2010年10月8日金曜日

杭州飯店@燕三条

予算¥750(中華そば¥750)

燕三条ラーメン発祥である福来亭の流れを汲むという"杭州飯店"

そこは、開店間もない時間だというのに席の八割方が埋まっておりました。当然ながら相席です。

甘めの魚介系醤油スープに背脂たっぷりって云うのは、尾道ラーメン風で結構好みな風味です。そこに細かく刻まれた生玉葱とシナチクにチャーシューが加えられるなんてのも、よく考えられた具材なのですが、もう一つの特徴でもあるその麺が、ボクには全く合いませんでした。

"うどん"をラーメンスープで食す、なんて食べもんは、全くもって初めてです。まあ、この麺は"うどん"というか、そもそも"うどん"ですらなく、"すいとん"を細長く切ったようなしろもんなのですけれど。その、かん水を用いずに練り上げられたためにコシはなくネチョッとした感じは、まさに"すいとん"や"ひっつみ"としか云えないような食感なのです。その荒れた切口は打った後、長時間寝かせられたが故のものでしょうか?啜り込んで喉越しを味わうような食べもんではない事だけは確かです。

中華麺に和風だしと云うミスマッチな組み合わせの"黄ぃそば"だとか"駅そば"だとか"キーシマ"なんて喰いもんも関西では一般的にあるにはあるのですが、このラーメンスープにうどんを入れてみた、なんてもんはこの辺りでしかないような独特な食文化であり、独自の味わいなのでした。

でもボクは、このスープにこの具材でしたら、佐野ラーメンみたいなコシの強めな平打麺の方が美味しいと思うのです。

杭州飯店(こうしゅうはんてん)
住所:新潟県燕市西燕49-4 ラーメンマップ
電話:0256-64-3770
営業時間11:00~20:30
定休日:月曜(祝日の場合は翌日)
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