2008年5月31日土曜日

田舎味 茶屋ひらの@屋久島

予算¥2,100(お昼のおまかせコース¥2,100(トビウオの唐揚等 14~20品))

屋久島へと向かうフェリーの中にてガイドブックで見つけたもう一軒の店、"茶屋ひらの"。
おまかせのみで二千円とちょっと高いが、偶の贅沢は良いだろう。

"田舎味 茶屋ひらの"
時刻は二時を大きく廻っていた。そのような時間にあっても駐車場には車が数台並んでいる。
店の中には三つのグループが既に食事を終えて、談笑している。席に着くとやがて料理が並ぶ。その数二十品近い。トビウオの唐揚、白和え、おひたし、しめ鯖、卯の花...。これだけ一挙に並ぶと壮観であった。

先ず味噌汁を啜る。具はカメノテ。
以前、大分のスーパーでその食材を見つけて味噌汁にしてみて、大いに失望した事がある。蟹と海胆を合わせたような味がする、と聞いた事があり大いに期待して買ったのだが、水っぽい蟹のような味しかせず殆どは出汁とするだけで捨ててしまっていた。節足動物甲殻亜門と蟹の仲間であるからには蟹っぽい味がするのは簡単に予想できていたのだが、それにしてもお粗末な味だった。
そのときのはスーパーの下茹でが悪かったのかな?と思いながら戴いてみる。スーパーのものよりは濃い味がしはするが、美味いというほどのものではなかった。
少し遅れてメインのトビウオの唐揚がやってきた。
"トビウオの羽は煎餅のように食べられますので"と言われる。これが中々香ばしく美味しい。
一つ一つは小鉢に僅かな量なのだが、全て合わせると結構なボリュームである。総菜を少しずつ摘む内にいつの間にか満腹になっていた。

地元の素材ばかりで料理したというその味は素朴で優しい。皆、印象には残らないが満足感が大きい。何より屋久島時間といったゆっくりとした時間の流れが遠くに来たなぁ、という気持ちを大いに盛り上げてくれる。

田舎味 茶屋ひらの
住所:鹿児島県熊毛郡屋久町安房2617-3 和食マップ
電話:0997-46-2816
営業時間:11:00~15:00、18:00~21:00
定休日:不定休
公式サイト
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