予算¥770(生ビール¥390、巻寿司¥380)
"ぐいぐい酒場 樫本"が店を閉めて早二ヶ月が経とうとしていた。そこは改築こそされてはいるものの、依然として再開するような様子は見受けられなかった。そして行き場を失った客の流を引こうとでもいうかのように、向かいには一軒の立ち飲み屋がオープンした。
その店は確かに"TACHINOMI"と銘打ってはいるものの、その外観は小洒落たBar風でもあり、気軽に立ち寄ろうか、という気持ちの妨げになっていた。しかし、外に置かれた看板からもさほど高いわけではない、というのも窺い知れたので勇気を振り絞り、という程でもないが立ち寄ってみることにした。
"Dio Dio"
ちょっと年上である二人のお姉様方に迎えられる。多少のぎこちなさを感じるが不快というほどではない。まだ新規オープンしたて、こちらは一見というただそれだけの関係に依るモノであろう。最初はビールでよいのだが、その思いのほか多いアテから好みの品を選び出すのは多少の時間を要した。結局選び出したのは穴子入り巻寿司。穴子好きとしてはやはり目を引かれる品だった。
巻寿司が来るまでメニューと共に店内へと目を運ぶ。狭い入り口より奥へと広がるこの店の客層は樫本さんとは、また少し少し違っていた。あちらはオオバコな為、居酒屋に度々足を運ぶのはしんどいが、上司や仕事の愚痴は溢したいというワイシャツにネクタイ姿という団体客も居たわけだが、こちらは狭いが故か一人客が多い。その一人一人が皆馴染みらしく、店員や他の客と言葉を交わしては去って行く。
巻寿司がやってきた。自家製を期待していたのだが、スーパーのお総菜そのままである。穴子も小さすぎて気付かなかったのか、初めから入っていなかったのかその存在は確認できなかった。
居心地が悪いワケではないのだが、残念ながら私はこの店が想定している客層からは外れているようだった。ガールズバーに行くのは気恥ずかしい、スナックに行くよりも気軽に立ち寄りたい、といった客狙いであろう。どっちみち私向けの店ではない。
Dio Dio(ディオ ディオ)
住所:神戸市灘区浜田町3-2-11 立ち呑みマップ
電話:078-857-2870
営業時間:16:30~23:00
定休日:日曜、祝日
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2 件のコメント:
店の名前から察するに
「この空条承太郎は…… いわゆる不良のレッテルを はられている… ケンカの相手を 必要以上にブチのめし いまだ病院から出てこれねえヤツもいる…
料金以下のマズイめしを食わせるレストランには 代金を払わねーなんてのは しょっちゅうよ!」
といって、食い逃げすればいいんじゃないか?
そんなことをしようとすると
"もうおそい! 脱出不可能よッ! 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーーーーーッ
とロードローラーに潰されます
きっと。
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