2009年2月1日日曜日

川を渡る旅

ぽたりんぐ、ポタリングと言っても、ヒルクライムみたいなことばかりしているので、たまにはポタリングらしいことを計画してみました。

大阪は水の都と言われるだけあって、川に運河に堀にと、やたらと水路が走り、そこを船が往航しております。
そこに掛けられる橋は、それを避けるために、グルグル回って高いトコまで上ってみたり、橋自身がグルグル廻ってみたり、橋自体掛けるのを諦め、渡し船にしてみたり、トンネルを掘って地下道を造ってみたりしています。
今回は、それらの中でも自転車や徒歩でしか行けないところを巡ってみます。

■第一の橋
赤川仮橋(あかがわかりはし)
都島区大東町3丁目~東淀川区東淡路1丁目 地図

JR城東貨物線淀川橋梁の空きスペースを利用して造られた、歩行者自転車専用仮橋。ここは、おおさか東線(2012年開業予定)が通るということで、いずれ消え去ってしまいます。その前に一度渡っておこうと思い、訪れてみました。
今回のポタリング、最初にして最大の山場です。

この橋に自転車を駐め、貨物の通過を写真に収めようという魂胆だったわけですが、この橋へと向かう途中、その目の前を貨物が通過していってしまいました。あと五分早く着いていれば、五分で撮影は完了、となっていたわけですが、ついていません。一時間に一本ぐらい走っていてくれれば良いのだけれど、と思ったのですが、そう甘くはありませんでした。
結局、一時間半も待った挙げ句、やって来たのは回送車。しかもタイミングが合いませんでした、失敗です。

形式 複線下路ワーレントラス
橋長 610.739m
径間 31.619m
橋脚中心間隔 34.058m
径間数 18連
完成 1929年(昭和4年)3月15日

■第二の船
落合上渡船場(おちあいかみとせんじょう)
西成区北津守4丁目~大正区千島1丁目 地図

大阪市内には、八ヶ所の渡船場がありますが、その中からこの落合上渡船場を選んだのは、次に向かう安治川隧道へのアプローチが一番良さそうだった、それだけの理由です。
街中を離れ、ちょっと寂しくなった辺りに在ります。同舟されたのも他に二人だけ。一、二分ほどの短い船旅でした。

岸壁間 100m
所在地:大阪市大正区千島1-29-41
電話:06-6551-6086
利用時間:
平日・土 6:15~21:25
日・祝日 6:30~21:00
休日:
元日は休航、荒天時は運航中止
無料
大阪市建設局

■第三の穴
安治川隧道(あじがわずいどう)
西区九条3丁目~此花区西九条1丁目 地図

九条へ来たついでに松島新地も写真に収めてこようかと思ったのですが、面倒臭くて止めました。

こちらは打って変わって、利用する人が非常に多いです。ここは橋を架けるべきではないだろうか、と思いましたね。

そういえば学生の頃、"エレベーターが終わるから帰る"といつも先に帰る女の子がいました。今にして思えば、ここのことですね、元気にしているのでしょうか?

地下 14m
全長 80.6m
有効幅員 11.4m(2車線+歩道)
幅員 2.4m(歩道)
総工費 260万円(約70億円)
昭和10年着工 昭和19年竣工

構造
縦抗部 潜函工法 RC造
中央部 内径幅12.4m 高さ4.5m RC沈埋函

エレベーター運転時間
6:00~24:00
階段
24時間利用可能
無料

ねっ、ポタリングっぽかったでしょ。

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