2009年4月24日金曜日

ミャンマーカレー TeTe@丸五市場

予算¥600(チキンとメロンのカレー大皿¥500、ランチセット+¥100)

丸五丼を食べに行った時、その近くに気になる店を見付けました。
”ミャンマーカレー”で中皿350円、大皿500円と格安です。
ミャンマーというとですね、”おーい、水島、一緒に日本へ帰ろう”とか、アウン・サン・スー・チー女史とか、天気予報とか、最早、連想ゲームのようなことしか思い浮かびません。実態も分かりません。黄色い僧衣を着て、竪琴を弾いているのかな、くらいしか思いつくものなどありません。ミャンマー料理に至っては、何一つ知りません。
これがお隣のタイともなると、幾らでも料理を挙げることが出来ますね。でも、タイについての知識はと言えば、ムエタイくらいしか無いのですけど。

【ミャンマーカレー TeTe】
”イラシャイマセー”
とちょっと舌っ足らずな東南アジア訛りの発音が響いた。
日に焼けてはるな、とは思ってはいたが、この男性はミャンマーの人なのか、とその時初めて気付く。

チキンとなすのカレーを注文すると
”ゴメンナサイネ、ナスジャナクテメロンハイッテル”
”イマデキルノハ、メロンダカラ”
”それじゃあ、それを大皿でください”
”アリガトゴザイマス”

ミャンマー人といっても、意思の疎通には何ら問題はない。というか、よくしゃべる。日本に来て八年、普段は大工をしていて奥さんの手伝いをしているそうだ。今日は奥さんは用事で席を外している。そういえば、以前訪れたときには女の人も居たような、などと、春雨と自家栽培野菜、鶏肉に軟骨?の入ったミャンマーサラダを摘みながら考えていると、カレーが出来上がる。

それは、見た目はカレーなのだが、いわゆるカレーというカレーではない。スパイスを使っていない、というだけあって、カレーらしいスパイシーな香りがしない。では何なんだ、と聞かれてもカレー?としか答えようがない。
自家菜園の無農薬野菜で作っています、と言うその一皿は、確かに素朴で身体に良さそうな味がする。たっぷりのショウガにニンニク、カレーっぽい色合いはウコンによるものか。食べ進めていくと身体の奥に温もりを感じ、額には汗がにじむ。この辛さはトウガラシではなく、ショウガに因るものだろうか。肉の臭みを消すために、ショウガはいっぱい使うね、というだけあってかなりの量だ。
しかし、激辛という割にあまり辛くはない。そこで、辛いのが好きでしたら加えてください、と差し出されたトウガラシのペーストを加える。これで味が引き締まる。
しかし、クミンの香りがないので、やはりカレーといった感じはしない。甘みも足りない。お一つどうぞ、書かれたミャンマーのお菓子を口直しに摘む。ナツメの柔らかな甘みが拡がった。これもカレーに加えた方が、味に深みが出て美味しくなるのではないだろうか。

ミャンマーでは、あるもので料理を作る感じで、ミャンマー料理といったものはないそうだ。スパイスは使わず、油にトウガラシにショウガをたっぷりと使う。それを日本人向けにアレンジしたのが、このミャンマーカレーというわけだ。
それを屋台出したら思いの外売れて、理事長さんに店をやらないか、と誘われ、店を出した。

最後にインスタントコーヒーを啜り、店を後にする。
このカレーのようでカレーじゃないミャンマーカレーには、コーヒーのようでコーヒーじゃないインスタントコーヒーが良く合う。
どちらにもそれぞれの良さがある、という意味でだ。

ミャンマーカレー TeTe
住所:神戸市長田区二葉町3-11-5 丸五市場内 カレーマップ
電話:080-5631-8129
営業時間:11:00~14:30
定休日:火曜、土曜
cp5 mf5 re5

7 件のコメント:

takao さんのコメント...

水島って肩にオウム乗せてなかったっけ?
記憶違いかな。

マダガスカル!

みっちゃん(偽) さんのコメント...

そのオウムが
「オーイ、ミズシマ、イッショニ、ニッポンヘカエロウ」
って喋るんだよな

takao さんのコメント...

ちがうだろ。
そのオウムが
「いいだろ、日本でつかまえたんだ」
って喋るんだよ。

みっちゃん(偽) さんのコメント...

そういえばそんな漫画があったな
何だったかな?

R さんのコメント...

画像ありがとうございます

これは一度食べに行かねば!!

みっちゃん(偽) さんのコメント...

豚肉とじゃがいものカレー(中辛)、エビとさつまいものカレー(甘口)もあります。

あまり辛くないので、Rさんには物足りないかも?
辛くしてください、とお願いすれば、してもらえるかもしれません。

みっちゃん(偽) さんのコメント...

他のミャンマー人の女の子と話しをしたところ、ミャンマー料理全てがそんなわけではないそうです。
近隣の国の料理に影響を受ける事が多く、そのコの住んでいた場所はベトナム寄りなので、フォーを良く食べていたそうです。