2009年5月6日水曜日

やきとり 鳥福@出屋敷

予算¥1,600(ホイスレモン¥400x2、付出(関東煮(筍、大根、厚揚、竹輪))、キモ¥120x2、ささみ造り¥400)

ホイス”という酒がある。

学生の頃は、バーボンにウォトカにジンにとハードリカーばかり呑み漁り、酒と泪と男と女な日日を過ごしてきたわけだ。しかし、歳を重ねるにつれ、すぐ酔いつぶれるし、涙もろくなり、男も女にも弱くなってしまっていた。
そこで、最近呑むようになったハイボールに、代用品的なホッピーにホイス。
その、人によっては懐かしく人によっては新しい”ホイス”を置く数少ない店が、時代に取り残された街、ここ出屋敷にある。

【やきとり 鳥福】
午後八時過ぎと遅めの時間故、残っているものは数少なかった。ささみ造り、キモと頼んでいくと、品切れを表すように、札を返していく。(早い時間であれば、”ほうでん”など珍しい品もある。それは、血管の浮いた鈴生りの葡萄のような見た目でグロく、ちょっと臭みもある。味はというと、肝を柔らかくあっさりとしたような風味。何より滋養に期待、弱くなっただけに。)
ホイスにレモンを搾り入れながら、造りを摘む。ネットリと口蓋に吸い付く感触、そして拡がる鶏の甘み。いやぁ、旨い。
半生に焼き上げられたキモもまた、格別に旨い。その先に刺された白いものは何ですか?と尋ねると、ササミだという。普通は”こころ”だけど、限りがあるからね、と。

「これ、貰いモンで悪いけど」
と、大福まで戴いてしまった。何でも杭瀬では、知る人ぞ知る逸品らしい。

「何処のですか?」
と聞くと
「包み紙に書いてあったわ、丸山堂ゆうらしいわ」
と。

おもむろに頬張ると、うっすらと塩の利いた上品な甘さが拡がった。

やきとり 鳥福
住所:兵庫県尼崎市竹谷町1-22-14 焼鳥マップ
電話:06-6413-2030
営業時間:17:00~21:00
定休日:日曜
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丸山堂製菓
兵庫県尼崎市杭瀬北新町1-9-15
06-6481-3392

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