予算¥2,500(地鶏¥500、ぼんじり¥400、背ギモ¥400、生ビール¥500、ビール中瓶¥500、付出、焼き野菜¥300(サービス))
最初に気になったのは名前。焼鳥屋に"鳥肉"という安直すぎるほど安直な名付け方。使う材料そのものをそのまま店名にしてみました、実にシンプル。
うどん屋に"小麦"、これは有りそう。寿司屋に"米"、これはあんまりだ。鰻屋の"うなぎ"、しっくりきますね。"地鶏鉄板焼 鳥肉"、そう考えると別段おかしくないのかもしれない、とも思えてきた。
【焼肉 地鶏鉄板焼 鳥肉】
「放し飼いで自由にノビノビと育てた地鶏や、冷めたら不味なるから、さっさと食わんかい」
と、こっちが不自由なブロイラーの如く食わされる鶏屋や、
頼んだ品を一度に並べ置き、
「全てブロイラーなのです」
「食べるも残すもお客様の好きにしやがれなのです」
と、これまたこっちが放っとかれっぱなしに自由な鶏屋よりも、
「良い素材を提供します」
「お客様のお好みでお召し上がりください」
みたいな自分で焼くスタイルが好きだ。
まずは、地鶏を皮目からカンテキに載せ、じっくり炙る。続けて、ぼんじり(尻尾)も脂を抜くようにゆっくりと焼き上げていく。背ギモ(腎臓)は火が通りやすいので、軽く炙るようにして食していった。
地鶏は、名古屋コーチンという割には脂の味があっさりしている。歯応えも少し柔らかめ。
「焼きすぎると堅くなりますからね」
と言われるが、よっぽど焼かない限りその心配はなさそうだ。
ぼんじりのたっぷりとした脂の甘みにモチッとした食感。背ギモの柔らかく、キモに似てはいるが、よりクセのないコクに合わさる脂のコク。当然塩で味わう。
どちらも、メニューに載せている店は少ない。
「食べてください」
と焼き野菜がサービスされる。健康のため、野菜も食べましょうということか。
そういえば、勝手にメニューが決められ、最初の焼き野菜を断ると追い出される焼鳥屋があるような話しを聞いたことがある。はて、あれは焼豚屋であったかもしれない。
ちょっとウンチクやコダワリを聞きたくて話しをふってみた。
始めは鶏一本でやっていたのですが、
「ええホルモン持ってきたから、ちょっと焼かせろや」
などと言い出すお客さんが居てましてね、それでホルモンなんかも扱うようになったんですわ。
とか、
小学生まで名古屋に住んでまして、そんとき、隣の席にやたらと絡んでくるヤツが居ましてね、ある日、消しゴムがなくなった、なくならない、で大喧嘩ですわ。
でも、雨降って地固まる、って言うんですかね、今では大親友。で、そいつが養鶏場をやっていましてね、そこから良いモンを仕入れさせて貰ってるんですわ。
中でもセセリが絶品。宜しかったら食べてみてください。
みたいな話しが聞きたいじゃないですか、聞かせて欲しいじゃないですか。
でもね、
「地鶏は紀州地鶏です」
みたいな。
でも、良い店です。
焼肉 地鶏鉄板焼 鳥肉
住所:大阪府泉大津市春日町5-2 焼鳥マップ
電話:0725-31-0056
営業時間:18:00~24:00
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