久しぶりのポタリング。行く当ても決めぬまま、地図すら忘れて出かけてしまった。
気の向くままに漕ぎ出し、気の向くままに立ち寄る。
そして松尾稲荷へと辿り着いた。
"松尾稲荷神社"
神戸には二人ビリケンさんが居てる。鎮守稲荷神社とココ、松尾稲荷神社だ。
参道を奥へと進むと、境内の半分ほどを占める覆殿が姿を現す。この内部に本殿はおろか、社務所、境内摂社、果てはビリケンさんまで納められている。
手水鉢で清め、覆殿の内部へと進む。踏み削られ、角が取れ、鈍い光を放つ石畳、天井からは幾多の提灯が吊り下がっている。口を大きく開いた蛙の線香鉢を廻り、拝殿へと向かう。おいなりさん特有の、庶民に根付いた信仰、といった雰囲気を醸し出している。
二礼二拍一礼。それからビリケンさんを参拝。何を願えば良いのだろうか?取り敢えず頭を撫でておく。
松尾稲荷神社の由来
創建は不詳です。楠木正成由来の神社で、湊川合戦野の折に一族郎党が身に着けていた神仏の御符を、旧湊川の土手の松の大樹の根元に祀られていた当社の前身の祠に納めたとの言い伝えがあることから、延元3年(1336)には現在の地にあったことがわかります。
その大樹も大正三年に切られましたが、松の根元にあったということで、松尾稲荷神社と呼ばれ、旧湊川の土手の西下にあったことから、「ドテのお稲荷さん」とも呼ばれました。かつては土手から社までたくさんの鳥居があったといい、現在も参道に赤い鳥居が立ち並びます。
福原などの水商売の女性中心に信仰を集め、終戦までは深夜も参拝客が絶えなかったといい、大正3年に改築された白木の本殿は、日夜絶えない線香と蝋燭の煙で柱も壁も真黒、天井には数百の奉納提灯が吊されています。このことから、「提灯持ちのお稲荷さん」とも呼ばれます。
神社の横には稲荷市場があり、市場と神社が直接つながり、ひとつものの観さえあります。
神戸市教育委員会より
社務所で朱印をお願いし、授與品に目を通す。ビリケンさんストラップ、キーホルダー、像、宝くじ入れ、絵馬か。ビリケンさん絡みの品が多い。興味深いモノが多いのだが、購入には至らない。寧ろ選択肢が絞れらていた方が、何か買ったかも知れない。
ココも平五郎稲荷神社と似た匂いを感じる。この独特の怪しさのようなモノがあるから"おいなりさん"は好きだ。
松尾稲荷神社(まつおいなりじんじゃ)
住所:神戸市兵庫区東出町3-21-3 map
電話:078-671-6444
参拝時間:6:30~17:30
祭神:宇迦之御魂神
0 件のコメント:
コメントを投稿