予算¥1,300(付け鴨(黒打ちそば)¥1,050、大盛+¥250)
蕎麦処のひとつである盛岡に於いて、ボクの一番好きな蕎麦屋は、と云えば"やまや"であるのかも知れませんが、ここ、"百壱 楠"もまた、中中の蕎麦を食わせる処でありました。
そこでボクが頼んだのは、付け鴨を黒打ち、さらに大盛りで、です。
運ばれてきたその品は、かなり不揃いな切口に時季外れの蕎麦って事もありましてあまり期待はしていなかったのですが、それがまたどうしてどうして、予想以上のお味でした。
香ばしく焼き上げられた鴨がたっぷりと入った甘めの蕎麦汁に浸けていただくその蕎麦は、脇役でありながらしっかりとした存在感を持つ甘みを帯びた葱や、一口啜れば鼻腔を伝わり脳天まで到達するほどの香り立つ鰹に負けないだけの味わいを保ったものでありました。
そして最後に注ぎ込む蕎麦湯のとろみまでも美味しく、神戸で食べたのであれば、この倍のお金を用意しなければならなかったであろう支払いにして、この上手さっていうのは、流石は達磨一門の末席に名を連ねるだけのことはあるなと、感心しきりでありました。
百壱 楠(ひゃくいち くすのき)
住所:岩手県盛岡市手代森14-16-70 蕎麦マップ
電話:019-696-1019
営業時間:11:00~14:30 16:30~20:00
定休日:火曜
公式サイト
cp6 mf6 re6
0 件のコメント:
コメントを投稿