「ジェットコースター、乗られへんねん」
というユキを連れ、最新アトラクションだというのに待ち時間15分と、最も人気がないスペース・ファンタジー・ザ・ライドを待ちます。
「回転すると聞いただけで、もう気分が悪くなりそうや」
並んだことを後悔するようなつぶやきが聞こえます。
しかし、短い待ち時間。辛抱堪らずに逃げ出してしまう前に順番は巡ってきました。
ゆっくりと進むソーラーシャトル。バーを下ろし、しっかりと身体を固定します。隣を見ると、前を見据える強張った横顔が見えました。やはり緊張している様子です。
傾斜したレールを上っていきます。そこから下ると共に激しくスピンが加わりました。
「スターダストを探して」
見回してみますが、どれがスターダストなのか分かりません。
後で分かったのですが、あれは壁に手を伸ばせば良かったのですね。乗車前のサンフェアリーが伏線だったなんて、気づくわけないですよね。
赤いボタンが灯ります。太陽に火を点してフィニッシュ。
帰りの通路。言葉なく進んでいきます。大丈夫だったか?と声を掛けました。
「めっちゃ、おもろかった、もう一回乗りたいかも」
意外な言葉が返ってきました。
「回るゆうても、ええ感じにバランスが取れていて、気持ち悪くならへんかった」
確かに屋内型ですので、感じるGはたいしたことはありません。スペースマウンテンなんかよりも開放感があるため、スピード感が感じられないのも良かったのかも知れません。
結局、もう一度乗りました。
「なんでココにいるのか分からへん、めっちゃ恐いねんけど」
並んでいる時に、また言います。
乗る人のバランスによって、回転が変わるシステムなそうで、一回目よりも激しく回ります。
今回は厳しかったかな?と思いながら声を掛けると
「また来たら、これに乗るかも」
と、楽しんだご様子。
絶叫系が好きな人には物足りないでしょうけど、乗らず嫌いなひとは一度試してみるのも悪くないかもしれませんね。
公式サイト
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