2010年10月27日水曜日

旬魚処 海蔵@大石

予算¥21,420(男2人女2人)(獺祭 純米瓶内発泡にごり四合瓶¥4,400、赤石 純米吟醸生原酒たれくち¥950、尾瀬の雪どけ 純米吟醸本生 夏吟¥900、キリン一番搾り生中¥500x3、お造り盛合せ(千葉産特大さざえ、福岡産よこわ、淡路産天然鯛、由良うに、あなご、あこう、しゃり玉付)、かわつえびのポテトサラダ¥680、さらし鯨のからし酢みそ¥580、うなぎ白焼¥900、自家製味噌漬の四種盛り、釜めし(貝柱(平木貝))¥1,050、他)

もう、随分と前の話になってしまったんだけれど、ボクの周りで"海蔵"さんが流行っていた時期があった。
なんだか"流行っていた"なんて言い方をすると、それはとってもおかしな言い表し方だなって気もするんだけど、"流行っていた"なんて言葉以外に適当な表現が思い浮かばないくらいに、ボクらの中では流行っていたんだ。

それで、ある日のこと。
いつも通り呑んでいると、いつも通りに"海蔵"さんの話が出たんですよ。そこでね、「前前から一度行ってみたいと思っていたんすよ」なあんて話に加わると、「行きましょう、行きましょう」と、彼女はその場で携帯を取り出し、予約を入れ、トントン拍子に事が運んで行ったんだ。


料理は至ってシンプル。旬の魚介をいじり廻さずに供する。素材が良いだけに、焼いた、茹でた、下ろした、ただそれだけで、その数数は十分に美味しかったんだ。

「発泡しとう"にごり"は頼んどかなアカンよ」と女の子達一押しの獺祭のにごりを頼んだんだけれど、二合瓶は切らしているそうなので仕方なしに四合瓶にする。
爽やかな香りとスッキリとした後味。そのシャンパンのような軽やかさは、女の子が好きだって言うのも頷ける口当たりだな。もちろんボクも好きな味。

それから、〆の釜めしは、三十分くらいかかりますので、と云うので早めに頼んでおいて、追加のアテと地酒を注文。
獺祭(山口)、赤石(兵庫)、尾瀬の雪どけ(群馬)、初亀(静岡)、常山(山形)、賀茂金秀(広島)、玉川(京都)、岩の井(千葉)、豊盃(青森)、ひと夏の恋(宮城)、開運(静岡)、等などと、リストに並ぶ地酒は半分くらいは呑んだことがなかったけれど、これから先先の事も考えて、控え目にしておいたんだ。色色と試してみたかったんだけどね。

お釜にこびり付いたおこげまで美味しくいただいて、一人頭五千円だもんね。これは、かなり満足したな。

その後、二軒目へと向かう途中で「ここが親御さんの魚屋さん」と教えられ、さすがは魚屋さんがやってはるお店だな、と、その目利きに納得したんだ。

旬魚処 海蔵(みくら)
住所:神戸市灘区大石東町5-6-10 海鮮マップ
電話:078-882-5228
営業時間:17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日:日曜、祝日の月曜
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