2009年2月8日日曜日

白十字食堂@白河

予算¥600(ラーメン¥600)

白石の中華亭でラーメンでも食べていこう、と思っていたのだが、丁度お昼時ということもあって、店の外にも十人ほどの待ちが出来ていた。
私は"並んでまで食べるべきモノなどこの世には存在しない"が信条なだけに他の店を目指す。とはいっても、気持ちは既にラーメン。そこで、白河へと向かう。

日本全国に、ご当地ラーメンと呼ばれる類のモノは数多く存在するが、その中から最も好きなモノを一つ挙げろ、と言われれば、おそらく"白河ラーメン"と言うであろう。
幅広平打ち麺に鶏油の香る甘めの豚骨鶏ガラ醤油スープ。それが白河ラーメンの特徴と私は思っている。違うのかな?とにかく、最近は歳のせいか、和歌山ラーメンや播州ラーメンに尾道ラーメンなど甘めの味を好むようになった。(徳島ラーメンに於いては辛すぎで残念な結果であったが)

本当だったら、とら食堂かすずき食堂へ行きたかったのだが、ちと遠い。駅に置かれた"白河麺ロードマップ"を頼りに近場の"白十字食堂"にあたりを付けた。

"白十字食堂"
完全に飯時を外しているので閑散とした店内。席に座るは まかない を食べる店員さんだけ。メニューに並ぶは、多彩なラーメンの他、各種丼や豊富な定食類。
もしかして、地雷?というより、白河ラーメンではなく、普通に中華そばが出てきても全く不思議ではない雰囲気。
ご当地ラーメンを食べようと思って入ったのに、普通のラーメンが出てきてしまった苦い思い出の数数が走馬燈のように駆け巡る。

"まっすぐ入った店は換えねぇ それが俺の忍道だ"とラーメンに浸かっていそうな忍者的な言葉が思い浮かんだ。おかしいね、忍者でもないのにね。そこで席を立って、扉を開けて出て行く勇気がないだけですね。ヘタレなだけです。

出されたものを見て、まずは一安心。濃い醤油スープの色に、平麺が沈み、鶏の香りが立ち上ってくる。具は、海苔、naruto、シナチク、ゆで卵にチャーシューが三枚、そして刻み白葱。
ひとくちスープを啜るとかなり強烈な鶏だしを感じる。むしろ、臭味といってもよいほどの濃さ。おそらくは表面に浮かぶ鶏油の香り。そして後から拡がる甘い甘い醤油の風味。ふたくちめ以降は、その臭味は気にならなくなるが、甘ったるい味はいつまでも付いて回る。鶏だしと甘さはもう少し控えた方が好みに合う。
しかし、多加水幅広平打ち麺のモチモチ感はかなり好き。というか、多加水平打ち麺で嫌いだった験しがない。単純に嗜好の問題なのだろうな。

多少の不満はあったものの、やはり白河ラーメンすき、を確認した一杯。他の店も巡ってみねば。

白十字食堂(はくじゅうじしょくどう)
住所:福島県白河市愛宕町45 ラーメンマップ
電話:0248-23-3625
営業時間:11:00~20:00
定休日:水曜
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白河麺ロードマップ

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