2010年12月30日木曜日

竹寿司@清水

予算¥500(ちらし(ランチタイム)¥500)

 清水魚市場にて海鮮でも食べましょか、と思って"河岸の市"などを訪れたのだが、どの店でも2、30人の待ちが並ぶという酷さだった。

 そんなに並んでまでは食べたくないが、せっかく清水に来ているのだから魚は食べておきたいな、なんて思いながらぶらついていると"ちらし¥500、にぎり¥500"とランチタイムだけとはいえ、破格の値段を掲げる寿司屋を見つけたのだった。


「小吉田の立場に到れば酒屋あり。小さき桶に鮓を漬けてひさぐ。長門鮓といふ。味ひよろし。」と"改元紀行"にあるように、ここ静岡では、小振りな"ちらし"もまた名物らしい。
 たしかに、これだけで済ますには足りないだろう、といったくらいに小振りではあるのだが、そこは清水らしく新鮮なマグロに〆鯖、サーモン、茹で海老、ツメの塗られた蛸、玉子と煮椎茸に酢蓮根などなどと、彩りも鮮やかに多彩な具が並ぶ。細かく刻まれたガリがまぶされたシャリも固め目で、これまた好み。これにワカメと豆腐の赤だしまで付くのだから、気持ち的には十分に満足だ。大盛り(600円)も出来るので、それなら腹具合的にも満足出来るかもしれない。

----------------------------------------------------------------------

静岡ちらし
基本レシピ五箇条
1.まぐろ 生、ヅケ問わず
2.桜海老 静岡県産の生、釜揚げ、佃煮等も含む
3.〆 物 静岡県産のアジ、サバ、コハダ等の酢〆魚
4.お 茶 静岡県産の粉末、抹茶等
5.わさび 静岡県産の山葵漬等加工品も含む

 静岡県産の代表食材上記の5品目と静岡県産の季節野菜などの五つの具材を含むバラちらしずしをいいます。
この他にも虹鱒、うなぎ、かつお削り節、穴子、しいたけ、茹で海老、きざみのり、イクラ、酢ハス、かんぴょう、インゲン(季節物)、玉子焼き、パプリカ黄赤、おぼろ、水菜(季節物)、ガリ、みつば、白ゴマ、ミニトマトなどの静岡県産の具材を使って調理されたもので、季節、地域やお店により具材の種類や量は異なります。
 加盟店それぞれが工夫を凝らし、風情と趣で彩りました。静岡県の四季折々の「静岡ちらし」をお楽しみください。
 静岡県西部遠州では、ほとんどが干瓢と椎茸で、海苔、人参、蓮根、紅生姜、玉子、竹輪、おぼろ、油揚げなどが使われています。
 静岡市吉田では、五目すしの具は人参、蓮根、椎茸、油揚げ、コンニャク、たけのこ、わらび、乾燥 八ツ芋の茎(芋茎)等を甘く煮ます。
 静岡市用宗では、油揚げ、人参、干し椎茸、きゅうりキヌサヤ(きゅうり)、紅ショウガ、玉子、たけのこ、桜海老、きざみ昆布などが使われています。「きざみ昆布やヒジキが入っていないすしは、食べた気がしない」とまで言われ、干しきざみ昆布、ヒジキは五目ずしの必需品となっています。この他にも地域によって具の種類、量は様々で、各店の味を食べ比べるのもいいかもしれません。

竹寿司
住所:静岡県静岡市清水区巴町11-14 寿しマップ
電話:054-352-9540
営業時間:11:00~14:00 17:00~23:00(月、水~土曜)、11:00~14:00 17:00~21:00(日祝日)
定休日:火曜
cp6 mf5 re5

0 件のコメント: