2008年8月21日木曜日

みちのくプロレス

旅先で見掛けた一枚のポスター。言わずと知れた例のアレへのオマージュというか、パクリというか、三木道三というか、のまネコというか、なものである。

"平泉-浄土思想を基調とする文化的景観"
これは残念ながら世界遺産登録延期となってしまった。
確かに平泉圏の奥州藤原氏の文化遺跡としては、中尊寺以外はそれ程観るべき物もなく、弱いような気もする。浄土思想を前面に出すのであれば、いわきの白水阿弥陀堂(国宝)や鎌倉の永福寺跡(国史跡)を加えるとか(鎌倉は独自の登録を目指しているし、地理的条件から無理とは思うが)しないと無理かなぁ。
"石見銀山"が"21世紀が必要としている環境への配慮した生産方式の遺構"といった観点により登録された、というところをみると、世紀末に申請していたのであれば末法思想と絡めていれば通っていたのではないか、と思ってみたりもしないではない。
いっそのこと地理的条件だけで大梅拈華山圓通正法寺妙見山黒石寺(ここは"平泉藤原氏三代帰依最も篤く、仏餉灯油の地を寄進される"とあるから少しは関連もある事だし)の蘇民祭とこの方も含めての申請など、どないでしょうか。もちろん冗談ですが。

"平泉-浄土思想を基調とする文化的景観"
中尊寺
毛越寺
柳之御所遺跡
無量光院跡
金鶏山
旧観自在王院庭園跡
白鳥舘遺跡
長者ヶ原廃寺跡
達谷窟
骨寺村荘園遺跡と農村景観

平泉は、本州北部における東北地方のほぼ中央に位置し、岩手県に所在する。平泉は、12世紀に、奥州藤原氏により浄土思想を基調として完成された日本の北方領域における政治・行政上の拠点である。自然地形に順応して造られた施設とその周辺の農村は、地下に完全な状態で遺存している考古学的遺跡を含め、良好な文化的景観を形成している。特にその構成要素である寺院建築や庭園群は、浄土の世界を具現化した空間造形の傑作であり、その背景を成した精神性は、宗教儀礼・行事を通じて現在にも確実に継承されている。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

世界遺産なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです。

みちのくプロレスのポスターは、裸祭りへのオマージュを踏まえつつ、ゲイにファン層の拡大をしようという試みなのではあるまいか。なんせ社長がAV出演する会社である(悪口ではない)。

閑話休題

世界遺産もこれだけ増えるとありがたみがない。あと観光地化されることによる弊害も少なくないそうな。色んな利権が絡んでるとおいしいんでしょうね。

みっちゃん(偽) さんのコメント...

取り敢えずサスケさんカッケーってことで。

石見銀山では観光客が30倍にも増えたそうですしね。
あの町は鄙びた感じが良いのであって、そんなに押しかけるほど見るところがあるわけでもないのに。