2010年9月11日土曜日

満幸商店@淡嶋神社境内

予算¥1,500(あわしま定食(小皿料理6皿、こぶがゆ、ひじきごはん)¥1,000、サントリープレミアムモルツ500ml¥500)

桟橋から離れ行く船を見送るボクが居た。
またまた例によって例の如く、思いつきで加太を訪れたわけで、それはまた当然の如く、時刻表など調べてなどいなかったわけでもある。次の出航は一時間後。それまでの間、淡嶋神社を参拝し、満幸さんで時間を潰すことにした。

時刻は9時をわずかに廻ったところ。店内は灯りも点されておらず、薄暗かった。
まだ早かったのかな?の思いに「いけますか?」と仕込中のおばちゃんに声を掛ける。
「手間掛からんやつやったら大丈夫やで」の返事で、奥へと進んでいった。

「ほれ、天然クーラーや」首筋をキンキンに冷やしたおしぼりが包み込む。テーブルに置かれたもう一本のおしぼりで、顔から滴り落ちていく汗を拭う。
ビールで内から冷ますも、火照りは引きそうになかった。それは連日の猛暑に因るというよりは、ひと山越えてきた運動に因るものが大きかったのであろう。付出に出されたワカメの酢味噌和えの酸っぱさが、身体に浸み渡り、疲れを癒していくようだった。
「もう一本」未だに引かぬ汗を気遣って、クーラーが交換される。

小皿6皿の内容は以下の通り
炒められたじゃこが香ばしいカリカリじゃこのサラダ
ホタテの風味たっぷりの高野豆腐の石垣蒸し
食感が楽しい湯葉と蟹身の寒天寄せ
ピリ辛味の牛肉と青菜のたいたん
モチッとした甘い甘いひろうす
しっかり目に味付けられた水茄子のたいたん

それに、ご飯ものが二種類
梅香るひじきごはん
優しいお味のこぶがゆ

これらの濃ゆいお味は、酒のアテにぴったりだった。これだけで、さらに日本酒二合はいける。でもって、〆はかゆと来るのだから、完璧だ。
でも、このあとには友ヶ島が待っているのだから、そうはいかない。ビールを1本だけに留めておき、4本目のクーラーを頂いた頃、ようやく店を後にした。

「あら、出ちゃったわよ」そんな声を受けながら、桟橋に佇むボクがまた居た。

満幸商店(まんこうしょうてん)
住所:和歌山県和歌山市加太118 淡嶋神社境内 食堂マップ
電話:073-459-0328
営業時間:9:00~17:00 17:00~(夜は二日前までに要予約 コースのみ)
定休日:悪天候時
公式サイト
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