予算¥620(カツ丼¥620)
なんかね、ボクの書くエントリーはね、「時系列がおかしいねん」と、某友人よりよく言われますのでね、時系列を揃える意味で、しばらくは佐渡のことを書こうかと思います。たぶん、雑念がいっぱい入ると思いますが。
それでは始めます。
市町村の廃置分合により、両津市が佐渡市になろうとも、佐渡の玄関口と云えば両津港です。そこから国道350号線を辿り、ひたすら西へと向かうと佐和田へ着くわけです。そして今回、その佐和田へと真っ先に向かったわけです。そもそもそれが、今回の大きな間違いだったのかも知れません。
その佐渡はと云えば、まずは金山、朱鷺、日蓮聖人、ですよね。それから、食べもんはと云えば、やはり外せない米処であるところの米に、加茂湖の牡蠣と、日本海の豊富な海産物でしょうか。そして、桃鉄的にはたらい舟です。
まぁ、そんなことはどうでも良いのですが、佐渡にあっては佐和田もそこそこ大きな町ですし、何かしらの海鮮くらい喰わせる店など幾つかは在るであろう等という安易な考えを抱くなどと云うことは、観光地化されていない漁村にはスナックしか存在しないといったこれまでの経験を全く活かしきれていない愚かな行為であった、という事をつくづく思い知らされただけであったのです。
そこで訪れたショッピングモール。もちろん、何かしらの惣菜や弁当か寿司など買い求められたらそれで良いか、等と考えたからです。そして、差ほど興味を引く惣菜も無い中、見掛けたフードコート。もちろん、これまた、これまでの数多くの経験に於いて、それこそ美味しかったフードコートなどひとつとして無かったわけなのですが、疲れきった身体には腰を下ろせる椅子があるということだけで嬉しかったのでした。しかも、それ程高くは無い、ときたら、それだけで十分過ぎるほどでした。
貼り並べられたメニューに目を凝らします。疲れきった身体が欲するもの。それはやはり、おかず、ご飯、御御御付、などと三角喰いするようなお上品な定食の類などではなく、それ一品だけで完結するような丼もんです。更に云えば、500円の玉子丼よりも600円のカツ丼なのです。この100円差は、手が届きそうでありながら永遠に辿り着けない絶望的な違いなのです。サックリと軽く香ばしいトンカツを、甘辛い割り下で煮込んだタマネギを共に包み込んだトロトロの溶き玉子、その上に散らす色鮮やかな三つ葉、最高です。
それを注文し、出来上がりを待ちます。呼ばれます。受け取ります。
しかしそれは、ボクの想像していたふっくらトロトロの玉子のベールに優しく包み込まれたカツ丼ではありませんでした。それはもう、甘辛醤油ダレに潜らせた新潟文化をしっかりと受け継いだタレカツ丼でした。ここもまた新潟だと云うことをすっかり忘れていました。
岡山でカツ丼といえばデミカツ丼。福井でカツ丼といえばソースカツ丼。新潟でカツ丼といえばタレカツ丼。そんな簡単なことすら失念しておりました。でも、いつかは新潟でタレカツ丼を食べたいと思っておりましたので、これはこれで満足です。ていうか、メニューの写真は明らかにタレカツ丼でした。そして玉子丼などその何処にもありませんでした。
フードプラザ カッテーネ
住所:新潟県佐渡市窪田6-2 佐渡セントラルタウン かつ丼マップ
電話:0259-52-6060
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