2008年1月29日火曜日

旬魚酒菜 五郎@古町

予算¥5,350(生ビール¥500、純米吟醸 緑¥700、五郎酒¥500、ヤリイカ刺¥500、南蛮エビ刺¥600、のどぐろ塩焼¥時価、付出(ブリ大根、青菜と揚げの炊いたん、大学芋))

今宵の宿は新潟で取ることに予め決めていた。ゆっくり腰を据えて呑めそうな店を下調べし、候補として"五郎"を選び出していた。万代にも店を出した事を地方誌で知るが、やはり夜遊びといえば古町が気分なのでそちらへと向かう事にした。

"旬魚酒菜 五郎"
キャッチがたむろする、うす暗いアーケード街を抜けていく。小さな看板に導かれて雑居ビルの奥まったところにある入り口を潜った。一時期流行った民芸調の内装、調理場を囲むようにカウンターが廻りこむ。その背後は狭い通路を挟み、小上がりになっている。入り口で靴を脱ぎ、カウンターの隅に腰を据える。立ちこめる紫煙が鼻を衝き、背後からは大虎達の猥談が響き渡る。古町とはいえ、少し度が過ぎるかも知れない。注文を待つ間、居心地の悪さは堆く積み上がっていった。

三日前にスルメイカの沖漬けを食べ蕁麻疹を出したばかりなのに、性懲りもなく頼んだヤリイカの刺身。これがまたハズレで、この店を選んだことを後悔し始めた頃、次の南蛮エビが出てきた。少し大ぶりな甘エビ(実際同じ品種である)といった見かけのこの南蛮エビは、記憶にある限りでは最も甘く、爽やかな香りの甘エビであった。少し機嫌も直り、緑、五郎酒と呑み進める。よく冷えた竹筒に入れられた"緑"はスッキリとした飲み口の吟醸らしい味で美味かったが、"五郎酒"の方は純米酒っぽい荒々しさが少しこれらのアテとは合わない。
のどぐろ塩焼も大変美味しく、アテ、サケ共に満足させられるものだったのだが、店が良くない。料金が予想よりかなり高かった事も気になる。次回この地を訪れたときは他の店を試してみたい。

旬魚酒菜 五郎 古町店
住所:新潟県新潟市中央区古町通8番町1446 一蔵ビル 1F 居酒屋マップ
電話:025-229-5379
営業時間:17:30~25:00
定休日:無休
公式サイト


【アフィリエイト】
南蛮エビと甘エビの違いだって?そんなの当り前じゃないか!新潟で捕れるホッコクアカエビは南蛮エビ。他のところはすべて甘エビだよ。そう、それだけ甘さと旨さが違うんだよ。新潟で甘エビくださいって、言ってごらん。
殴られるよ!気をつけな!俺たちは、新潟で獲れる魚に誇りをもっているんだ。

食の陣実行委員会

0 件のコメント: