2007年8月3日金曜日

地どりや梟亭@由加山

予算¥2,500(炭火焼き御膳(地鶏の造り、桃太郎地鶏七輪焼き盛り合わせ、地鶏の天麩羅、飯物、香の物、汁椀、コーヒー又は紅茶¥2,000、+500円で飯物を親子丼に変更)

最近流行りの自分で焼くスタイルの焼鳥屋(私とクポの間でだけかも知れないが)
ちょうど倉敷まで行かなければならない用事があったので、わざわざ昼時に到着するように行程を組んでみた。

"地どりや梟亭"
もっと鄙びた感じの店を期待していたのだが、妙な新建築といった感じの建物には少々失望させられてしまった。ベタではあるが、古民家再生といった感じの方が雰囲気が良い。そういったシチュエーションも味の内なのだが、折角ここまで来たので暖簾を潜る。

色々食べてみることが出来る"炭火焼き御膳"を頼む、それを親子丼で、アイスコーヒーにしてもらった。
平日の、しかもこんな辺鄙な場所だというのに席は八割方埋まっている。味は期待できそうだ。
暫く待つ間、ドリンクリストにも目を運ぶ。酒類も充実しているが、車やバイク以外で訪れる手段がないこの場においては試す機会は無いであろう。

良い具合に燠火となった備長炭の入った七輪と共に、料理が運ばれてくる。結構なボリュームだ。
先ずは地鶏の造りに箸をのばす。砂ズリと笹身のたたきにさらした玉葱が添えられている。ズリはコリコリした食感を楽しむモノといったイメージが強いが、コレはシャキシャキした感じで、今回食した中で最も印象的であった。笹身は余り好きではないのだが、しっかりとした鶏の味が感じられて、良いものを使っている事が伺える。
メニューには唐揚げと書いてあったが、これは天麩羅に変更されていた。これも味がしっかりしており、中々美味である。
メインである桃太郎地鶏七輪焼きは、ココロ、ズリ、ネック、モモ、ムネ、手羽中、その他よく分からない部位の肉が並ぶ。これをあまり焼きすぎないくらいに炙りいただく。付けだれは、甘めの焼き鳥のタレといったものと、酸味を感じるゴマだれ風のものの二種類有る。柚胡椒僅かに乗せて食べるのも鶏本来の味が楽しめて又良い。
ただ頂けないのが親子丼である。単品メニューでもあるので期待していたのだが、一番外れであった。まず、割り下が良くない。量が多すぎるし、甘すぎる。せっかくの鶏の味が台無しだ。米の炊き具合ももっと強い方が良いだろう。その多い割り下の所為で雑炊のように為ってしまっている。卵の具合も良くない。具となる肉は、まぁ何処でも同じであろうが、刺身、焼き物を取った後のモノを使っているといった感じである(もちろん味は良い、スジなどが多いといった意味である)
親子丼にせずに二千円のコースで頼めば大変コストパフォーマンスが高いと言えよう。

まだオープン間もないようで、多少気になるところは有ったモノの、これからこなれて来ると居心地の良い店になりそうである。
再び訪れたい店が又一つ増えた。

地どりや梟亭
住所:岡山県倉敷市児島白尾1279-2 焼鳥マップ
電話:086-477-5858
営業時間:11:30~14:00、17:30~22:30(予約制)
定休日:日曜
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