2008年3月9日日曜日
朱華園@福山
予算¥530(中華そば¥530(3月1日より値上げ))
尾道では寺巡りに忙殺され立ち寄り損ねた店、朱華園。行列せずには食べることが出来ないそのラーメンも、ここ福山では昼を外せば並ばなくても良いということだった。
"朱華園"
ぐるりと周り細い路地裏に現れた入口はまるで北京料理屋の様な造りで、薄汚れた朱の暖簾が掛かっていなければとてもラーメン屋であるなど想像も出来ない外観だ。
時刻は二時を廻っており、店の中は想像以上に閑散としている。店内を見渡すと、窓際のテーブル席では老人が一人ラーメンを啜り、厨房に背を向けるように据え付けられたカウンターの前にはおばちゃんらが数人手持ち無沙汰に突っ立っている。
"食券を買ってください"と言われ、"中華そば"の一言と530円を差し出し、1番と刻まれたプラスチックの札をもらった。
背脂が薄く層を成す鶏ガラ醤油スープに細めの平打ち麺。トッピングは刻みネギとシナチク、脂身のないチャーシュー、そして一番の特徴でもあるゴロゴロと盛られた大きめの背脂の塊。
しっかりと感じられる麺の食感と甘みのある背脂醤油は中々に好みである。強いて言うなら麺はもう少し弾力が欲しいというくらいか。食べ進めていくと、残された背脂の塊が気になり出す。ちょっと抵抗はあったもののその塊を口に放り込む。それを噛み締めると背脂特有の甘みが広がる。思ったより脂っぽさは感じない。臭味もない。すき焼きに使った牛脂を好きだった子供の頃を思い出させるトコまでほのかに甘かった。
しかし、背脂はおろか汁まで全て飲み尽くしてもまだ少し足りない。もう少しボリュームが欲しかった。
朱華園 福山元町店
住所:広島県福山市元町6-7 ラーメンマップ
電話:084-928-5780
営業時間:11:00~19:00
定休日:第3水曜、木曜
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