2008年11月6日木曜日

シェ・YAMATO@住吉山手

予算¥69,300(男2人女2人子供1人)(シェフおすすめディナーコース¥11,000x2、あわびコース¥11,000、ディナーコース¥8,800x2、Bourgogne Rouge¥8,200、Riesling Hugel 1/2¥3,600、ビール小瓶¥600、サービス料10%)

あれは学生の頃だったのか、働き出した後のことであったのか、それは定かではないのだが、"ここも結構いいで"とナカニシから奨められていた"シェ・YAMATO"。その時以来、いつも前を通る度に気になっていたのだが、漸く食事する機会に恵まれた。

"シェ・YAMATO"
落ち着いた照度にバロッサ・バレンディの家具。外観やその設えは古臭い感じを受けないでもないが、それが寧ろ落ち着いた重厚さを醸し出していた。

予約を告げ、奥へと通される。渡されたメニューを開き、ざっとアラカルトにも目を通すが、コースとさほど変わらない構成になりそうなのでコースで頼むことにする。それに併せるワインなのだが、リストには地方に値段くらいの情報しか載っていないので選ぶのにちょっと迷う。言えばボトルを見せて貰えるのだろうけれど、大して知識もないのでエチケットを見たところで読み取ることも出来ないし、何より面倒くさい。そこでボルドーよりはブルゴーニュの方が合いそうかな、というだけで"Bourgogne Rouge"を選んだ。
ムスコさんはというと必死になって"これは何?これは?"と尋ねながら組もうとするが、結局選びきれずにコースにする事になった。

まずは日替わりの洋風懐石から始まる。内容は、ウニ入りババロア、鯛のカルパッチョ、貝柱の酢味噌マヨネーズ焼、イカとイカの子の炊いたん、タコのマリネといったもの。
鯛のカルパッチョは旨味がしっかり感じられ、素材の良さが覗える。貝柱のマヨネーズ焼はソースが実に旨い。これはマヨラーでなくてもそう思うであろう。ウニ入りババロア、タコのマリネなど他の前菜もフレンチがベースではあるのだが、かなり和寄りの味付けが施されており、子供から年配の方まで楽しめる品々だ。
ただ、イカの炊いたんは赤ワインには合わず、生臭みが感じられてしまったので、白をハーフで追加した。ここで"Riesling Hugel"を選んだ理由も単純にアルザスワインは飲んだことがないな、ということからである。これが思いの外正解で、しっかりと力強く果実味溢れる味わい。これで通しても肉にも負けなかったかも、と思ったりもした。

続いてのスープ。冷製ポタージュということなのでビシソワーズかと思いきや、カボチャだった。旬はちょっと早いような気もするが初物ということだろうか。カボチャはあまり、なんだよな、と思いながら口にする。滑らかな甘みの奥にしっかりとした旨味が感じられる。フォンが良いのだろう。こういうヤツは自分では作れないよなぁ、と改めて思う。見たときはカボチャかよ、と思っていたのにその旨さには脱帽させられた。
そしてアワビのステーキ。
"鮑の旨さはいまだに解らないんだよなぁ、特に刺身なんかゴリゴリとした歯応えだけで磯臭い香りしかしないのに"と言うと
"それが良いんですよ、お兄さん"としたり顔でマユが応える。だが、鮑を食うんだたら栄螺で十分だよなぁ、鮑は高すぎるよなぁ、とやはり思う。

ラズベリーのシャーベットで口直しをしてのフィレミニヨンステーキ。脂の風味は強くなく、さほどサシが入っているわけではないと思うのだが、非常に柔らかくてしっかりとした肉の旨味も感じる。何より口に入れるとはらりと解けていくような細かな肉質が素晴らしい。モーリヤのようなタップリとサシの入ったフィレも良いが、やはりこんなフィレミニヨンが私の求めるフィレとしてのフィレといえる。

最後はメロンムース、マロンプディング、チョコロールケーキとコーヒーで締める。どれも醤油や味噌などが使われたあっさりとした味でフレンチを食べた、という食後感ではない。もちろん良い意味で。
洗練されてはいないが誠実で丁寧なギャルソンに、バリバリのフレンチでは無いが親しみやすく厳選された素材の高級な洋食といった料理の数々。取って置きの一日のため、というより、久しぶりに逢う気の置けない友人と会話と食事を楽しむ、といった使い方が良さそうな、友人の家に招待されたかのように寛げる良い店であった。ワインはちょっと高いけどね。

シェフおすすめディナーコース
・洋風懐石 5皿(日替わり)
・スープ(お好きな一品をお選び下さい)
  本日のポタージュ、コンソメ、冷たいポタージュ(4~10月のみ)
・旬の魚 又は あわびの料理
・シャーベット
・肉料理(肉料理の中からお好きな一品をお選び下さい)
・サラダ
・パン
・デザート
・コーヒー 又は 紅茶

欧風料理 シェ・Yamato
住所:神戸市東灘区住吉本町3-11-8 西住吉アーバンライフ1F フレンチマップ
電話:078-822-1177
営業時間:11:30~14:00、17:00~21:00(LO)
定休日:月曜日(祝日、振替休日は営業、その場合翌日が定休日)
参考サイト
cp5 mf7 re7

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ここはうちの奥さんの実家の行きつけです。こないだ結婚の報告がてら、オムライス食べました。シェフはよくしゃべるおっさんです。メニューは何十年も前から変わってないみたいですね。鮑は一番高いコースだよね。夜も行ってみたいものです。

みっちゃん(偽) さんのコメント...

奥さんの実家近所やもんな。

こういう店は長いこと続けていって欲しいな。
頻繁に行けるようなトコ違うけど。