2007年10月30日火曜日

続・ワインディングロード

リスペクト自生山那谷寺霊と共に霊峰月山三度目の立ちゴケワインディングロード

10泊11日
九日目536km
道の駅たじま-R121-R119-R120(いろは坂、金精道路)-r267-赤城道路-赤城神社-r4-r34-r120-r26-r15-水澤観音-大澤屋-r15-r33-榛名神社-r33-R18-おぎのや-R18-r9-R141-r120-r93-新海神社-竜岡城跡-r93-R141-R20-甲斐善光寺-R358-上久の湯-R358-R139-r72-天神橋-r72-r180-チャンティック-r180-富士山スカイライン-新五合目

以前、日光を訪れたとき、晩秋にこの道を走りたいと思ったわけだが、その思いは果たして叶うことがあるのだろうか?この憧れの道を一度走ってみることにより、その気持ちはより一層明確なモノとして刻まれていく。

菅沼、丸沼の脇を抜けていく。この道は日本ロマンチック街道というそうだ。確かにロマンチックである。日光例幣使街道、日光街道、日本ロマンチック街道、日光周辺は素晴らしい道ばかりだ。

かつて、雨の降る黄昏時に日光例幣使街道を抜けたことがある。一車線半ほどの狭い道。その両脇には江戸時代から時を重ねてきた杉の巨木が並んでいる。道端から張り出した枝は、真夏だというのにシトシトと降り続けるその雫を、優しく受け止めていく。微かに杉が匂い立つ。日光線の車両が通過するたびに、大人二人も抱えきれぬほどの幹と幹の間から、ほのかな光が漏れ伝う。今でもその風景は鮮やかさを失わない。
雨天のツーリングで嫌ではなかったのは、この時を於いて他にはない。唯の一度も。

薗原湖畔から赤城山へと進路を変える。一部狭いところもあるが、楽しい道だ。この時間に於いて、すれ違う車などまるでいない。心持ちペースを上げてみる。もちろん十分なマージンを取っての話だ。
幾つヘアピンを越えたのであろうか、唐突に空が開ける。大沼だ。赤城神社の看板を見付け、未舗装の道へと慎重に入っていく。緑、青、そして朱。鮮やかな色彩が襲いかかる。この様な山深い地に、この様な空間が拡がるというのは中々感動的だ。
真新しい朱も鮮やかな社殿。本来はこの様な荘厳さに欠ける神社はあまり好まないのだが、この地、この時においては寧ろ、神々しい。
時刻は未だ8時を廻ったばかり。今日の安全を祈願した後、朱印を戴こうと、ダメ元で宮司宅の呼び鈴を押す。9時まで社務所の警備が解除されないから無理だ、といわれる。まぁ、仕方がない。朝早く訪れているのだから、対応していただいただけでも嬉しい。

遠くから大排気量単気筒独特の排気音が響いてくる。人(バイク?)恋しさに、上がってきた道に目を遣るが、姿を現さない。やがて、音は少しずつ遠のいていく。他のルートを選んだのであろうか。
再びバイクに跨り、大沼を大きく回る。中禅寺湖湖畔と同様の清々しさ。但し、こちらの方が俗されてはいない。
r4へと入ると湖岸の道とはいきなり風景を変え、如何にもワインディングといった感じを現す。しかし、それに伴っての暴走防止にしても過剰とも云えるほどの路面処理が施されている。地図上では期待していただけに少し残念である。
次に向かう榛名山に期待を繋ぎ、先を急いだ。


赤城神社元宮(山宮)
住所:群馬県勢多郡富士見村赤城山小鳥ヶ島
電話:027-287-8202
祭神:赤城大明神、大國主神、磐筒男神、磐筒女神、経津主神、豊城入彦命
神紋:五三の桐、十六八重菊、丸に三つ葉葵
旧社格:郷社
神階:正一位
上野国二宮、名神大社
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