2008年7月31日木曜日

おでん 十七八@大手前

予算¥1,500(大根、厚揚、玉子、筍、スジ、キリンラガー中瓶)

腹は既に一杯ではあったのだが呑み足りないかな、ということでおでんならいけるか?と入ってみた。

"おでん 十七八"
カウンターに十二席?ばかりの狭い店内に辛うじて滑り込むことが出来た。カウンターの奥、銅の角鍋で煮続けられる具を眺めながら決めていく。早めの時間の所為か、見た感じそれほどしゅんでいるような感じはない。
"スジと玉子と筍、取り敢えずそれで"
変わったネタも多いのだが、取り敢えずはオーソドックスなモノから窺う。

播州のおでんといえば生姜醤油(ローソンでも当然のように置いてある)なのだが、この店では練り辛子が置かれている。皿の縁に添え、具に塗りつけて食べる。何とも優しい味わい。出汁も具の味もそれぞれに主張せず、調和している。具を平らげ、最後に出汁を啜る。融け込んだ辛子の風味が繊細な風味の邪魔をする。しかし、その仄かに色づいた出汁は、旨味が強すぎるわけでもなく、辛すぎるわけでもなく、そのまま幾らでも飲み干したい程だ。
腹ン中はパンパンだったのだが、このまま店を後にするのは惜しくて更に大根と厚揚げを注文した。当然今度は辛子が融け込まないように気を付けて具に直接落とした。

客と店との間に築かれる空気、長年の歴史の中築き上げられた繊細な味、どれをとっても素晴らしい店であった。以前、"韋駄天"のおでんが素晴らしい、と思ったのだが、やはり餅は餅屋、おでんはおでん屋、といったわけだ。

おでん 十七八(となはち)
住所:姫路市呉服町46 和食マップ
電話:079-222-1275
営業時間:17:00~22:00
定休日:日祝
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