2008年2月18日月曜日

Live&cafe マンボウ@篠原

予算¥290(ブレンド¥290)

零度を下回る気温とはいえ長峰の急坂では流石に汗ばむ。その汗が稜線を渡る風に冷やされ身体の芯まで凍えさせる。そして又登りで汗ばむ。そんな事を繰り返す内に汗をかきつつ凍えるという真に身体に悪そうな状態に仕上がっていく。
こんな時は温泉にでも浸かり温もるのが一番なのだが、今日はそんな気分になれなかった。山を下りブラブラと歩いていて見付けたマンボウの看板。そういえばムカイさんには色々とご馳走になっているというのに店にお邪魔したことが無いのを思いだした。

"マンボウ"
店の中にはテーブルが二つ並ぶ。その内一つは先客により占められていた。私は一人客であることだしカウンターに着こうかと思ったのだが、そこに雑然と置かれた雑誌に拒絶され、残るテーブル席へと座ることにした。ブレンドを頼み、カウンターに置かれた新聞を手に取る。やがてコーヒーの香りが漂い始めてくる。二三言、言葉を交わし再び新聞に目を戻す。そして出されたコーヒーを啜る。もう少しコクや酸味がある方が好みだがあっさりとしていて飲みやすい。

酒の席ではバカ話やエロ話に花を咲かせるわけだが、喫茶店ではそんな下品な話題は持ち出さない。二人共通の話題などオンナの話位しかないのだから当然言葉少なになる。ゆるりとした時の流れの中で身体の火照りが取れ指先からは疲れが抜け落ちてゆく。店の隅に置かれたドラムセットを眺めながら今日の山行を反芻する。
楽しかった。夏の強烈な日差しに遣られ脱水に苦しみ吐いた東の尾根の日溜まりが今日は嬉しかった。汗ばんだ体を撫でていく風が心地よかった。ただ久しぶりのトレッキングシューズに負けた少しだけ軟弱になっていた左足の踵だけが軽く痛んだ。
"これ読まれましたか?"ムカイさんの声に呼び戻される。KobeWalker"六甲山がおもしろい"、か。へぇ、こんなのが出ていたのかと、ページをめくる。特に目新しい事が載っているわけではないが、懐かしい記憶と重なり楽しい。東お多福山で藪漕ぎ中に"何かガサガサいった"とおばさんグループを驚かしてしまった時のこと等を思い出す。

気づけば外はうす暗くなっている。思いだしたかのように身震いする。すっかり冷え切ってしまった。ちょっと長居をしすぎてしまったようだ。

Live&cafe マンボウ
住所:神戸市灘区篠原南町7丁目2-15 喫茶マップ
電話:078-871-2969
営業時間:10:00~17:00
Curry Cocktail マンボウ@篠原
ぬこ様@マンボウ
OZZY@将軍通
サカナイト@OZZY

2 件のコメント:

みっちゃん(偽) さんのコメント...

9月30日で閉店します。

ムカイさんお疲れ様でした。

みっちゃん(偽) さんのコメント...

ムカイさんの弟さんがカフェバーとして再開されております。
皆さん宜しゅうお願いいたします。