な東来春のシューマイがある。

"東来春"
名物であるシューマイに焼シューマイ(¥400)としゅうまいシューマイしようかとも思ったのだが、好みに合わなかった場合、それはそれで辛いことになるな、と何処で食べても外れることはない鶏の空揚げを併せた。

待つことなく運ばれてきたシューマイ。薄く透き通る皮に豚ミンチやキャベツなど様々な素材を擂り潰して練り上げられた餡が包まれたシンプルな姿。もちろんグリーンピースなど載ってはいない。これをウスターソースと辛子で食べるというわけだ。モッチリしたデンプン質の食感に微かに唐辛子の辛味が加わる。野菜の甘みはあるが肉の味はあまり感じられない。
所謂"焼売"を想像していると裏切られガッカリしてしまうかもしれないが、これはこれで"シューマイ"という別の食べ物と思えば、そのB級でジャンクな味わいはクセになるのかもしれない。
次回は焼シューマイだな。

東来春(とんらいしゅん)
住所:兵庫県姫路市西二階町111 中華マップ
電話:0792-22-1570
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜日、第3月曜日
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2008年10月10日金曜日

蕎麦処 八雲@出雲大社

予算¥893(三色割子¥893)

八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を

             -素盞鳴尊-

"蕎麦処 八雲"
出雲大社を訪れる度にここ"八雲"へ立ち寄ってしまうのはその駐車場に隣接している立地条件故、というだけではない。もちろん探せばもっと美味い蕎麦を食わせる店は幾らでもあるのだろうけれど、ここは観光地にありがちな高いだけで全く美味しくない、といった店ではなく、そこそこ美味しい蕎麦を食べさせてくれるからだ。
そしていつも頼むのは三色割子。そして蕎麦を待つ間、割子蕎麦の召し上がり方を読む。そう、いつも同じようにだ。

運ばれてきた三段積みの割子。先ずは割子蕎麦の流儀に合わせて一段目にだしを廻しかけていく。少々甘めの汁と硬めの歯ごたえの蕎麦、碾きぐるみではあるが香りはあまり拡がらない。ツルッとした喉ごしは無いが山芋が絡むことによりそれが補われている。
一段目を空け、残った汁を二段目へと加える。この事により山芋に生卵の風味が加わった蕎麦を楽しむことが出来る。そして最後に天かすのコクが合わさった蕎麦を手繰る。徐々に薬味の風味が強くなっていくのは飽きさせないように考えられた並びになっているからであろうか。
一般的な、蕎麦猪口に汁と薬味を加えて食べるスタイルと違い、この割子蕎麦というヤツは、それぞれの薬味の味を楽しみたければ前の割子の残りを入れなければ良いし、次々に加えていき、味の変化を楽しむのも良い、という良くできた食べ方だ。汁も無駄にならないし。何より薬味として加えたネギやワサビの香り無く蕎麦湯を飲めるというのがよい。これが割子蕎麦を好きな理由のひとつでもある。

蕎麦処 八雲 東店
住所:島根県出雲市大社町杵築東262 蕎麦マップ
電話:0853-53-4827
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜
公式サイト
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2008年10月9日木曜日

焼鳥 鳥富@多可町

予算¥1,400/一人(男19人女5人)(手羽先¥350、もも焼き¥550、唐揚¥400、串¥400、ずり焼き¥350、ひねかしわ炒め¥500、ささみ造り¥450、きも造り¥400、てば造り¥450、汁¥100、めし¥150、沢庵、生卵)

ジョモさん主催のグルメツーリング。直前の募集だったにも係わらず、いざ蓋を開けてみれば22台、24人の参加という大賑わい。これも偏に彼の人望のたまものか。

"焼鳥 鳥富"
あまりの人数の多さゆえ、四つほどのグループに分断してしまっていた。この様な事態に陥っても無線と携帯電話の恩恵は素晴らしいものがあり、誰一人としてはぐれてしまう人など居なかった。
到着してみると、店先の暖簾は外され、貸し切りの装い。実際、我々二十四名で座敷は一杯になってしまっていた。

注文したのは一人あたり千五百円くらいでのおまかせ。
直ぐそばのJAみのり養鶏事業所加工センターにて朝仕入れた"播州百日どり"は新鮮そのもの。"ささみ造り"は魚のように柔らかく甘い。"てば"はしっかりとした歯ごたえと鶏の風味が楽しめ、ねっとりとした"白きも"も臭味など無く素晴らしい。この値段でこれ以上の造りを望むのは無理であろう。ご飯は自家栽培の新米とのことでこれもまた美味かった。ただ、焼き物は平凡な出来といったところがちょっと残念であった。
それでもこの造りを味わうためにだけでも足を運ぶ価値は十分にある。

写真提供 ジョモさん

焼鳥 鳥富
住所:兵庫県多可郡多可町加美区豊部214-1 焼鳥マップ
電話:0795-35-1511
営業時間:12:00~14:00、16:00~22:00
定休日:火曜
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2008年10月7日火曜日

みゆき食堂@月見山

予算¥580(カツ丼¥580)

明石へ向けてのポタリング、となると二国をひたすら走るか、大開通を真っ直ぐ抜けていくか、くらいしかまともなルートは無いわけで、今回は後者を辿っていた。

"みゆき食堂"
まだ十一時には早い時間だというのに店先に下がる暖簾を見掛け、朝食兼昼食を摂ろうと立ち寄った。店の中には当然の如く客はまだ居ない。
ここは食堂なのだが、定食の類は少なく、代わりに丼類が充実している。その中にエビカツ丼(¥680)や天とじ丼(¥650)などという心惹かれるメニューを見付けるが、取り敢えずはネット上で有名なカツ丼を頼んでみることにした。

カツを揚げる音を聞きながら今後のルートを決定していく。取り敢えず明石に出る。そこから気が向いたら三木に向かい衝原を抜け六甲山越え、まぁ、定番ルート。ダレたらそのまま引き返すか藍那にエスケープ、これもまた定番。そんなことを考えている内に注文の品が運ばれてきた。
それは大きめのシチュー皿にタップリ一合以上のご飯が盛られ、揚げたてのカツが一枚、その上から薄切りのタマネギと青葱の玉子とじをかけたサクサクタイプのカツ丼だった。艶やかなとろみを保つ白身が残るという私好みの加熱具合がいい。ただ、肝心のカツはボッテリと衣が厚く、筋が残るロース肉もちょっと薄めだ。一番の難点は、割下にダシの風味が感じられずに醤油臭さと甘みが強すぎるところか。途中でその甘さに飽き始め、七味を振った。

五百八十円という値段を考えれば十分cpは良いが、それでも大力食堂(¥680)には負けるわけで、こぼさずには決して食べることが出来ないあちらに比べればかなり食べやすいというトコは評価できるのだが、ここのカツ丼も好みからは外れているものでしかなかった。

お食事処 みゆき
住所:神戸市須磨区行幸町3-7 かつ丼マップ
電話:078-731-7420
営業時間:11:00~18:00
定休日:日祝
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2008年10月6日月曜日

餃子の店 白乾児@内丸

予算¥920(餃子¥420、モルツ生中¥500)

白龍にフラれ、三平にもまたフラれ、仕方なしに向かうは白乾児。この店は、白龍は休みだがどうしても"じゃじゃ"が食べたいときに代替品を求めて立ち寄る、といった使い方しかしたことがないのだが、ホンマは餃子が名物である。餃子の店とワザワザ銘打つからにはそうなのである。

【餃子の店 白乾児】
細い路地裏に沿って細長く延びるカウンターには一つ置きに座る客が三人。そこにまた私が間隔を取り加わった。
そして、皆がやきめしや中華丼などの中華系飯物メニューを頼む中、ひとり、ビールに餃子と昼酒を始める。
店主は鍋振り系のメニューに付きっきりな為、餃子を焼くのは手元もおぼつかないパートのおばちゃんだ。その要領の悪い作業を見ながら、大丈夫かよ、と不安に思っていたのだが、いざその出来上がりは、というと程良く軽い焼き色に仕上がっており一安心。
ここの餃子は若干大振りなものが六個、もっちりした食感の厚めの皮に野菜の甘みと肉汁が閉じこめられている。なにより、その食感を残した肉の粗めの碾き具合がよい。さすがは餃子を売りにしている店なだけはある。

盛岡には餃子の専門店は無い(はず)だし、食べたくなったらここ一択(なぜか変換できない、ふしぎ!!)だな。

餃子の店 白乾児(パイカル)
住所:岩手県盛岡市内丸4-8 餃子マップ
電話:019-622-7242
営業時間:11:30~15:00、17:00~22:00
定休日:土曜
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2008年10月5日日曜日

めん工房 龍@青森東バイパス

予算¥650(ふのりラーメン¥650)

大間のマグロを食わせるという店が建ち並ぶ、海鮮好きにとっては涎を垂らす程の素晴らしき道を、ただただ"ラーメン"の四文字だけを探し求めて走っていた。
盆明けの東北を舐めてはいけない。温泉で温めた身体も今となってはまた、歯の根も合わぬほど冷え切ってしまっている。それが結果の全てだった。

"めん工房 龍"
バイパス沿いに見掛けたラーメン屋に堪らず飛び込んだ。様々なメニューが並ぶ中、折角だからその地独特のラーメンを、ということで"ふのりラーメン"を頼んだ。

それは出しの旨味はあまり感じられない"磯臭い"あっさりとした塩ラーメン。ふのりがタップリと入っているのは良いのだが、身体を温める、というのが目的であっただけにこれは選択ミスである。あっさりしすぎだ。冷え切った身体でなければ、これもまた美味しいと感じられたかもしれないのだが、今は無理だった。
キャンプ地にて酒の力を借り眠りに就くまで保たないかもしれない。そん時はまたラーメン屋に入ればいいか、と珍しくスープも飲み干さずに店を後にした。

めん工房 龍
住所:青森県青森市岡造道3-18-1 ラーメンマップ
電話:017-765-1771
営業時間:11:00~25:00、11:00~27:00(金土日)
定休日:年中無休
参考サイト
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休業したようです

2008年10月3日金曜日

笹舟倶楽部@門戸厄神

予算¥400(コーヒー¥400、チロルチョコ付)

門戸厄神には変わった自転車が並ぶ奇妙な喫茶店があるという。

"笹舟倶楽部"
そこは小さなマンションの一階にあった。店の前、横の通路まで、二人乗りのリカンベントや赤ロデオなど初めて目にする珍しい自転車などが所狭しと並べられている。
ここが何の店か知らない人は、雑貨屋?おもちゃ屋?自転車屋?古道具屋?くらいにしか思わないであろうけれど、歴とした喫茶店である。

一歩、店内へと足を運ぶと、その雑然さは更に増す。カヌーのパドル、新聞の切り抜き、(自力の)バイクメットなどが天井から吊され、モタサイコゥのプラモ、ジャズのCDから自転車やコーヒーの書籍、様々なフィギュアにオーディオ、PCなどが店内の床となく、カウンターとなく、テーブルとなく、占拠している。かろうじて腰を据えることが出来るのは、小さなカフェテーブルがひとつだけといった有様である。
その様はあたかも、足の踏み場もないほど散らかりに散らかったツレの部屋に通され、"その辺に適当に座っていて、今、コーヒー入れるから"などといった持て成しを受けているような感がある。
そりぁ、もぅ、"茶飲ませるっていうレベルじゃねぇぞ(lol"って感じだ。
もちろん、こんなのも嫌いではない。むしろ私にとっては好きな部類といえるのだが、かなり客を選ぶ店だ、と言える。

コーヒーを頼み、これからのルートを選定する。取り敢えずはアイカタさんにお土産を届け、その足で萩の寺へと向かい、気力が続けば五月山、そんなところか、と地図を眺めていると、"何処に行かはるんですか?"と声を掛けられる。
"池田にでも行くつもりです"と答えると、"お客さんに教えて貰ったんですけどね"と武庫川コスモス畑伊丹スカイパークを奨められた。
コスモス畑は若干時期が早いらしいので外すが、伊丹スカイパークはルートに組み込むとする。夕暮れ時に訪れれば良いだろうか、となると帰り道でだな、等と考えながらスピーカーから流れる4ビートに耳を傾けていた。

ただ、この散らかり様はもう一回言わせて貰うが、客に"茶飲ませるっていうレベルじゃねぇぞ(lol"、だ。
まぁ、五月山や勝尾寺を懲らしめた後(懲らしめられた後)にでも、また寄らせて貰いますけどね。

笹舟倶楽部(ささぶねくらぶ)
住所:兵庫県西宮市神呪町8-36 スタジオ甲東園1F 喫茶マップ
電話:0798-20-4653
営業時間:10:00~22:00
定休日:木曜
公式サイト
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2008年10月2日木曜日

塩竃まぐろ直売・食堂@本塩竃

予算¥880(炙りとろ丼並盛¥880)

暇つぶしにムスコさんの雑誌をめくっていた。そこに載っていたドライブガイドに目を惹かれる。中でも塩竃まぐろ直売・食堂のまぐろ丼(680円)が気になり、久しぶりに塩竃を訪れた。

"塩竃まぐろ直売・食堂"
オープン当初は行列を成したというこの店も流石に今では落ち着きを見せていた。カウンターに着き、メニューを見る。まぐろ丼一品のみの店で並盛か大盛の二択しかない、と事前に情報を仕入れていたのだが、それとは別に"炙りとろ丼"というメニューが増えていた。

"日替わり汁椀付き 限定30食 希少価値の高いカマトロ部分を上品に炙りました!当店自慢の限定食です!"
"当店自慢の限定食"といわれたらそれを下さい、と言わざるを得ない。これは大盛はないので、炙りとろ丼並盛を注文した。

丼の中央には炙りカマトロの切り身が八、九切れ、刻み海苔とワケギが盛られている。別皿で紫蘇と茗荷も添えられている。これは丼に添えても、味噌汁に加えても、お好みでどうぞ、とのことだ。私はどうするのかといえば、これを丼に加え頂くとする。
カマトロというほどの脂は感じない。筋が気になる部分のあるが、マグロの風味はしっかりと楽しめた。ただ、マグロの量に対してご飯の量がちょっと少なめな感じが残念なトコか。
しかし、またこれを頼むかといえば、残念ながら次回はまぐろ丼を頼むであろう。たっぷりのすき身と中落ちが盛られて680円というほうがコスパが良さそうだ。もっとも炙りとろ丼でも十分安いのだが。

塩竃まぐろ直売・食堂
住所:宮城県塩竈市海岸通4-1 プチパレビル1階 海鮮マップ
電話:022-366-8968
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜
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