10泊11日
初日150km
R43-R171-R170-r13-R1-R161-湖西道路-R477-R367-r295-朽木スキー場-道の駅くつき新本陣
最初の宿泊地は朽木キャンプ場に決めていた。
ネットにてその正確な位置、目印となる看板をしっかりと調べているつもりではあった(勘違いしていたことが後日分かった)。
それなのに何度同じ場所を往復したことであろう。既に時計は1時を指そうとしていた。バイパスを下りて直ぐに購入したビールは既に温くなってしまって居る。
道の駅の真ん前にあるコンビニを見ながら恨めしく思っていた。先々週鯖街道を通ったばかりだというのに何故覚えていなかったのであろうか。あの時はルートも日程もまだ決定していなかったから仕方がないのだが。。
それよりも先ず何処に泊まるかを考えなければならない。もうキャンプ場は諦めるべきだ。これ以上疲労してしまっては明日以降に影響が出てしまう。
以前r295を通って琵琶湖へと抜けたことがあった。その途中にスキー場がある。彼の駐車場ならテントぐらい張ることも可能であろう。
今日はペルセウス座流星群が観られるという。満天の星空の下、夜空を見上げながら寝るというのも乙なモノかもしれない。いつでもトラブルを楽しむくらいの余裕がなければならない。
こんな日だ、カップルの一組くらいいるかもしれない。とは思っては居たモノの予想以上に人が多い。30人以上居るのではないだろうか?
然し疲労もピークに達している。ブルーシートを広げ、そのまま横になる。テントを設営する気力も最早無かった。
流れ星が尾を引くたび、そこかしこから歓声が上がる。暫くは星空を見上げていたが、記録を付けておこうとメモ帳を取り出す。一通り記録を終え、再び空を見上げると、星々の煌めきは姿を消してしまっていた。
それでも雨になるようなことは無いよな、と思い眠りへと着いた。
突然の鹿の来襲、そして学生達の徘徊等により、度々眠りは妨げられた。そしてトドメは突然の雨。
どうやら私にとって滋賀は鬼門であるらしい。琵琶湖の喧噪を離れ、山中にキャンプ地を求めたのにこの始末である。
急いで撤収し、麓の道の駅へと避難する羽目になってしまった。
道の駅ではその大きく飛び出した庇が、バイクを駐めるのに丁度良いスペースを作っていた。
奥へと片付けられたベンチには既に先客が一人、毛布にくるまり眠りに就いている。道を挟んだコンビニの駐車場には爆音を垂れ流す車が数台屯している。
空いたベンチにそのまま横になり、無理矢理眠りに就く努力をする。
間もなく一台の車がやってきた。女の子が二人出てくると少し離れたところに腰を下ろし、何やら話を始めた。其処にもう一人、女の子が加わる。この子の声が矢鱈とでかい。一言しゃべるたびに”リスペクト”、”リスペクト”そう叫ぶ。何をそれほどリスペクトする事があるのであろうか?
そんなにリスペクトされてはこっちは堪ったモノではない。
雨も上がり、空も白み始めたことである。こんな場所に長居は無用だ。バイクに飛び乗りると、日本海の静けさを求めて北へと向かった。
朽木キャンプ場
住所:滋賀県高島市朽木
料金:清掃協力費300円(早朝回収)
テントサイト:砂利、乗入可
設備:トイレ、売店、水道あり
参考URL
朽木スキー場
住所:滋賀県高島市朽木宮前坊180-1
電話:0740-38-2323
参考URL
道の駅くつき新本陣
住所:滋賀県高島市朽木市場777
電話:0740-38-2398
開設時間:9:00~17:00
休館日:火曜、12/28~1/3
参考URL
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