予算¥1,050(粗挽き十割せいろ¥850、大盛り+¥200)
以前は寿司屋だったと記憶している店が蕎麦屋になっていた。その扉に貼られた"新そば"の文字に誘われ、暖簾を潜ってみることにした。
"手仕事屋"
蕎麦の揚げたんを摘みながら、茹で上がりを待つ。ちょっと気の利いた蕎麦屋でよく出されるアレだ。ただ、ここでは切った蕎麦ではなく、板状のままで出される。お茶はそば茶だと嬉しいのだが、普通の番茶だった。
大きな木皿の上にあすなろの葉を敷き、その上に冷水で良く締められた蕎麦が盛りつけられている。量は心持ち多めといったところ。それに厚揚げと青菜のたいたんの小鉢を添えてあった。
切りはかなり細めで粗挽きという割りには滑らかな切り口。色も艶やかに白い更科系。甘皮は碾かれていないのか香りの立ちは強くはない。
汁は鰹の香りが効いた甘め。醤油臭さはなく、かなり好きな部類。ただ、陶器の蕎麦猪口が大きすぎて蕎麦を手繰るのにはちょっと手に余る。
添えられた薬味は葱、山葵、大根おろし。それぞれほんの僅かの量しかない。山葵を舐めるてみるとと甘い香り拡がる。ちゃんと本山葵をおろしているのだろう。大根おろしは辛味大根だと思うのだが、辛みはあまり立たなかった。
最後に蕎麦湯で締める。蕎麦粉を加えていないあっさりとした蕎麦湯。汁が良いだけにこの蕎麦湯が旨い。蕎麦を食べるときは大きすぎると思った猪口も、蕎麦湯を飲むには、寧ろどっしりとした安定感が好ましかった。
トータルで見ると石屋川の"石庵"の方が好みに合うのだが、ココは晩遅くまでやっていることだし、日本酒もちょっと気の利いたものがあるので"ぬき"で楽しんでみるのが良いかもしれない。
手仕事屋
住所:神戸市灘区高徳町3-2-21-1F 蕎麦マップ
電話:078-821-5135
営業時間:11:00~14:30、17:00~22:00(FLO21:00、DLO21:30)
定休日:火曜、第1、3水曜
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公式サイト
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