予算¥1,990(月桂冠 上撰¥500、生中¥450、手羽先唐揚げ(3ヶ)¥360、龍の玉子を使った親子丼¥680)
琉球料理屋だった店がいつの間にやら串カツ屋らしきものになっていた。誇らしげに看板に映し出されて出されていた写真、その手羽先唐揚げが気になった。
"手羽先唐揚げと串カツの店 あいあい"
居抜きの入れ物に間に合わせの什器をぶち込んだだけといった感じの店内。カウンターのスツールは当然の如く高さが合っていないし、奥のテーブルも取り敢えず置いてみました、といった感じで間抜けだった。そのカウンターには大皿料理が並び、沖縄料理らしきものも並んでいる。それだけが以前の店との繋がりを示すかのように。
落ち着きの悪いカウンターに着き、手羽先唐揚げと生中を頼む。予想通りの名古屋風手羽先唐揚げといった外見、手に取ると胡椒のスパイシーな香りが漂ってくる。ただ、手羽先の先まで付いているのが違うところだろうか。その味も甘辛く名古屋風なのだが、香辛料の辛さはなく、ちょっと物足りなさを感じる。
壁に貼られたメニューをながめていく。ミーゴレン、自家製ベーコンのあぶり、あいあいらーめん、明太子マヨネーズのパスタ、土手煮など統一性が感じられない。串カツ屋だと思って入ったのだが、居酒屋という位置付けなのであろうか?
しかし、そういった雑多なメニューの中でも目を惹くモノが無いわけではない。"龍の玉子を使った親子丼"だ。冷酒と併せ、その親子丼も頼んだ。
冷酒を傾けながら、その手際を見ていく。最後に黄身をひとつ落として完成となった。先ず、その黄身の赤に近いオレンジの色に驚く。黄身を潰し、混ぜ合わせ口へと運ぶ。残念なことに、その赤みからから期待するほどのコクや風味は感じられない。飼料に色つきのものを混ぜるとそれが黄身に出るという話を聞いたことがある。これもその様にして育てたものなのかも知れない、そんなことを思いながら食べ進めていく。溶き卵の固まり具合も半熟ではないし、割り下が多く、ご飯までシャブシャブになっているのも好みではない。ここの親子丼も私の求める味からは程遠かった。
さほど美味しいわけでもなく、居心地の良い造りでもなく、安いというほどでもないのだが、何となくまた足を運んでしまいたくなる、そんな店が幾つかある。ここもそんな感じの店である。
手羽先唐揚げと串カツの店 あいあい
住所:神戸市東灘区北青木3-7-13 親子丼マップ
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2 件のコメント:
琉球という沖縄料理屋になったようです。
"琉球あいあい"でした。
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