2007年12月9日日曜日

季節料理 樽平@新在家

予算¥40,480(男3人女2人子供1人)(おまかせコース(生ウニ、てっさ、里芋のスープ、鮪のヅケ、煮アワビ、鯛の炊いたん、中トロたたき、海鮮ちまき、アサリの味噌汁)x5、鉄火丼、冷酒x2、熱燗二合、生ビールx6、ウーロン茶、リンゴジュース)

両親が京都へ紅葉狩りに、とやってきた。
"一緒に飯を食おう"と言うので樽平へと連れて行くことにする。

"季節料理 樽平"
頼む料理は当然おまかせ。まずは生ウニから始まる。フネの上にこんもりと盛られた北海道産のウニは、小振りではあるがきめ細かく、クリーミーで甘みも強い。もちろん臭みなど全くない。
薄く切られた胡瓜に乗せて食べた、海苔に巻いて食べた、檸檬を搾りたまりで食べた。久しぶりに美味いウニをタップリと食べさせてもらった。

続いてはてっさだ。ぷりぷりの河豚は旨味も強く、非常に美味い。皮湯引きの食感も良い(ムスコさんは、このてっさが一番美味しかったと言っていた)

それから、大きなポットが出てくる。中身は里芋のスープだと言う。
摺り下ろした里芋のスープにタップリの茸と、ホタテの貝柱が入っている。非常にあっさりした和風ポタージュスープと云ったところだ。

次は甘めのタレに漬けられた鮪が大皿に山盛りに盛られ出てきた。貝割れ、紫蘇が添えられ、その上からはタップリの味付けのりが振りかけられている。これは打って変わって、味が少し濃い。上に盛られた海苔は焼き海苔だったら更に美味しいのになぁ、と少し残念に思う。単純に私が味海苔が嫌いというだけの事かも知れないが。
そして、私が一番美味しいと思った、煮アワビの登場である。アワビの肝を口に含むと、爽やかな海藻の香りが広がる。ここからは堪らず日本酒へとうつった。

次に出て来たのは大皿に乗せられた一尾の大きな鯛。身が締まっていて、味もしっかりしている。
"瀬戸内産です、骨の一部が膨らんでいるでしょ、それが天然物の証しです"という。
"鳴門骨"、そういえば昔、何処かでそんな話を聞いた。しかし、いつも酔いと共にそんなことは忘れてしまっている。

この辺りまで来ると、腹は満腹近く、酔いも程良く廻ってきた。
生姜、ニンニク、青葱、ミョウガなどの薬味でいただく中トロたたき。蜂蜜だけしか加えていないというチマキ、アサリの旨味タップリの味噌汁と続く。どれも素材の味が十分楽しめ、美味い。

ご主人に見送られ、店を後にする。駅までの途次、美味しかった料理の話はいつまでも尽きなかった。

味付けについてはムラがあるのだが、素材が素晴らしすぎる。この値段でこれだけの品を腹一杯食えることがいかに幸せか、訪れた人は痛感するであろう。
接客が洗練されていない、内装も垢抜けない、酒の種類も全然無い。
しかし、そんなことは些細なことでしかない。何度でも訪れたい、そんな名店の一つである。

季節料理 樽平(たるへい)
住所:神戸市灘区友田町1丁目3-4 海鮮マップ
電話:078-854-2220
営業時間:17:00~22:00
定休日:月曜、第1火曜
参考URL
三寒四温@樽平


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