2009年5月13日水曜日

白石谷下降

ルート:高座ノ滝 - 地獄谷 - ロックガーデン - 風吹岩 - 横池 - 打越峠 - 黒五谷 - 住吉道 - 魚屋道 - 白石谷 - 紅葉谷道 - 西お多福山 - 住吉道 - 黒五谷 - 芦屋カントリー - 風吹岩 - ロックガーデン - 地獄谷 - 高座ノ滝

単独行(横池までは8人)

■あまり役に立たない六甲山ルートガイド 白石谷編
(経験者向け)
コースタイム 1'02"

"概念図(こんちゅう山荘無料休憩所さん)"

全国に四十八滝と名の付く滝は数多くありますが、皆、それぞれが48あるわけではありません。縁起の良いたくさんの数という意味で四十八という数を使っています。八百万とかと同じ使われ方ですね。
その四十八滝を冠した滝群が六甲山にもあります。有馬四十八滝です。
そして、有馬四十八滝のある谷筋のひとつに"白石谷"があります。このルートは熟練者向けとされていますが、決してそんなことはありません。確かに滝を高巻く幾つかのルートは、狭く、足を踏み外せばタダでは済まない事態になりますが、遡行する場合であれば、特に難易度の高いところもないでしょう。
ただ、降下する場合には、迷いやすいポイントが幾つかあります。

11:44 A懸
12:17-12:47 風吹岩
12:49 横池
13:15 住吉道
14:20 本庄橋跡
14:49-14:56 一軒茶屋

14:58 白石谷分岐
魚屋道を二三分ほど下ると、白石谷への分岐があります。

笹を漕ぎながら進むと、直進する路と、谷へと下る路に分かれます。赤ペンキでこれでもか、とマーキングされているので、直ぐに分かります。
沢沿いを下っていくと、一つめの砂防ダムに突き当たります。
赤く書かれた矢印の先には、さも"これをお使いください"と梯子が置かれ、その横には良い具合にポッカリと穴が開いています。
しかし、"待て あわてるな これは孔明の罠だ"とスルーし、左から巻きます。

あの穴を抜けるとココに出ます。


正解ルートにはタラップが設けられていますので、こちらから下ります。

この巨大な砂防ダムを、一々越えていかなければならないので、精神的にしんどくなります。
大きさ比較のためにカ○リーメイトを置いてみました。

この先にもマーキングが数多く付けられているため、迷うことはありません。何処かに"祝ってやる"と書かれていても不思議ではないくらいペンキだらけです。

15:24 第四砂防ダム
迷いポイントその一
四つめの砂防ダムに上ると、いきなり目印のマーキングが無くなります。
そこで三択
1.斜面をトラバースする踏み跡を辿る

2.タラップは無いが、階段状に刻まれたダムを下りる

3.反対側へと渡り、ルートを探す

多分どれでも正解。
しかし、3番が一番楽です。ボクは3番を選びました。

この先はお待ちかねの滝三昧に移ります。
まず、大安相滝(7m)、小さいながらも美しい二段滝。滝口の右からザイルを伝って下ります。

15:44 白竜滝(15m)
迷いポイントその二
滝口へと進み、ルートを探します。右は見るからに無理なので、左へと辿ります。確かに白テープが巻かれてはいるのですが、ルートが分かりません。仕方がないので、岩肌に積もった落ち葉を払いながら、ホールドを捜して下りていきます。しかし、その岩の脆さから、"無理、これ以上無理、熟練者向けをなめとった、これを下りなアカンのやったら、初心者のままでええわ"と泣きが入り、引き返します。

巻き路は無いのかと捜すと、少し戻ったところにしっかりとありました。先程下った崖はルートではないようです。危ないところでした。

最後に白石滝(10m)を越え、裏紅葉谷道へ抜けます。
人の立ち入りが少なく、深山幽谷といった感じでいい路です。白石滝から遡行し、大安相滝で引き返しても良いかもしれません。そこから上は砂防ダムばかりで面白味に欠けますし。

16:00 紅葉谷道
16:34 極楽茶屋跡
16:54 西お多福下山口
17:19 住吉道
17:47 芦屋カントリー
17:58-18:13 風吹岩
18:25 A懸
18:41 高座ノ滝

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