2008年8月22日金曜日

門・やません@伊那市駅前

予算¥1,000(ソースかつ丼¥1,000)

本来、駒ヶ根で食べなければならないであろうソースかつ丼をめんどくさいので伊那で食べる。そんな横着な行為に罰が当たったのか目当ての"たけだ"、"田村食堂"は共に休みであった。

"門・やません"
駅前で見掛けたソースかつ丼の文字に惹かれ、階段を下りて行く。歴史を感じさせる純喫茶といった雰囲気の内装。茶店の出す食事やろ、と期待はしていなかったのだが意外と客の入りは良かった。空いている席を探しながら店の奥へと進むと、ガラス戸の向こうから明るい日差しが差し込んでくる。ドライエリアにでもなっているのか?と思っていると、そちらも入口であったらしく客が入ってきた。
ソースかつ丼を注文し、店の中を眺める。カウンターの隅にはキープされた焼酎のボトルが並び、晩にはスナックになる姿が覗えた。常連らしき客がママに声をかけながら去り、また他の客が"久しぶりに来たよ"と、やって来る。そんな中ひとつだけ気になったのは、常連は皆、ソースかつ丼を頼まないということだった。ソースかつ丼を頼んでいるのはこちらと同じく観光客と思われる風貌の客だけ、ソースかつ丼は地域興しのメニューでしかないのかも知れない。

小さめの丼に蓋が閉まらないほどのカツが盛られやってくる。ネットでよく見掛けるスタイルそのままだ。ご飯とカツの量が1:1、カツを除けてしまわないとご飯に辿り着くことが出来ない。蓋はその待避所の役目を果たすという。ソースはみりんを加えたような甘さのウスターソース。これが脂身の多い分厚いロースカツにタップリと染み込んでいる。カツは柔らかく、味は悪くないのだがその脂と甘みのくどさで飽きてくる。さほど量があるわけではないのだが満腹になってしまった。

やはり伊那ではおたぐりやローメンを食べるべきであったのだろうか?そんな気もした。一度、ソースかつ丼の比較も含めて駒ヶ根も訪れてみなければならないだろう。

門・やません
住所:長野県伊那市荒井通り町1-28 かつ丼マップ
電話:0265-72-3030
営業時間:10:00~22:00
定休日:月曜
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