2008年3月24日月曜日

丸八寿司@名古屋

予算¥1,730(上ランチ(マグロx2、イカ、サーモン、数の子、ハマチ、エビ、イクラ、鉄火巻、赤だし(11:00~15:00))¥1310、生中¥420)

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『おれは金沢を目指していたと思ったらいつのまにか名古屋に向かっていた』

な… 何を言っているのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…

催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

"丸八寿司"
夏の匂い立つ激しい雨とは違う、音のない冬特有の雨がゆっくりと降り注ぐ。傘を差すほどではないが、差さずに歩き続けていればやがて体を蝕み、歩く気力を奪い尽くしてしまう、そんな雨が名古屋の街を鈍く暗い色へと染め上げていた。
そんな中、この近くに24時間営業の寿司屋が在ることを思い出す。それは金沢にて食べるはずだった新鮮な日本海の魚介達を逃してしまった事に対する辻褄合わせ、そんな気がしていた。

店へと至る仄暗く急な階段の前にはトロ箱にマジックで殴り書きされただけ、という素敵な看板達が並ぶ。
"上ランチ1250税別 中ランチ950税別"、"寿司職人募集"、"イージス艦巻も社保庁巻もあります"
もう何でもアリといった有様だ。その中でも一番目を惹いたのは"ビール大びん400円自分でぬいたら350円"の文字。そんなところが酒飲みだなぁ、と我ながら思う。

雨の日の二時過ぎ。客は他に誰もいない。頼んだのは上ランチと生ビール。目の前で握られた寿司が次々とカウンターに並べられていく。下駄に盛りつけないスタイルの店は、学生時代に実験の合間抜け出して女の子達と六甲道まで食べに出かけた時以来だ。あの店も震災で潰れ、今はない。
何となくしんみりとした気持ちで、寿司を一つ放り込む。酢飯が気に入らない。その酢の具合やほのかな甘み、濡れた真珠のような艶やかさ、それらが全て足りない。練り置かれたワサビも香りが飛んでおり、ネタをめくり確認しないことにはサビ抜きか?と思うほどであった。赤だしもインスタントのような風味で何とも味気ない。
とはいえ、回転寿司よりは美味く、この値段であるのだから文句を言うほどのものではない。仕事帰りに二、三貫ツマミ、ビールを自分で抜く。近所にあったのであればそんな使い方でよく利用したであろう、そんな店であった。

丸八寿司名駅店
住所:愛知県名古屋市中村区名駅4-21-5 寿司マップ
電話:052-563-0608
営業時間:24時間
定休日:無休

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ディモールト良し!
だが、断る!

みっちゃん(偽) さんのコメント...

Exactly(そのとおりでございます)