2009年8月14日金曜日

平興酒店@紺屋町

予算¥580(美音のかおり(一合)¥250、エビス500ml¥330)

"もっきり"
東京では"角打ち"を意味する言葉なわけだが、ここ盛岡においては、それを"もっきり"と言う。

【平興酒店】
黒猫のお出迎えを受け、さらに奥へと進む。
珍しい酒を呑んでみたくて、聞いたことのない"美音のかおり"という銘柄を選んでみた。一合きっちり入るグラスへ摺り切り一杯、表面張力を利用して"盛り切る"のが"もっきり"なのだそうだ。

「おっと、溢してしまった」
と、テーブルにまで呑ませるお茶目な女将さん。
"美音のかおり"について聞いてみると、
「菊の司さんに頼んで造ってもらっているんです」
と、ここでしか味わえない酒だと言う。
「複雑な味わいでしょ」
というが、好みからは少し外れるあっさりとクセのない飲み口。純米らしい深みはあるのだが、すっきりとした仕上がりで、好みとしてはもっとコテコテにクセがあるほうがよい。

しかし、その圧倒的な値段の良さと、気さくな居心地の好さは、他では中中に味わえない名店。
日本酒の品揃えは、菊の司オンリーでこそあれ、七福神大吟醸が350円など日本最安値を誇る店ではないだろうか。

平興酒店
住所:岩手県盛岡市紺屋町6-2
電話:019-622-2753
営業時間:9:00~21:00、12:00~21:00(日祝)
定休日:無休
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美音のかおり(みねのかおり)
特別純米酒
原材料:米、米麹
原料米:吟おとめ
精米歩合:60%
日本酒度:+3.0
酸度:1.6
アミノ酸度1.4
alc15.0~16.0%
製造元:菊の司

1 件のコメント:

みっちゃん(偽) さんのコメント...

仙台では"もっこり"と言うそうです。
女の子が口にする言葉ではありませんね(lol