2009年2月17日火曜日

てんぷら 天安@片原町

予算¥1,500(あなご丼¥1,500 香の物、お吸い物)

高松の名物といえば、第一に上げられるのが"うどん"(全国的認識)、第二に"鳥足"(四国的見解)、第三は"穴子"と"まんばのけんちゃん"(私的錯誤)である。

"てんぷら 天安"
店先には扉が二つ並び、それぞれに同じく"てんぷら 天安の味"と染め上げられた暖簾が下がる。
狭き門より入れ、とばかりに、左の狭い扉を開けるが、これがハズレ。こちらは二階の座敷へと続く路であり、一階のカウンターへは右の扉が正解であった。といっても、繋がっているからどちらからでも良いのだけどね。

昭和23年に開店したというこの店は、好い感じに煤けていた。年期を感じさせる什器に内装。細長くコの字型にカウンターが囲んだ先に天麩羅鍋が置かれている。カウンターに着くと、美しくねじり上げられたおしぼりが置かれ、コンロに火が灯された。

この店の名物は瀬戸内の穴子の一本揚。というわけで、あなご丼を頼んだ。
小振りの穴子が三尾にシシトウが添えられる。さすがに"べえすけ"とはいかないが、サクッと軽い揚がりに、身はフックラとホクホクと柔らかく、溶けるように舌の上に解け落ちるその味わいからは、素材の良さと、天ぷらを揚げる腕前が覗える。
量はさほど多くはないのだが、腹が満足するのではなく、気持ちが満腹する一膳、いや、一丼?
タレの甘みがもう少し抑えられていたら、さらに満足度が高かったであろう。やはり、天ぷらは単品で戴くのが一番美味しい食べ方か。気分的には丼でワシワシ食べたいのだが。

てんぷら 天安(てんやす)
住所:香川県高松市百間町2-5 和食マップ
電話:087-821-7634
営業時間:11:00~14:00 16:30~21:00
定休日:月曜(祝日の場合は営業)
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