予算¥1,490(石臼 御膳(大盛)¥1,490)
国道四号線を盛岡へと向かい北上すると誰もが目にする"巨大な赤鬼"の看板に"十割そば"の文字。そこは十割そば製麺機を発明した店であり、中々に美味い蕎麦を食わせるらしい。
"はらぺこ"
丁度、お昼時の到着。店の前には五、六人程の待ちが出来てはいたが、そこは蕎麦屋の回転の早さ、さほど待たずに案内された。
石臼、御膳、ダッタン、更科、南部、梅、枝豆、胡麻、小エビなど、ざる蕎麦だけでも多彩な品が並ぶ。御膳は御膳粉、ダッタンは韃靼蕎麦、梅や枝豆というのは練り込んであるのだろうと予想は付くのだが、石臼と南部の違いがよく分からない。石臼は石臼碾きの石臼なんだろうけど、写真による見た目は碾きぐるみらしく、黒みを帯びた田舎蕎麦。南部は南部粉の南部で、当然こちらも田舎蕎麦。南部の方は機械碾きなのだろうか?と少し疑問に思う。
とはいえ、比較のためにその二つを頼んでみようとは思えずに、対照的な石臼と御膳の二色盛りを頼んだ。
先ずは御膳からいただく。それは箸で手繰り上げても先が持ち上がらないほど長く、そしてひやむぎのように細い。十割とは思えないその長さに、更級らしい滑らかな喉越しだ。 汁は東北では珍しく砂糖の甘みが加わったまるい風味、関西で食べ慣れた身としてはこちらの方が好ましい。次に石臼を手繰る。少し堅めの食感に蕎麦の香りが広がる。時期が時期だけに新蕎麦のような爽やかさはないが、やはり食感、香り共に田舎蕎麦の方が好きだ。
途中から大根しぼり汁の加えてみるが、これは辛味大根のそれではないのか、辛さはなく、大根の香りしかしなかった。これは加える必要は無いだろう。
最後は蕎麦湯で締め、これで満腹になった。大盛にすると結構な量になるので正に"はらぺこ"向きの店といえるかも知れない。
ちなみに、ムスコさんが頼んだ"雁屋哲氏"が絶賛したという"そば冷麺"だが、普通の冷麺の方が美味しい、ということだった。
はらぺこ
住所:岩手県紫波郡紫波町日詰西1-2-8 蕎麦マップ
電話:019-676-6085
営業時間:11:00~18:00
定休日:第2、4木曜
公式サイト
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美味しんぼ27巻に載っているそうです
未確認ですが
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