2007年12月13日木曜日

丸星ラーメン@久留米

予算¥610(すしパック¥260、ラーメン¥350)

朝の3号線を温泉を求めて、ただただ、南下していった。この国道沿いには、ラーメンの看板が矢鱈と立ち並んでる。そういえば、久留米は豚骨ラーメン発祥の地であったであろうか。
その看板を目にするにつれ、珈琲しか入れていない身体は空腹を憶えていく。そうして出会った一軒。"丸星ラーメン"の文字が染められた暖簾を上げる、今にも崩れ落ちそうなラーメン屋へと立ち寄った。

"丸星ラーメン"
子供の頃よく遊びに行った雑貨屋のように薄暗い店内へと一歩足を踏み入れると、豚骨を煮込んだアノ臭いが鼻を突く。ソレと共にラーメン屋特有の湿度の高い熱気が襲いかかってきた。
一瞬躊躇したものの、スロープを下り入るという一風変わった造りの店内へと進み、券売機で食券を買う。ラーメンは350円と非常に安い。それから"すし"のボタンも目に付き、それも合わせて購入することにした。ラーメン屋で"すし"といえば早寿司のイメージがあったので、当然ソレだとばかり思い込んでいたのだが、見事に裏切られてしまった(当然である)。仕方なしに席に着き、巻き寿司をつまみながらラーメンを待った。
店の暗さ、豚骨の臭いに慣れてくると、今度は壁に貼られた物が気になりだした。警察犬の写真、新聞の切り抜き、昭和の香り漂うポスター、他にも何やら怪しげな物が所狭しと壁を埋め尽くす。そんな物を流し読みしていると直ぐにラーメンが出てきた。

ポタージュスープほども濃い乳白色のスープには、チャーシュー、刻みねぎ、のりが浮かぶ。麺は柔らかめに茹でられた少し太めのストレート麺。ツーリングの定番、マルタイ棒ラーメンを彷彿させられる味だ。かなりこってりしたスープなのだが、見た目より脂分が多くないせいか意外にも全て飲み干せる。現れた丼の底には骨髄の滓が溜まっている。僅かに残した物はそれだけであった。
さほど美味い、という程の物ではないのだが、この雰囲気と350円という値段を考えれば、再び訪れたいと思わせるに十分な店であった。

丸星中華そばセンター
住所:福岡県久留米市高野2-7-27 ラーメンマップ
電話:0942-33-6440
営業時間:24時間
定休日:第2、第4木曜
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