2010年1月8日金曜日

哈爾浜食堂@菜園

予算¥1,310(男1人子1人)(ラーメン¥500x2、一口餃子(10ヶ)¥310)

「何が食べたい?」
そろそろ昼時ということもあって、一応、ムスコさんの意見を尋ねてみる。
「ボクは色色と好きなものがあるし、何かしら食べたいものもあるし、行ってみたいお店もあるんだけど、お父さんは?」
"質問文に対し質問文で答えるとテスト0点なの知ってたか?"などというツッコミは飲み込んで
「まだ決めていない。考え中」
と返す。
「それじゃあ、ボクはね、やっぱり餃子が好きだから川徳にあるラーメン屋に行きたい」
「日光軒か?」
「ううん、今は違うんだよ。ラーメンと餃子が美味しいの。そこが一番美味しいと思うんだ、餃子もラーメンもね。時時、餃子を買って帰るんだ。行ってみる?」
「行ってみない。ただ単に、聞いてみただけだからな」
「じゃあ、聞かなくても良いジャン。お父さんは何処に行きたいの?」
「考え中」
などと言っていたのだが、結局はラーメンと餃子を食べに行くことになった。

【哈爾浜食堂】
横にある白龍の行列を尻目に、カウンターに着いた。
頼んだのはただのラーメンに餃子。
チャーシューにシナチク、海苔に刻みネギといった普遍のトッピングに加水率高めの中太縮れ麺、少し甘めの醤油味はそこそこ美味いのだが、コレ、といったものがないのも事実。
コッテリ背脂系や、爆盛り二郎系など色色と食べてきたけど、結局はこういった普通の中華そばが飽きずにしみじみ美味いと思えるようになったんだよね、的な悟った様な物言いはムスコさんに任せておいて、ボクはやっぱり食べるならその店ならではの個性がある方が面白いのにな、と思う。というか、ラーメン好きではないので、どうでも良い。
餃子は盛岡では珍しい大阪系の小振りな一口餃子。かなりニラの風味がきつく、その臭み一歩手前の香りが食欲を誘う、というよりむしろ、真夏の三角コーナーを思わせるほど、と言えば言いすぎではあるが、硫化ジアリルだか硫化アリルだのネギ科特有の臭気を包み、むしろ香り一歩過ぎの臭みが鼻を刺す、といった感じである。
しかし、ムスコさんはこのニラたっぷりが良いのだと言う。ボクはもう少し、控え目が良いと言った。

哈爾浜食堂(ハルピンしょくどう)
住所:岩手県盛岡市菜園1-10-1 パルクアベニュー川徳 B1F 餃子マップ
電話:019-651-1111
営業時間:10:00~19:00
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------------------読了------------------ 

びんぼう自慢 - 古今亭志ん生 -

一気読み。
口述を記したその軽快な行文は、噺家のそれを思わせ、というか、噺家のそれなワケだが、小説でも随筆でも無い好情を持てる一冊に仕上がっている。

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