予算¥1,600(PRANZO B¥1,600(天然シバ海老と野菜とお米のマリネ 亀岡・三田・高山の野菜のサラダ、えんどうマメのポタージュ、淡路産天然穴子の軽いスモークと亀岡産朝採り山菜のオリーブオイルスパゲティー木の芽の香り、エスプレッソ、バニラのアイスクリーム))
"イタリア仕込みの腕前で、オーナー自ら食材を調達し、オープンキッチンでつくる、イタリア料理。"
が売り文句のお店。
図書館ついでに立ち寄りました。
【スクーデリア・アルフェッタ 8.4】
アンティパストはシバ海老のマリネに野菜サラダ。それにフォカッチャが添えられている。
葉物がメインで、中央に丸ごと置かれた赤カブがその存在を誇示している。その周りには、プチトマトやベリー達が彩りを添えていた。
「ドレッシングはかかっておりませんので、お好みでオレンジをお絞りください」
と言われるが、先ずはそのまま頂く。野菜そのままの味、香りが口腔に拡がった。
ウサギじゃないんやから、このままでは食われへんな、とオレンジを搾りかける。オレンジの酸味と甘み、それに強い芳香が加わると、なんとかサラダっぽい様相を呈してきた。
それでも油っ気が無いのはちょっと寂しく、マリネされたクセのないオイルを混ぜ合わせて食べていく。葉物の青臭さに、フルーツの甘み酸味、カブの辛さ等を混ぜ合わせて素材そのものの風味を楽しむ一皿、まぁ、そんなのもありかもしれないな、等と思いながら、次の皿を待つ。
カウンターの奥からは、ブレンダーの音が聞こえてくる。ポタージュを作っているのかなぁ、と思っていると、程なくズッパが運ばれてきた。
えんどうマメの翠が美しく、マメの香りと甘い風味がしっかりと拡がる。しかしこれも、出汁はあまり感じられない。良い素材を選び、その素材自体の風味を思う存分楽しんで貰う。それを引き出す最小限の調理しか加えませんよ、っていうのがこの店のコンセプトなのであろう。
続いてのプリモは、穴子と山菜のスパゲティー。
タラの芽、ゼンマイ、ワラビなど、春を包み込んだ山菜のほろ苦さに、パプリカの甘みとトマトの酸味と穴子のホクホクとした食感が合う。穴子の軽いスモークというのも、そう書かれていなければ気付かないほど薫香がついていない。
これもヒュメ・ド・ポワソンとオリーブオイルをしっかりと乳化させたソースがかかっているのだが、その風味は控え目。あくまでも主役は素材、といった料理。
最後に、エスプレッソとドルチェを楽しんで、一時間ほどの滞在。
独り客であったので、他のテーブルより若干早めのペースとなっていたのではないだろうか。
待たされるでもなく、急かされるでもなく、何となく客と店との間が通じるのは、オープンキッチン故の居心地の良さ。
しっかりとした味を好む人にとっては地雷か?ボク的には好きな店のひとつだけど。
スクデリア・アルフェッタ 8.4(SCUDERIA ALFETTA 8.4)
住所:兵庫県川西市栄町25-1 アステ川西TENPO 175-313 イタリアンマップ
電話:072-755-2318
営業時間:12:00~14:30(L.O) 17:00~21:30(L.O)
定休日:水曜
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