2008年6月23日月曜日

とれた亭@須崎

予算¥850(土佐丼¥850)

やはり土佐を訪れたからには鰹を食べないわけにはいかない。鰹は余り好きではないのだがこれは土佐を訪れた人に課せられた義務である。

"とれた亭"
本当なら鰹のタタキ膳を食べたかったトコロなのだが、土佐丼の倍近い金額を払う余裕など無かった。
熱々の御飯の上に甘辛いタレを絡めた鰹の刺身が並ぶ。それを覆い隠す細かく刻まれた葱と大葉。山葵とスライスされた大蒜を混ぜ合わせて掻き込む。やはり土佐の鰹は他の場所で食べるモノとは別物だ。噛み締めるとしっかりとした食感と共に鰹の風味が広がる。しかし、そこには決してあの臭みなどない。

"なんだ、タタキじゃないのか"
同じく土佐丼を頼んでいた隣のおっさんがそう呟いた。当然だ。メニューにそう書いてあった。鰹の刺身だと。それがいきなり鰹のタタキになって出てくることなどあろうハズがない。ただ、同じくこれがタタキであったなら、そう思う気持ちが何処か在ったのは確かだった。

一階の売店を見て回る。今晩の酒とアテを探して。その一角ではタタキの実演販売をしていた。藁を燃やすことによって一気に燃え上がる激しい炎が、鰹の皮と脂を焼き上げ香ばしい香りを放つ。前に並べられた試食を一つ摘む。あぁ、美味い。火で炙る、ただそれだけの作業なのに、刺身とは同じ鰹であるとは思えないほど劇的に美味くなる。この調理法を発明した人は天才だ。

とれた亭(道の駅 かわうその里すさき)
住所:高知県須崎市下分甲263-3 海鮮マップ
電話:0889-40-0004 
営業時間:11:00~20:30(LO)
定休日:無休
公式サイト
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かつお解体君

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