2008年10月10日金曜日

蕎麦処 八雲@出雲大社

予算¥893(三色割子¥893)

八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を

             -素盞鳴尊-

"蕎麦処 八雲"
出雲大社を訪れる度にここ"八雲"へ立ち寄ってしまうのはその駐車場に隣接している立地条件故、というだけではない。もちろん探せばもっと美味い蕎麦を食わせる店は幾らでもあるのだろうけれど、ここは観光地にありがちな高いだけで全く美味しくない、といった店ではなく、そこそこ美味しい蕎麦を食べさせてくれるからだ。
そしていつも頼むのは三色割子。そして蕎麦を待つ間、割子蕎麦の召し上がり方を読む。そう、いつも同じようにだ。

運ばれてきた三段積みの割子。先ずは割子蕎麦の流儀に合わせて一段目にだしを廻しかけていく。少々甘めの汁と硬めの歯ごたえの蕎麦、碾きぐるみではあるが香りはあまり拡がらない。ツルッとした喉ごしは無いが山芋が絡むことによりそれが補われている。
一段目を空け、残った汁を二段目へと加える。この事により山芋に生卵の風味が加わった蕎麦を楽しむことが出来る。そして最後に天かすのコクが合わさった蕎麦を手繰る。徐々に薬味の風味が強くなっていくのは飽きさせないように考えられた並びになっているからであろうか。
一般的な、蕎麦猪口に汁と薬味を加えて食べるスタイルと違い、この割子蕎麦というヤツは、それぞれの薬味の味を楽しみたければ前の割子の残りを入れなければ良いし、次々に加えていき、味の変化を楽しむのも良い、という良くできた食べ方だ。汁も無駄にならないし。何より薬味として加えたネギやワサビの香り無く蕎麦湯を飲めるというのがよい。これが割子蕎麦を好きな理由のひとつでもある。

蕎麦処 八雲 東店
住所:島根県出雲市大社町杵築東262 蕎麦マップ
電話:0853-53-4827
営業時間:9:00~17:00
定休日:水曜
公式サイト
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