一泊二日 初日157km
表六甲-東六甲-船坂-R176-R423-R9-R1-R8-r26-r25-r559-牧キャンプ場
流石に日付が変わろうかと云う時刻になると空腹すら忘れてしまっていた。
しかし、何も取らずに寝る、というわけにはいかない。いつ晩飯を取るべきか、それが難しい。いつもながら、仕事後に出かけると云うことは、こういう事である。
確か一国沿いに何軒かラーメン屋があったはずだ。昔の記憶を辿ってみる。最初に右にあったラーメン屋に入る。そこで一つ目の生理的欲求を満たした後、今晩の酒とつまみをコンビニででも仕入れることにしよう。
そもそも今回のツーリングは、まだタイヤ交換するには早すぎるがこのままでは車検が通らない、というの法規的な事情により、交換前の"ひっとっぱしり"ということで出かけたモノだった。
思い返せば、このフロントタイヤは鹿児島南海で、リアは上野のSP忠男で交換していたのである。と云うことは、リアの方が3000kmも走行が短いことになる。長距離ツーリングが多いとパワーがある所為もあり、リアの消耗が激しい。リアだけでもツーリングタイヤにすべきかもしれない。交換のたびにそう思うのだが、結局はスポーツタイヤにしてしまう。
あとそれから、毎年行っていたGWの九州ツーリングも今年は行けず、キャンプも殆どしていないという事情もあり、無理矢理キャンプをも組み込んだのであった。
予報によると天気は辛うじて保つはずであったのだが、まだ梅雨が明けきらないその暗がりからは、雨がポツリポツリとバイクを打ち付け始めた。本降りになる前に慌ててテントを設営する。フライの下で雨を避けながら、ストーブで湯を沸かしてつまみを暖め、酒を呑む。
今夜はどうも酔い方が悪い。いつもは平気なはずの安酒に嘔吐いてしまう。こんな時はさっさと寝るに限る。草むらの隅にこみ上げてくるモノを吐き捨て、片付けも早々にテントへと潜り込む。
テント場は草が茂っており、マットを敷くまでもないと思っていたのだが、それは間違いであった。長年使っているテントは、たとえブルーシートを敷いたとしても全く防水の役目をなさなくなっていた。
その草々の上へと降り注いでいた雫はグランドシートに染み渡り、徐々に全体を湿らせていく。その何とも云えぬ冷たさが下着を通して体まで伝わってくる。このままでは気持ち悪くて到底寝ることなど出来やしない。仕方がないと、マットに息を吹き込み広げる。この様な行為をする内に、すっかり目が冴えてしまった。
容赦なく雨がフライを打ち付け、直ぐ側の浜辺を打ちつける波の音が合わせて押し寄せてくる。そして絶えず行き交うトラックの音が、浅い眠りから度々その寝苦しい閉塞された空間へと呼び戻す。
結局二時間ほどしか寝られなかったであろうか。空は既に薄明を始めていた。
生理的な欲求は最早、叶えられそうもない。寝直すのは諦め、テントを畳み始める。
眠気が襲ってきたら途中で仮眠を取ろう。
兎に角、一刻も早く此の言い知れぬ居心地の悪さから解放されたかった。
(奥琵琶湖パークウェイへと続く)
味の名門南草津店
住所:滋賀県草津市矢倉2丁目28-3
電話:077-564-6668
営業時間:11:00~28:00
こってり¥580
カクテキ食べ放題・ネギ入れ放題
参考URL
牧キャンプ場
住所:滋賀県近江八幡市牧町岡山1975
電話:0748-33-9098
期間:通年
予約:不要
無料
2 件のコメント:
こちらもリアタイヤ換えたばかり。11500km持ちました(もたせました)。しかし存命期間はあまりにも短く...
11500kmですか、一年もたないですねぇ。
私も履き替えるときはスリックタイヤのようになっています。上野で換えたときなどカーカス出てましたし。。
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